引越しコラム column

おしゃれになれる横浜の街は?


img_yokohama_fasshion_14

ハマトラって言葉をご存知でしょうか?1970年代に横浜の元町を中心としたエリアで流行した横浜トラディショナル(ファッション)の略です。もちろん今ハマトラがブームと言いたいわけではありません。このハマトラを流行させたのは横浜市に多数存在する大学の女子大生たちです。今の時代になっても、ゆるふわやガーリースタイルなどのファッションスタイルを生み出しているのは女子大生を中心とした年代になっています。

思えば大学生は、(表現は悪いですが)自分たちを縛っていた『校則』から解き放たれ、自由に自分を表現できるようになる最初の年代です。言ってみればファッション、おしゃれに対して最もハングリーな世代かもしれません。
ここではそんな流行の発信地である女子大生を中心とした世代が住んでいるエリアをご紹介します。
もちろん、日本に性別によって区別されているエリアはありませんから、以下に挙げるエリアは男性も住めますよ。
ここに住んだらあなたもおしゃれさんの一員になれるかも。

 

相鉄線 天王町駅~JR横須賀線 保土ヶ谷駅の間のエリア

ここは横浜国大とフェリス女学院(緑園都市キャンパス・山手キャンパス両方)という二つの大学からのアクセスが可能なエリアであり、両校の生徒が混在しているエリアです。話は飛びますが、フェリスの両キャンパスの中間に横浜国大があるため、両校は比較的交流が盛んで、インカレサークルなども存在します。

さて、このエリアは上記の通り両校の計3キャンパスからほぼ等距離にあることと、両校の交流が盛んなことから、特に女性の住民のファッションのレベルが高いエリアだと言えます。
もちろん、別のテーマで触れたように、社会人になっても住めないわけではなく、横須賀線の存在から、都心へのアクセスも良好です。そもそも天王町には横浜ビジネスパークというビジネスタワーがあり、就職と配属次第では、ここで全て完結してしまう可能性すらあります。

近年、ここ天王町付近のエリアの住環境は見直されつつあり、不動産会社がおすすめエリアとして紹介しているケースがあります。
横浜発のおしゃれ発信地はここかもしれません。

 

東急東横線 日吉駅

ここは慶応義塾大学の最寄り駅です。
慶応は学部によってキャンパスがかわりますが、一年生は全員この日吉キャンパスに配属になります。
上に述べたように、大学1年生はファッションの制約から解き放たれた最初の学年ですから、ここから徐々に慶応スタイルに洗練されていく、いわば『ファッション群雄割拠の街』とでも言えるでしょう。

勿論、住む上でもアクセスは良好で、横浜駅方面にも、渋谷方面にも一本ですし、市営地下鉄を駆使すれば新横浜やセンター北などのおしゃれかつ落ち着いた街にも簡単に行くことが出来ます。
あとは好みでどんなライフスタイルを作り上げていくか、この街は若者のファッションの方向性を決めてくれる街かもしれません。

 

京急線 上大岡駅

ここは横浜市の南の拠点です。
大学としては横浜市立大学へのアクセスが良好な街で、上大岡駅から最寄りの金沢八景駅まで快速特急で6分です。
(横浜市立)大学最寄りの金沢八景駅はアクセスや周辺環境的に少し物足りない部分があると感じる方もいると思います。しかしここ上大岡ならば街自体が栄えていますし、何よりも横浜駅や新横浜駅に一本で行けるというメリットがあるため、大学生だけでなく、社会人の方にもおすすめの街です。

大学生だけでなく、社会人にもおすすめの暮らしやすい街がここ上大岡です。必然的に住民の方のファッションのレベルも上がっているのではないでしょうか?

 

 

ハマトラの発信地は元町商店街ですが、当然そこを闊歩していた女性は全員元町にお住まいの方だったというわけではありません。

当時は大学進学率も今ほど高く無かったことから、元町の近くである山手にキャンパスがあるフェリス女学院に通うお嬢様の文化だったのかもしれませんが、大学の間口の広がった今の時代では、学生の住む街も方々に分散している傾向があります。
上に挙げた3箇所はそれでも各大学へはもちろん、都心へのアクセスも良好ですこら、大学生だけでなく、様々な方がお住まいの、おしゃれ群雄割拠の街かもしれません。