引越しコラム column

引越し業者への差し入れ心づけ、渡し方とタイミングとは


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引越しを業者に依頼した場合に、引越し業者への差し入れ・心づけはどのようにすれば良いのか悩む人もいるでしょう。差し入れを渡すタイミングも、通常は作業前と作業後のどちらにするものなのか、気になるところです。

そういった差し入れの時期などについてはさまざまな方法があり臨機応変に対応するのもひとつなので、下記を参考にしてみると良いでしょう。

 

必ずしも必要ではない

そもそも、引っ越し業者さんへ差し入れ・心付けを渡したことがあるという人の方が割合としては少ないと思います。実際に私は実家の引っ越しの際も一人暮らしでの引っ越しの際も、渡したことがなかったため、渡している人がいるということに驚いてしまいました。

そしてそれとともに、なんだか自分が大人としてするべき、他人への気遣いが出来ていなかったような情けなさを感じました。

でも、そこの差し入れしたことのないあなた、焦ることはありません。引越しの際の心づけや差し入れは、必ずしも渡す必要はないものです。ほんの気持ちであり、それを渡さないからといって仕事内容に手抜きされるというようなことはないので、安心しましょう。

通常業者での引越しは、きちんと代金を払ってしてもらっているので、それだけで本来なら十分です。けれども例えば暑い夏に汗を流して働いてくれること、重いものを必死に運んでくれることなどを考えると、何か少しでも感謝の気持ちを表すおもてなしをしたいという気持ちになる人もいるでしょう。

そんなときは麦茶やコーヒーを一杯入れてあげるだけでも、スタッフの人たちにとってはとても嬉しいことです。必ずしも何か高価な物を渡す必要はなく、依頼人の感謝の気持ちが伝わればそれで良いのです。

年配の方だと「心付けとして現金を渡す」というのが基本と思われている方もいるかもしれませんが、そこまでかしこまる必要はなく、食べ物や飲み物で十分に気持ちは伝わりそうです。無理して高価なものを贈る必要はありません。

 

作業前に渡す

引越しの際、業者のスタッフの人たちにちょっとしたお菓子やジュースなどを渡す場合に、作業前に差し入れするのも良いでしょう。

「宜しくお願いします」と丁寧に挨拶すると共に、こういった差し入れを渡します。その際に、「休憩時間に皆さんでどうぞ」と一言添えると良いでしょう。

作業前に渡すことで、スタッフの人たちとのコミュニケーションを取ることができて、気持ちの良い関係を築くことができます。そうすることでスタッフの人もよりいっそう、良い仕事を一生懸命しようというやる気になってくれることでしょう。

また午前中の引越しの場合は、先に渡しておくほうがお昼休憩時に食べてもらえるので、スタッフの人にも喜んでもらえるでしょう。

 

作業後に渡す

ちょっとしたお菓子セットなどを、引越しの作業後に渡す際には、「ありがとうございます」とスタッフのみなさんに感謝の気持ちを伝えましょう。次の物件の引越しが入っているなどで急いでおられる場合もあるので、手短に渡すようにすると良いでしょう。

作業後に渡すメリットとして、ひと段落ついた状態でスタッフの人と接することができるという点があります。作業前は依頼人もスタッフも、引越しのことで頭がいっぱいで落ち着かないものです。

またスタッフの人たちはそうした差し入れを、仕事内容を評価してもらえたと受け取り、疲れを癒すことができるでしょう。作業をしてお腹がすいているときにも、こうしたちょっとした差し入れはお腹を満たすものとして喜んでもらえます。

 

 感謝の度合いによって決めるのもアリ

引越し業者に渡す心づけは、その作業の度合いによって決めるというのもひとつです。例えばスタッフの人の作業が荒かったり、態度があまりよくないということもあるものです。そういった際には、何か差し入れを渡そうという気持ちも正直なくなってしまうものでしょう。

けれどもテキパキと働いてくれて、とても気持ちの良いスタッフだった場合には、自然とジュースなどを買ってきて渡したいという気持ちが芽生えます。

そんなふうに作業の様子を見て、自然な感情に任せておもてなしをするのもアリなのです。

 

差し入れも心付けも、強制的にしなければいけないものではなく、感謝の気持ちからするものです。時と場所に合わせて何をするのが最適か見極め、お互いに気持ち良く引っ越しを終えたいものですね。