転校後の子どもの言葉に振り回されない
大人だけの引越しなら、そう悩むこともないと思いますが、子供を連れての引越しはどうでしょう?なにかと考えることたくさんあって大変ですよね。特に小学生だと、新しい学校で上手く友達ができるかどうかが、一番心配するところではないでしょうか。
でも、お父さん、お母さんが思っているより、子供は楽しんでいることが多いです。
私の子どもの頃の引越しエピソードを話をしましょう。
これを聞けば、お子さんの言動にいちいち一喜一憂しなくていいんだ!と思えると思います。
「前の学校の方がよかった!」
「前の学校の方がよかった!」この言葉は何度か言いましたね。
お子さんにこんな言葉をぶつけられたらどうでしょう?ショックでしょうね。
でもなんで私はこんな言葉を言ったのか、それは実はなんてことはないんですよ。
一つは、忘れ物して怒られて、なんだかむしゃくしゃしたときですね。完全に自分が悪いですし、先生の対応がまずかったわけでもありません。ちょっと新しい学校のせいにしたかっただけなんです、ちょうどいい理由だったから。
他にも、思ったより花丸の数が少なかった時とか。学校の評価システムが違う!と子どもなりに思ったのでしょうね。
でもそんなのただの自分の出来の評価ですよ。
ちょっと上手くいかなかったときに、転校した子はそこに文句を言う逃げ道ができてしまうんですね。
心の底から前の学校がよかったなんて思ってないんですよ。
だからお父さん、お母さん、真に受けずに、でもそうやって言う裏にはどんなエピソードがあったのか聞いてみて下さい。
「転校なんてしたくなかった!」
「転校なんてしたくなかった!」これも言いましたね。
引越しの理由がなんであれ、お父さんお母さんは自分たちを責めてしまうかもしれませんね。
でもちょっと待って!子どもの頃の私みたいに、てきとーな子もいるんです。
新しい学校の新しい友達と、些細なことで喧嘩した時にこう言いました。
私の両親が心配して自分を見たのを覚えています、ごめんなさい。
転校したくなかったわけじゃないんです、事実、喧嘩できるような友達も既にできていますし。
喧嘩の理由はもう忘れてしまいましたが、大した理由はないという記憶はあります。
2〜3日して友達と仲直りしたら、今度は「学校めちゃくちゃ楽しい!」と言っていました。
本当に単純な生き物なんです!両親もあきれ顔でしたが、「それならよかった」と言った母の安心した様子は何となく覚えています。これまたごめんなさい。
子どもは、こんなことを言ったら親がどう思うかなんて、当然考えられないんです。だから自分のコンディションのみで言葉を発するのです。
もちろん本当のSOSは見逃して欲しくないので、子どもがどんな言葉を発しているのかは聞いていてほしいですが、「転校したくなかった」は一度は言うと思っておいて下さい。
まとめ
引越し後の生活の中で一番心配なのが、お子さんの学校生活でしょう。早く慣れて欲しいと思いますよね。
そうは言っても、自由な子どもは時々きつい言葉を浴びせかけてきます。
でも、全てストレートに受け止めていては、話を変にややこしくしてしまう場合があります。
気楽に受け止めて、そしてそこからコミュニケーションをとってみてください。
子どもの世界をちゃんと見てあげてください。
友達と喧嘩したとき私の母は、「ケンカするほど仲いいって事よ!転校しなかったら、○○ちゃんと友達になれなかったよ」と言いました。子どもなりに納得したのを覚えています。些細な一言で、私は友達に出会えたことを嬉しく思えるようになりました。
引越ししたらいいこと悪いこといろいろあるのは当たり前です。
でもいい思い出を増やせるように、関わってあげたいですね。