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生後10か月の赤ちゃんができることは?話す?ハイハイする?


出典:Fotolia

生後10か月の赤ちゃんといえば、「ハイハイ」から「捕まり立ち」ができるようになり、「つたえ歩き」「ひとり歩き」まで、できてしまう赤ちゃんも中にはいます。

日々目まぐるしく成長を遂げる赤ちゃんではありますが、今回は生後10か月の赤ちゃんはどんなことができるのしょうか?

今回は生後10ヶ月の赤ちゃんの特徴をご紹介していきます。

生後10か月の赤ちゃんの身長と体重

生後10か月の男の子の平均的身長は、68cmから77cm、体重は7kgから10kgです。女の子の平均身長は、66cmから75 cm、体重は6kgから10kg。

出生時と比べると、2倍以上から3倍成長していることになります。成長するにつれて、赤ちゃんの運動量が増えてきているので、体重の増加は落ち着く傾向があることを覚えておきましょう。

生後10か月の赤ちゃんの特徴

生後10か月の赤ちゃんは著しく成長を遂げています。

話すことができる

生後3か月頃から「あ~」「う~」と、喃語と呼ばれる言葉しか発せなかった赤ちゃん。生後10か月にもなると「ママ」や「パパ」、「ワンワン」や「ブーブ」と興味のある言葉を覚えて、言葉として発せるようになるのです。

言葉として発することはできなくても、生後10か月の赤ちゃんはどんどんと言葉を吸収するようにもなるので、「おはよう~」「ご飯食べよ~」「お着替えしようね~」など、話しかけながらコミュニケーションをとることも大切になっていきます。

つたえ歩きができる

個人差はありますが、机や棚や椅子を使い「つかまり立ち」ができるようになります。つかまり立ちができれば、そこからつたえ歩きができるようになるでしょう。

ママやパパはつかまり立ちができたら「1人立ち、1人歩きができる!」と、焦ってしまいがちですが、赤ちゃんのペースでゆっくりとすすめていきましょう。

あくまでも平均値でありますので、過度に急ぐ必要はありません。

ひとり遊びができる

おもちゃでもくもくと、ひとり遊びができるころになります。今までは、何をするにでもママの手を借りなくては、何もできませんでしたが、1人でできることも増えていきます。

1人でおもちゃで遊んでいる時は、そっと見守ってください。

乳歯が生えてくる

はじめて、下の前歯である乳歯が生えてきます。まだまだ加減を知らない赤ちゃんは思いっきり、ママのおっぱいを噛んでしまうこともあるので、注意と心構えが必要です。

乳歯が生えてきたら、歯磨きを忘れないでください。はじめのうちは、人差し指にガーゼを被せ、乳歯を軽く拭いてあげましょう。もちろん歯ブラシでも構いません。

ただ、赤ちゃんの口の中はデリケートなのです。

ガーゼで口の中の乳歯を拭き取ることに慣れてから、歯ブラシを使って歯磨きに挑戦してみてください。

歯磨きを嫌がる赤ちゃんは多く、ママやパパを困らせることがあります。歯磨きはとても生活の中でも大切なことなので、めんどうくさがらずに毎日のルーティンにしていってください。

また、子供用歯磨き粉が販売されていますが、まだまだ歯磨き粉を使用しなくて大丈夫です。

後追いをする

ママがトイレやゴミ出しなどで出かけると、ハイハイしながら後を追ってきます。時には激しく泣き叫びながら追いかけてくる姿は、可愛くもあります。

戻ってきた時には、優しく抱きしめながら話しかけてあげてください。

授乳とミルクは終わりはじめる

生後10か月の赤ちゃんは離乳食が進み、1日3回食べるようになります。

母乳やミルクから栄養摂取を行っていた赤ちゃんも、今では主食が離乳食になります。母乳やミルクは昼寝や寝かしつけの時のみ飲ませましょう。

個人差もありますので食べる量が少なくても、体重が増えていればあまり心配はいりません。焦らずゆっくり離乳食のペースを進めていきましょう。

離乳食は?

乳歯も生えるころであり、いままでは歯ぐきで簡単につぶせる程の高さの食材でしたが、少しずつ硬さを残した食材にし、食べる量は増えていきます。

赤ちゃんが必要とする1回の離乳食の量をご紹介しましょう。

  • 軟飯80gから90g
  • 野菜や果物は30gから40g
  • タンパク質 魚15g、肉15g、豆腐45g、卵20g、乳製品80g(いずれか1品目)

赤ちゃんも気分や体調によって食べられる量が毎回異なります。定められた量を必ず食べさせる必要はありません。1日のトータルをみて、食べる量が少なくなっている場合はかかりつけ医に相談をしてみてください。

睡眠時間

生後10か月の赤ちゃんの睡眠時間は、お昼寝なども総合するとトータルで13時間程。お昼寝時間も1日2回だったのが1日1回だけになり、徐々に夜にまとめて寝てくれるようになります。

生後間もないころは、昼夜逆転してしまう赤ちゃんも多くいます。生後10か月になっても昼夜逆転している赤ちゃんは、生活サイクルから改善していきましょう。

夜は寝ることだと覚えさせるためにも、例え寝なくても部屋を暗くして、寝る時間だということを伝えてください。

夜泣きをする

生後10か月ごろの赤ちゃんは、今まですることのなかった夜泣きをする場合もあります。寝ていた赤ちゃんが突如スイッチを入れたように泣き叫ぶので、慌ててしまうママもいるかもしれませんが、赤ちゃんにママがそばに居ることを感じさせてあげてください。

夜泣きは、日常から刺激を受けた日やストレスなどが原因だともいわれています。なるべく生活サイクルを確立させ、ママやパパが起きる時間に一緒に起床させ、昼間は適度に身体を動かし夜は早めの就寝を心がけてください。

生後10か月の赤ちゃんの育児

パパ、ママ歴10カ月となり、育児にもなれて余裕も生まれてきたころではないでしょうか。この時期からはどんどんと自分でできることが増えていき、ますます目が離せません。

赤ちゃんとのコミュニケーション方法

そして、大切なのは言葉のコミュニケーションです。

まだまだ言葉として会話することは、難しいのですが、「おはよう」「おやすみ」「いただきます」など、声掛けを心がけてください。

パパやママから話しかけられることで、言葉の発達を促し、はやくしゃべれるようになるかもしれません。

安全確保をしよう

ハイハイをして、家の中を駆けずり回る赤ちゃんではありますが、徐々に歩くこともできるようになります。今まで届くことのなかった場所に手が届いてしまったり、階段を昇ろうとしたりとハプニングが起こることも。

赤ちゃんが安心して過ごせるように再度安全を確認してください。

まとめ

以上、今回は生後10か月の赤ちゃんについてご紹介していきました。

赤ちゃんは着々と成長をとげています。

生後10か月の成長に沿った育児を行い、親子で素敵な日々をすごしてください。