引越しコラム column

引越ししたら赤ちゃんの検診はどうなる?確認しておくべき4つのこと


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人事異動のシーズンになると、転勤族の方は引越しの可能性を考えるここと思います。夫婦二人だけならまだ気楽ですが、もしご家庭に生後間もない赤ちゃんがいる場合、赤ちゃんを抱えながらの引越しってどうなっちゃうんだろう!?大丈夫なのかな!?と不安になりますよね。

不安は尽きないと思いますが、今回は特に赤ちゃんの検診に注目して、引越したら検診はどうなるのか知っておきましょう。一つずつ不安を減らして新生活を始めましょう。

 

赤ちゃんの検診って?

赤ちゃんは生まれてからしばらくの間は様々な検診があります。これは「乳幼児検診」と呼ばれるもので、その実施回数は自治体によって異なります。行政で義務付けられているのは、1ヶ月・3~4ヶ月・1歳半・3歳検診です。ちなみにこれらの行政で義務付けられている検診については国や自治体が費用を負担しますので、自己負担額はありません。

検診は、順調に赤ちゃんが成長しているか、栄養状態は問題ないかなど確認したり、先天的な病気はないか診察したりします。また、お母さんが不安に思っていることがあれば相談するチャンスでもあります。赤ちゃんとお母さんの元気な生活のために必要なので、必ず受けましょう。

 

1.検診の日程確認をしましょう

今住んでいる市区町村から他の市町村へ転居する場合に注意すべきなのが、自治体によってその検診時期が異なるということです。転入先の保健所に連絡して、日程を確認する必要があります。

引越し前にやること

まずは今住んでいる市区町村の保健所に、引越しする旨と、今後は引越し先の地域で引き続き検診を受けるということを電話連絡します。そのときに、もし特別な引き継ぎ事項があるなら先生が紹介状を書いて渡してくれるかもしれません。

引越し後にやること

そして、引越ししてからでいいので、できるだけ早めにその地域の保健所に電話して、引越した旨と次の検診の日程を確認しましょう。

また、自治体によっては公費負担用紙が交付されているところもありますが、その用紙についても、これまでのものは使えなくなりますので、今後どのように助成を受けるかも確認しておきましょう。

 

2.引越し先の小児科を調べておきましょう

また、引越しの際には、これからかかる小児科についても十分に調べておくと良いでしょう。

引越しは環境の変化によって大人であっても体調を崩しやすく、赤ちゃんも同様に多くのストレスを感じるものです。緊急時に備えて調べておくと安心です。夜間も受け付けてくれるところ、高度な子どもの医療をやっているところ、家から近いかかりつけ医、いろいろな病状のパターンを想定して探しておくとよいでしょう。いつでもすぐ電話できるように電話番号を登録しておくといいですね。

また、乳幼児等医療費受給者証についても、改めて申請しましょう。その自己負担額や何歳まで受給者証を使用できるかというのは、自治体ごとに定められており、一部自己負担金が出る自治体もあれば、就学前まで自己負担が無い自治体など様々ですので、こちらも確認が必要です。

 

3.予防接種の種類と日程を確認しましょう

予防接種には何がある?

予防接種は「任意接種」と「定期接種」とに分類されるのですが、任意接種には、ロタウイルスワクチンやインフルエンザワクチン、B型肝炎などがあります。よく聞きく名前ですよね。一方定期接種は、Hib、肺炎球菌、三種混合、四種混合、BCG、ポリオなどのことです。

ちなみに「任意接種」は「定期接種」と比較して補助される金額が少なく基本的には自己負担となります。「定期接種」は自治体からの助成がありますので、無料で受けることができます。

予防接種の日程を確認

これらの予防接種についても、転居先の自治体や保険所などに確認して、スムーズに接種を受けられるように準備しましょう。

予防接種の日程で注意したいのは、種類によっては一度では済まないものもあることです。1つのワクチン接種を受けたあと、間隔をあけて次のワクチン接種というスケジュールになるものがあります。また、同じワクチンであっても病院によって種類が異なる場合もあります。

ですので、引越し前の地域でどの種類の予防接種を既にしているのかをきちんとまとめておき、引越し先の保健所に伝えて今後何が必要か確認しましょう。

 

4.引越し先で信頼できる保健師さんを見つけましょう

最後に、引越し先の地域の信頼できる保健師さんを見つけることをおすすめします。ちょっとしたことを小児科の医師に相談するのは現状難しいことです。そんなときに活用すべきなのは保健師さんなのです。

検診の日程や予防接種の確認をする時に、地域の保健所の保健師さんを尋ねてみましょう。相談窓口があるはずです。引越したばかりで不安な気持ちを打ち明ければ力になってくれるはずですよ。保健師さんは地域で流行している病気の状況や市町村の制度についても熟知しているので、今後ちょっと聞きたい!と思った時に心強いものです。

小児科について情報が少ない場合にも保健師さんに相談するのがベストです。病院の混雑具合なども知っておきたい点ですので、その土地の情報を得るためにも相談をして損はないでしょう。

 

引越しで赤ちゃんのためにやることを検診を中心にまとめてみました。

予防接種や乳幼児検診はいずれも健康なときに受けるのがベストです。新しい環境に慣れるまでの間は、体調管理も難しいと思いますが、家族で協力して健康維持に務めて下さいね。

また、不慣れな土地で親も不安な気持ちになるでしょうが、そういった気持ちは子どもにも伝わるものです。親が心も身体も健康でいられるために、保健師さんやファミリーサポートなど気軽に相談できる人を見つけてくださいね。