引越しコラム column

シェアハウスで他人を気にせず電話できる?


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シェアハウスにすれば、色んな人と一緒に住めて楽しそうだと感じる方も少なくないと思います。確かに自宅と会社を往復する生活になってしまうと、どうしても交流の場が狭くなってしまいます。また、自分以外の誰かがいる、もしくは誰かが帰ってくる家というのは、ほっとするものでもあります。

しかし、シェアハウスの注意点の一つは音の問題。隣の人が声や音が気になるだけでなく、自分の話し声が相手に筒抜けになってしまいやすいのです。例えば、電話の会話が隣に筒抜けだとしたら…あなたは気にせずにいられますか?

 

彼氏との電話

彼氏との電話は、多くの人にとって家族の前で絶対に聞かれたくない会話だと思いますが、シェアハウスのルームメイトでも同じ、という方も多いでしょう。最もプライベートな会話をすることになりますし、人によっては言葉遣いや声音に変化が現れることもあるかもしれません。自分はそんな恥ずかしいことはしてない、と思っても案外甘えた声を出していないとは限らないのです。恋人は、自分だけに見せてくれる一面を喜んでくれるものですが、それが隣の部屋の人に丸聞こえだとしたら…。

また、時や場所を限定せず電話をしやすい関係ですので、普段は平気でも、周囲が寝静まった頃、よく音が響いてしまって聞こえてしまうケースも見受けられます。布団の中で囁いているつもりでも、もしかしたら筒抜けになっているかもしれません。

 

会社・学校からの電話

路上で電話するサラリーマンが、大声で業務内容を喋っていることがありますが、そもそも業務違反やビジネスマナーに反している行為ですよね。シェアハウスの中では、会社・学校からの電話をルームメイトやその友達が、偶然聞いているかもしれませんし、同じように注意しなくてはいけません。

また、トラブルに関連する電話だと、きつい口調で話すこともあれば、反対に自身が叱責されることもあるでしょう。おまけにそのような電話は、数分で終わらないこともしばしばありますので、気まずさは倍増です。

また、学生さんであっても、内容が、自身の学業や金銭に関わることや、誰かの個人情報に関連することであるケースは多々あるでしょう。人に耳あり障子に目ありと言いますし、どのような形でトラブルに発展するかが分かりません。

 

親からの電話

いつ帰ってくるのか、最近調子はどうなのかという親からの電話が来ると、親の愛情を感じる反面、うっとおしさを感じてしまうこともよくあることです。そうなると、つい冷たい声で返してしまうこともあるもので、そんな声を聞かれてしまっては気恥ずかしいというものです。中には、地方出身の人が親につられて方言で喋り出してしまい、強い訛りがあることがばれてしまって恥ずかしいを思いをした、なんてこともありえます。

もしくは、家庭の事情などがあり、決して他人には聞かれたくないような、長い電話が必要になることもあるでしょう。しかし、自分の家族関係を知られたくない、踏み込まれたくないという気持ちがあっても、そういったことに無頓着な人も中にはいます。そういった電話が聞こえてしまうのは、是非とも注意したいところです。

 

聞かれたくない場合は外で

どんなに対策をしていても、つい大声を出してしまうこともあれば、部屋の構造上聞こえてしまうこともあるでしょう。お互い様だからと思いやって、聞こえないように耳をふさぐことができればハッピーかもしれませんが、毎回そうできないというのが現実です。

結論としては、聞かれたくない電話が来た場合は、シェアハウスの外で話した方がよいでしょう。通常の家とは違って、密なコミュニケーションを活発に取ることができる、シェアハウスゆえのデメリットの一つですので、それについては受け入れて、うまく付き合っていく気持ちが大切です。