引越しコラム column

都会だけど家族で住みやすい 落ち着いた大阪の街は?


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大阪は東京に次ぐ大都市ですが、まだまだ下町の風情も残っています。

大都市の駅から少し歩いたり、また電車で1駅離れたりすると、全然ちがった顔を見せてくれます。

都会だけど落ち着いている街は、仕事に出るお父さんにとっても生活するお母さん、学生として学校に通う子どもたちにとってもベストの街と言えます。

 

地下鉄谷町線・長堀鶴見緑地線「谷町六丁目」駅

大阪市中央区にある「空堀商店街」周辺エリアをご紹介します。

地下鉄の2つの路線が交わり好アクセスの「谷町六丁目」ですが、周辺は懐かしい雰囲気が漂います。

戦災を逃れたたくさんの長屋や路地、石畳などが残され、近年では長屋をリノベーションした複合ショップが点在しています。

江戸時代には瓦土取場だったため、今でも起伏の激しい地形となっています。坂が多いので、スニーカーかぺたんこ靴の方が歩きやすいです。

ここは映画にもなった小説「プリンセス・トヨトミ」の舞台としても有名になりました。

お店も昔ながらの鰹節屋さんがあったり、若いアーティストのギャラリーやおしゃれなカフェ、果物屋さんがあったりと、古い文化と新しい文化が交じり合い共存しています。パン屋さんの激戦区としても、知られるようになりました。

若い人からお年寄りまで楽しめるので、家族で住むのにぴったりの界隈です。

この街の良さに気づく人が多くなったせいか、最近は新しいマンションが次々と建設されています。

 

地下鉄谷町線「天神橋筋六丁目」駅

大阪市北区にあるアーケード商店街「天神橋筋商店街」は、日本一長い商店街として有名です。

南北に2.6キロメートルの長さ、およそ600店のお店が並んでいます。

端から端まで歩いてみると、商店街とは思えない長さで、ちょっとしたウォーキング気分です。完歩した人には、「満歩状」が配られるイベントもあるくらいなのです。

商店街というのは1つ1つのお店が独立経営でありながら、全体で1つの商店街を支えているという雰囲気があります。お店同士、人同士が支えあい、助け合う土壌ができているのですね。

なので商店街がある街は、人情に溢れ温かい雰囲気に包まれています。

近くに住んでいるとなると、とても優しくしてくれるでしょう。商店街を歩けば、必要なものは何でも揃ってしまうのもいいですね。

 

阪急宝塚本線・箕面線「石橋」駅

池田市にある「石橋」という土地は、マイナーで大阪府民でもよく知らない人が多いのではないかと思います。

しかし交通の要所としてはなかなか重要なエリアです。阪急宝塚本線と箕面線が分岐する場所、国道171号と国道176号も交差する場所です。

大阪大学のキャンパスがあるのでは、学生街としての顔も持ち、駅の西口にはなかなかの賑わいを見せる商店街もあります。

全国で多くの商店街が廃れさみしくなっていく中、この商店街はいつまでも元気です。

まず大型ショッピングセンターが近くにないこと、そして近くの大阪大学の学生の利用で利用者の高齢化を免れていることなどが理由になっています。

大阪大学と商店街のコラボで、ファンサイト、イベントや清掃活動など盛り上がっています。

学生にとっては社会勉強になるし、地域住民の活性化にもなる、有機的なコミュニティ活動の見本となるような街です。こんな街に住んで、街のイベントにどんどん参加し、商店街の皆さんと顔見知りになったら楽しいだろうなと、想像させてくれる街です。

JR京都線「高槻駅」

どこの街が住みやすいのか調べるときに、必ずと言っていいほど参考とされるのがリクルート住まいカンパニーによる「住みたい街ランキング」ですね。

こちらの住みたい街ランキング、実は男女別での結果やシングル、ファミリーなどのライフステージ別ランキングも発表しています。

そしてここ数年、関西版のファミリーランキングにて順位をじわじわと上げているのが高槻市です。

リクルート住まいカンパニーによると、「教育や医療などの施設が整っている」ため高槻市の人気が上がっているのだそう。

高槻市の公式サイトによると「所得制限なしの子ども医療費助成制度が充実している」ということです。

教育も医療も子育ての核のような存在ですから、これはかなり重要ですね。

また、高槻市は大阪府の中心地へのアクセスがいいのもポイントです。

JRに乗って、子どもと一緒に週末はふらっと出かけたいという方にも便利な場所です。

都市的な良さと田舎的な自然を兼ね備えた高槻なら充実したファミリーライフを送れそうです。

 

まとめ

震災などの災害に直面して日本人は、やっぱり地域住民とのつながり、そして古くからそこに住んでいるお年寄りの知恵が大切ということを学びましたね。

その街の一員となって近所の人々とつながることができる街に、魅力を感じる人も多くなっているのではないでしょうか。