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引越しが子どもとママに与えるストレスとは?

子どものイメージ画像

引越しのストレス

●ストレスとはゆがみの状態

ストレスと聞くと人間の気持ちが穏やかでない状態をイメージする人が多いと思いますが、本来のストレスという言葉は人間に限らず物に対しても言われることで、何かの外的な刺激を受けたことにより、その物がゆがんでしまっている状態を指しています。

その原則を人間に当てはめると、やはり私たちのイメージは正解で、刺激によって心がゆがめられてしまっている状態と言えます。

 

●ストレッサーとは

心がゆがめられてしまうその刺激を「ストレッサー(ストレスの原因)」と言いますが、どんなものがあるかご存知でしょうか。

例えば寒さ、暑さの物理的ストレッサー、薬は科学的ストレッサー、風邪ウイルスは生物的ストレッサー、悲しみや興奮などは心理的ストレッサー、このようなものです。

並べてみると、刺激は日々たくさん受けているのだなと思いますよね。

そこで引越しですが、自分をとりまく環境が一気に変わるので、様々な「不安」が押し寄せる心理的ストレッサーが多いと言えます。

●ストレス反応はいろいろ

刺激により心がゆがめられると、それをもとに戻そうと働きますが、その時に生じる変化をそれをストレス反応と言います。

イライラしたり集中力が低下したり、無性に悲しくなったり、または動悸、呼吸困難のような身体の変化も現れることがあります。

ほうっておいて重症化してしまうと、うつ状態になってしまい生活が困難になることもあります。

●引越しでは気付きにくいストレス反応

引越しのストレスで心配なのは、このようなストレス反応に気付かない場合が多いことです。

なぜなら、引越しの前後はやることがたくさんあり、常に忙しく追われて自分を顧みる余裕がないからです。

また、引越し後の新生活に期待する、わくわく楽しい感情により隠されてしまうからです。

新生活は元気な心でスタートさせたいものです。
引越しの時にはストレス反応によく注目してみましょう。

引越しと子ども

●子どもも引越しのストレスは受ける

さて、お子さんをお持ちのお母さんにとって、お子さんが引越しのストレスを受けることは自分のことよりも心配でしょう。

子どもは環境の変化に強いという意見もありますが、多かれ少なかれ刺激に反応はするはずです。

また、小さい子どもは引越しそのものが理解できないからこそ、急な環境の変化は大きな刺激となりうるのです。

 

●引越しが子どもに与える影響

引越しが子どもに与える影響は、年齢によっても様々です。

*赤ちゃんでしたら部屋の明るさの違いだけでも大きな影響です。

*幼稚園、保育園のお子さんは、お友達や先生との別れという試練を与えます。
と同時に新たな友達や先生との関係作りという不安も与えます。

*小学校のお子さんなら友達との関係はさらに深いものになっていますから、より影響は大きいものとなります。

*中学生のお子さんでしたら、クラス以外にも部活のコミュニティーもありますし、そろそろ恋愛事情も考慮しなければいけないかもしれません。

好きな人との別れは思春期の子どもにとって大変なストレスです。
また、人生を左右する受験にも影響を与えるかもしれません。

 

●引越し後の子どものストレス反応に注意

このように引越しは子どもに様々な影響を与えます。

実際に引越し後に、夜泣きがひどくなった、急にどもるようになった、身体に湿疹が出た、再びおねしょをするようになった、などという変化が現れるお子さんがいるようです。

このような反応が見られたら、引越しによるストレス反応かもしれません。
引越しから受けるストレスができるだけ少なくなるよう、また、早く対処して回復できるようにサポートしていきたいものです。

 

引越しとママ

●ママにとって引越しは大変なイベント

妊娠中のお母さんも含め、お子さんをお持ちのお母さんにとって、引越しは人一倍大変なイベントです。

単身の引越しよりも考えることは倍増です。
お腹の子を守りながら、子育てと両立しながらの作業は、ストレスとの戦いではないでしょうか。

 

●まずママが元気でいて!

先にも述べたように、お子さんの年齢によっても受ける引越しのストレスは異なり、反応も異なります。

引越しの経験があったとしても同じ条件の引越しはなく、毎回その年齢のお子さんとともに異なる環境に挑まなければなりません。

しかしお子さんのケアをしたいと思いつつも、仕事や家事はいつもと変わらずこなさなければならず手一杯になるのが普通です。

大事なのはお母さん自身がまず元気であることです。
事前に集められる情報は集め、対処できることは対処して、家族みんなで楽しく引越しができるようにしたいですね。

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