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15/11/11 引越しコラム column

新しい環境に馴染もうとしない子への対応を自身の経験から考えた

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これから書く話は、僕の中でもよく分からない話なのです。

つまり、これが良かったんだと思うって答えが見付かっていないのです。

相手が女の子だった、って事も大きく関係しているのかもです。

でも大人になった今振り返ってみると、新しい環境に馴染もうとしない子の気持ちがわかってきた気がするので、よく分からない話ですが、ありのままの子どもの気持ちとして受け入れていただけるなら、読んでみて下さい。

 

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転校生を迎える

小学三年生の時転校を経験した僕は、小学四年生の時に転勤の多い父と同じ会社に勤めてるいる人の男の子を元転校生として迎える側になったのです。

そして先生から元転校生だからという理由で、その子が新しい環境に馴染めるお手伝いをしなさい、と特命を授かりました。

結果、それは転校シュミレーションをしていた僕とは違う形だったけれど、彼はなんとか無事にその地域に馴染む事に成功したんですね。

彼は彼で僕とは違う仲良しグループに入った事もあり、たまには遊ぶけど・・・放課後は別行動が多くなっていて、僕の特命は解除されてやれやれと思ってました。

 

女の子の転校生

そんな中、楽しかった夏休みが終わり、もう一人、問題の女の子が転校してきたんです。

女子か・・・。

もう少し年齢が上がれば、女の転校生なんてワクワクするのかも知れないけど、当時は田舎の小学四年生。女子なんてホームルームで先生にチクる敵でしかありません。

関係ないな、って思ってたら、また先生から呼び出されました。

「彼女の事もお願いね」

内心は、えーー…。

たぶん顔に出たと思います。

だって、女子は女子が面倒見れば良いじゃん、って思ったから。

それに夏休みが終わると忙しいのです。

その地域の神社で秋祭りがあるのですが、そこでの踊りの練習とか、山車の組み立てや飾りつけの手伝いがあるのです。

お祭りに参加できるって、なんか地元の人って認められたみたいで嬉しいじゃないですか。

それに大人達も混じって、わいわい楽しいし。

うーん…ってなってる僕に、先生は、「でもお父さまと同じ会社の子だし、同じ所に住むワケだし」と諦めません。

同じ所ったって、社宅(団地)だから住所は同じだけど、当然部屋は別です。

とりあえず、誰か女子が協力してくれるなら、って事で、クラス委員の女の子も手伝う事になったのです。

 

クラス委員サジを投げる

で、その転校生の女子ですが、気が強そうで愛想がない

最悪だ、って思いました。

どうも前の転校生の彼と違って、人見知りってワケでも無さそうです。

彼女はクラスの誰とも仲良くしようとしないので、浮きまくりです。

「わたし、ムリだから」

女子のクラス委員がキブしました。

えぇぇ・・・ちょっと待ってよ。

とりあえず、友達グループに相談というか愚痴りました。

「僕一人でどうすりゃ良いのさ?」

「あぁ・・・。災難だな」

「放っとけば?」

「そうそう。その内、また転校すんじゃない?」

彼女の評判は散々です。

そこで、「そうだね!放っとくか!」って言わず、うーん・・・って考え込んでしまったワケですが、今にして思えば、この性格が大人になっても無茶振りされ安い性格に繋がってるのかも知れません。

とりあえず、女子の事は女子に聞いてみないとな・・・。

そんなこと言ったって誰に聞く?クラス委員だって投げたんだぜ。

そんな話になっていき、一人の友達の顔を見詰めてしまいました。

「ん?」

「妹、いるじゃん!」

「えぇぇ!?アイツに聞けって?」

僕は一人っ子だし、女子の事を母親に相談するのも、なんか嫌だったのです。

ってワケで一番身近で手頃?な女子は、その友達の妹でした。

 

相談相手にならなかった友達の妹…

友達の家に行き、待ってると妹が帰宅してきました。

兄貴が呼ぶと、警戒心丸出しでやってきます。

もっと兄妹の仲の良い、お兄ちゃんを慕ってる妹が理想なのですが、そんな妹はなぜか僕の周りにはいません。

僕が相談したい事があると言うと意外そうな顔。

うーん・・・と僕から兄に視線を移した妹が、再び僕にムッとした視線を戻して言ったセリフ。

「その相談聞いたら、何くれる?」

!?

コイツ、性根が腐ってやがる。

そう思った瞬間、兄である友達が、

「お前、なに言ってんだよ!?」

って、ペシッて頭叩いて、妹号泣。

最悪だ・・・。

 

こんなトコ大嫌い

そして、ある日、問題の女子転校生とたまたま帰りが一緒になったのです。

気まずい気まずい。けど目的地は同じ団地なんだから仕方がありません。

すると、あんたさ、って彼女が話し始めました。

「よくこんな田舎、平気だね」

「田舎・・・だけどさ。海も近いし、山も川も楽しいぜ?」

「わたしは嫌なの!虫とか出るし。前の学校に戻りたい。昨日もお父さんとケンカしたの」

「仕方ないじゃん、仕事なんだから・・・」

話してる内に、昨日のお父さんとのケンカを思い出したのかイライラしてきたみたいです。

サイテー、と嫌な目で僕を睨みます。

前の学校の友達のが良かった。こんな田舎の学校で友達作りたいとも思わない。話が合わない。

散々です。

今にして思えば、親友だかなんだか仲の良かった友達と、転勤という理不尽な理由で離れ離れにされた事、転勤を断らなかった父親へのフラストレーションを吐き出した瞬間だったのでしょう。

でも、当時の僕には、僕なりに努力して、好きになろうと頑張って、受け入れられて好きになった町を、田舎田舎とバカにされて面白いワケがありません。

頭にきました。

「じゃあ帰れよ!」

言ってしまいました。

前の友達は、田舎に住んでるってだけでクラスの連中を見下してバカにするお前のこと、立派だねって褒めてくれんのか?スゲー良い友達だな!

あんたなんかに何が分かんのよ!

もうケンカです。

で、最後に言いました。

「お前が元のトコに帰ろうが知らないけど、その前に友達の妹には一緒に謝ってくれ」

は?なんで?

友達と妹はアレ以来、口を利かない状態が続いていたのです。

妹を叩いた兄が悪いと家族も妹サイドに立ったので、家が気まずいって言ってました。

けど彼は、友達(僕)が相談しようとしたのに、物をねだった事が許せなくて、妹に謝ってなかったのです。

関係ない妹まで巻き込んだのは僕だけど、元々の原因はお前じゃないか、って理屈です。

「なんでわたしが?知らないわよ」

彼女とはそれで別れました。

 

そして、その日の夜。彼女は僕の家を訪ねてきたのです。謝りに行くと。

ずいぶん気まずそうにシドロモドロに妹さんに謝ってました。

わたしもふざけて悪かった、って妹さんも謝ってくれました。

兄貴よりお姉ちゃんのが良かった、って言ってた妹さんは彼女に懐いたようです。

さすがの彼女も、年下の女の子に田舎者って態度はとれなかったみたい。

その内、二人で遊ぶようになり、妹の友達経由でそのお姉ちゃんとも仲良くなって、彼女なりにネットワークを広げてったようです。

 

まとめ

僕は彼女が町に馴染む為に何かを出来たワケではありません。

これが、最初によく分からない話って書いた理由です。

やはり女子の事を男子に任せるのは、無茶振りだと今でも思います。

読者の方が女性なら、彼女の中でどんな変化が起こったのか分かりますか?

 

元転校生だった僕が言える事は、どんな町に住んでても、嫌な事もあるし、嬉しい事もあるよ、って事です。

そして、子供はそれに馴染むしかないのです。

子供の成長は早いですから、時間が解決してくれる、ってあると思うんですよね。

その時は分からなくても、あっという間に成長して分かるようになるって言うか・・・。

僕の経験から言えるのは、転校生に対して初めから敵意剥き出しの子なんていません。

とりあえず仲良くしたいのです。

変なこと聞かれたりするかも知れないけど、それは珍しいから。

昨日まで全然違うトコに住んでた子と友達になれるってスゴい事じゃない?

ってお子さんが不安に感じてるようなら言ってあげてくださいね。

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