引越しコラム column

引越し業者の訪問見積もりってどうして家に来るの?ネットだけで済ませられる?


訪問見積もりで引越し業者さんを家に入れるのに抵抗がある…ネットの見積もりだけで済ませたいんだけど…?という方に、絶対に訪問見積もりをしてもらうべき理由を解説します。

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引っ越しをする時、家電や大型家具などの移動を考えると専門の引っ越し業者に頼むことになりますよね。CMなどで見かける大手の業者から、地元密着の小さな業者まで、たくさんの業者の中から、自分にあった業者を選ばなくてはなりません。業者選びの大切な指標となるのが、引っ越し費用の見積もりです。

この見積もり、インターネットなどで複数の業者へ一括の見積もり依頼ができたりするのですが、こういった一括請求で得られる見積もりは、引っ越しの移動距離と、マンションなのか戸建なのか、また、単身なのか、ファミリーなのかといった、おおまかな分類で出される簡易的な見積もりです。

実際にかかる費用を見積もってもらうためには、業者の方に、自宅へ訪問してもらい、家や荷物の状況を確認したうえで、算出してもらう必要があるのです。

 

訪問見積もりをせずに済ませたい

見積もりのためとはいえ、自宅に引っ越し業者の方に来てもらうのは気が進まないという方も多いと思います。引っ越し前で部屋の中が荒れていたり、仕事で忙しい時にそんな時間が作れなかったり、しつこく営業されるかもといった不安や、女性の一人暮らしだと、他人を家に上げること自体に抵抗があったり。他人を家にいれたくない、その気持ち、とてもよくわかります。

かくいう私も、自身の引っ越しの時は、どうにか訪問見積もりをしないで済むように、あれこれ調べて画策した派です。でも、あれこれ画策した結果、はっきりわかったことは、訪問見積もりは必要だってことです。気が進まなくても、面倒でも、訪問してもらったほうが、お得になったり、後々の面倒が減ったり、結果的に絶対にプラスになるのです。

 

訪問見積もりって、何をしにくるの?

訪問見積もりでは、下記のようなことを確認されます。

 

1.は、引っ越しに使用する車が、自宅前に停められるのか、それとも、少し離れた所に駐車しなければならないのかで、作業する人の労働力と、引っ越しに必要になる時間が変わってくるので、見積もりの金額を算出するのに必要となってきます。

 

2.は、部屋が建物の何階にあるのか、エレベーターは使えるのかが、引っ越しの作業量に関わってくるので、確認が必要です。
また、ベッドなどの大型家具がエレベーターに乗るか、通路を通れるのかも確認します。万が一通路を通れない場合は、ベランダからロープなどでつり上げて搬出する必要があり、機材や人員が余分に必要になることから、見積もり金額に関わってきます。

 

3.は、引っ越しの代金は荷物の量も影響しますが、この荷物の量を運ぶために、どのくらいの人員が必要なのか、トラックは何トンのものが適しているのかといったことで、費用が算出されます。

 

大きな家具や家電などは、メールや電話でも知らせることができますが、本や服、台所用品などの細かな荷物を段ボールに詰めた時に、どのくらいの個数になるのかということは、引っ越しの素人では、なかなか判断ができません。そういった荷物の総量を把握するためにも、実際に訪問し、状況を確認することが必要なのです。

 

訪問見積もりしないとどうなる?

訪問見積もりをしなかった場合、当日、いきなり業者の方がやってくることになります。その段階になって、

  • トラックを止める場所がなかった。
  • エレベーターに家具が入らなくて、搬出できない荷物が出てしまった。
  • 見積もりで伝えていた荷物の量より、実際の荷物が多くて、トラックに積み切れないものが出てしまった。

といったトラブルが発生してしまう可能性があります。

近隣への引っ越しであれば、多少の積み残しがあっても、残りは後日、自分で運ぶといった対応が取れますが、遠方への引っ越しの場合、それもできません。

結果、引っ越し業者にお願いして、後日、運んでもらうといった二重引っ越しになって、余計な金額がかかったり、部屋の引き渡し日が迫っているのに、荷物が搬出できていなくて延長分の家賃が発生したり、管理業者ともめたりといった事態が発生することもあります。そういった事態を避けるためにも、訪問見積もりは必要なのです。

 

女性スタッフに依頼しては?

それでも他人を家に入れること、荷物を見られることに抵抗がある方は、女性のスタッフだったらどうでしょう?引越業者というと男性スタッフのイメージが強いですが、最近では女性スタッフの活躍も目立つようになってきています。

コールセンターに電話するときに、女性スタッフの派遣が可能か聞いてみましょう。3月の繁忙期にはスケジュール調整が難しいかもしれませんので早めに確認することをおすすめします。

 

訪問見積もりに来てもらうのは、気が進まない方も多いと思いますが、実際に訪問してもらうことで、避けられるトラブルも多く、いざトラブルが発生してから後悔するよりは、最初にきちんと訪問してもらい、無用なトラブルを避けましょう。