引越しコラム column

不動産屋は信用しないで!? 我が家に起こった学区の偽りと横領問題


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家族での、初めての引越しには、予想もしなかったトラブルがつきものです。

両親がマイホームを購入したのは、地方の町の不動産屋で、今から考えるとそこそこ立派な建物の会社だったように思いますが、やはりトラブルは発生・・・!我が家に起こった、不動産屋がらみのエピソードをまとめました。

 

転校しないはずだったのに?学区が違う!

両親がマイホームを建てる際に、私に約束してくれたこと。それは、小学生だった私が、転校をしないで済むように、同じ学区内で家を探す!ということでした。

中古を買ってリフォームするか、土地を買って家を建てるか。そうして色々家や土地を見に連れて行かれる時も、元々住んでいた家の付近であり、きちんと学区を考えていてくれました。

結局、住んでいた家から少し距離がある場所に土地を買い、新しく家を建てることに。「本当にここ、転校しなくて済むの?」ときいた私に、「きちんと不動産屋に確認をとってあるから大丈夫、安心して」と答えてくれました。ところが・・・
なんと、学区が違うから転校しなくてはならないことが発覚したのです!!

発覚は、おそらく市役所に住所変更を届けに行ったときだと思います。両親にとっても、晴天の霹靂だったに違いありません。きちんと確認したのに!どういうことだ!と。

結局それは、どうしても売りたかった不動産屋が、きちんと調べもせずに軽い気持ちで「●●小学校の学区なので大丈夫ですよ」と言ってしまったらしい、とのことでした。

結局、それでもどうしても転校したくない、とダダをこねた私に、両親は「元の家も借りておき、住民票を移さずにおく」という苦肉の策を練ってくれました。今考えると、なんて子供に甘いのでしょう(笑)。

それができたのも、元の家が公団住宅か何かで、家賃がとっても安く、空きも多いアパートだったからこそ。普通はそんなことは出来ないと思います。

越境通学に関しては、市町村によっては措置がとれる場合もあるようですが、子供にとっての転校は一大事。学区については、不動産屋の言葉などを鵜呑みにするのではなく、きちんと役所などで確認した方がいいですよ!

 

振込みをした、頭金が横領される!

引越しも完了し、新しい家でようやく落ち着いて生活を始めた頃。1本の不動産屋からの電話で、両親が急に騒がしくなりました。

「振込み用紙の控えなんて、半年以上も経ってあるわけない!」「履歴とかって残らないの?!」・・・

子供だった私には詳しいことはわかりませんが、どうやら、確かに振込みをした頭金を、不動産屋に支払われていません、という連絡がきたようで。不動産屋の女性社員が、横領をしていたことが後ほど発覚した、ということでした。

あの女の人、首になったんだって、と両親が話していたのを覚えています。会社自体が怪しかったわけではなく、それは良かったのですが、なんともついていないこと!

振込みをした用紙を保管していなかった母も良くないのですが、何が起こるかわからないので、お金に関しては記録は全て長期保管していた方が良いと思います。

 

引越しに関しては自分で調べること

何もわからない身としては、プロの言うことだから・・・と、不動産屋の言うことを、何でも信用しがちになってしまう所はありますよね。だけど、全てを鵜呑みにするのではなく、きちんと自分で調べることが大切だと思います。

そして、きちんと記録をとっておくこと。何かトラブルがあったときに、証拠として提出できるようにしておくことが大切だと思います。

幸い私は、転校せずに済みましたが、どうせ転校するのだったらもっと違う場所に家を建てたのに!ということになっていたかもしれません。簡単に信用してしまう両親だったのかもしれませんが、何かあってからでは遅いので、きちんと調べ、記録をとる癖をつけておいてくださいね。