引越しコラム column

お風呂の環境に向いている観葉植物の種類とは


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最近、観葉植物をグリーンインテリアとして室内で楽しむ人が増えています。

リビングルームにはちょっと大き目の観葉植物を一鉢置くのがよく似合います。でも、それだけではちょっと物足りない、家にもっとグリーンインテリアを取り入れたいという方には、お風呂の出窓などに数鉢の観葉植物を置くと、癒しとやすらぎの素敵なお風呂タイムが楽しめます。

お風呂は比較的長時間湿度を維持できるので、たくさんの種類の観葉植物に理想的な環境を提供してくれます。

また、お風呂の窓にはスリガラスが使われていますので、普通のガラス越しの光でさえ葉焼けを起してしまうような、他の場所での管理が難しい繊細な種類の観葉植物にも向いています。

 

お風呂の環境に向いている観葉植物は?

お風呂の環境に向いている観葉植物は以下です。

 

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アジアンタム

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アスプレニウム

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アローカシア

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オリヅルラン

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カラテア

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コーヒーの木

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コルディリネ

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ザミオカルカス

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シェフェラ

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ストレリチア

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スパティフィラム

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セローム

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ディフェンバキア

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ツデー

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パキラ

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ピレア

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プテリス

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ポトス

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ネフロレピス

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モンステラ

 

この中で、アジアンタム、アスプレニウム、オリヅルラン、ツデー、ネフロレピスはお風呂の環境に馴染んで育ち始めると、幅にボリュームが出てきます。

アローカシア、カラテア、コーヒーの木、コルディリネ、ザミオカルカス、シェフレラ、ストレリチア、セローム、パキラ、モンステラは成長するにつれて高さが伸びます。

ポトスはヘゴ仕立てにしない場合には、つる草のように下に垂れて伸びていきます。
お風呂の窓の鉢を置けるスペースをよく確認して、配置したときの高さと幅の組み合わせを考えてから、何鉢くらい置くかを決めましょう。

 

観葉植物の選び方と鉢の工夫

観葉植物の選び方

最近はインテリアショップなどでもインテリアの一つとして観葉植物が販売されていますが、5月から秋の初めくらいまでの間なら、ホームセンターや花屋でたくさんの種類が出回ります。

選ぶときは同じ種類の中で、

  • 一番元気が良さそうに見える
  • 葉数が多くて葉の色が濃い
  • 茎がしっかりしている

このような鉢を選びます。

 

鉢の工夫

むき出しの土に抵抗を感じる場合は、鉢土の表面を鉢用のストーンやガラスキューブ、ビー玉などで覆いましょう。そうすると、さらにお洒落感もアップします。また、鉢土にカビが生えたり、雑草が芽を出すのを防ぐ効果もあります。

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出典 http://roomclip.jp/tag/159473

 

植物性の鉢カバーは湿気でカビが生えやすいので、外します。どんなに素敵でも、金属製の鉢カバーは気がつかないうちに底面が錆びて、置き場所が変色して落ちなくなる可能性があるので避けます。

 

土を使わないハイドロカルチャーという栽培方法もありますが、透明なガラスを鉢として使用してあると、窓辺に置くうちに鉢の内側に緑色のコケが生えて汚らしくなる場合があるので、ハイドロカルチャーでも鉢は不透明なものを選びます。

ハイドロカルチャー

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出典 http://store.shopping.yahoo.co.jp/potos/h0023.html

 

水やりはどうする?

湿度が高いので、鉢土への水遣りは5~10日に1回くらい行います。

鉢をお風呂の床の排水溝の近くに置いて鉢受け皿を外し、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。
十分水が切れてから鉢受け皿に乗せて、元の置き場所に戻します。
鉢受け皿に水が溜まっていると、わずか1~2日でも根が腐ってしまうことがあるので、気をつけます。
冬場は観葉植物が生長しないので、水遣りは10~14日に1回くらいにします。

アスプレニウム、ツデー、ネフロレピス、プテリスはやや湿り気のある土を好むので、他の観葉植物よりは少し短めの周期で水遣りし、日中数回霧吹きもします。
このグループは風に当てることも避けます。うっかり葉や土が乾いてしまうと、あっさり枯れるので気をつけます。

 

置き方のポイント

観葉植物は長い間同じ向きで置いておくと、明るい側だけ葉が増えて茂ってきて、反対側は元のままだったりして見た目のバランスが悪くなってしまいます。
ときどき、鉢を回転させてバランスよく茂るようにします。

植物は光合成のために光を必要としますが、「窓そのものがないけれど、どうしても観葉植物を飾りたい」という場合には、部屋のレースのカーテン越しとバスルーム用の2組の観葉植物を用意しておき、10~2週間ごとに置き場所を交換します。

 

弱った時はどうする?

植物も生き物ですので、様子をよく観察して世話をしてあげることが大切です。
弱ってきたかな?と思った時は以下のことを試してみましょう。

 

肥料は与えすぎない

肥料はあまり与えると育ちすぎてしまいます。
観葉植物専用の肥料よりは、室内用の植物全般向けの、粒状の化学肥料を用いて少なめに施すか、水遣りのときに薄めの液肥を与えましょう。

 

部屋に移動させる

葉の緑色が褪せてきたときは、たまに部屋に移動してお風呂の窓よりは明るい窓辺に数時間置いておきます。
また、葉が落ちるようなら、暖かい日の日中、窓を数センチ開けて換気しましょう。
24時間換気システムの場合は窓を開ける必要はありませんが、葉が落ちるのは弱ってきている状態なので、室内でしばらく休ませてあげましょう。

 

プチプチで防寒する

観葉植物はどうしても耐寒性が低めなので、冬の夜中のお風呂の寒さは堪える場合があります。
夜温度が下がってきたら、防寒してあげましょう。

梱包用のプチプチビニールと少し大きめの鉢を用意します。
プチプチビニールで鉢をくるんで用意した鉢に入れて、2重鉢にします。

それでも元気がなくなってくるような場合は、夜間温度が上がる春まで室内に移動します。

 

枯れた部分はカットする

もしも葉の先端が枯れてきたら、ハサミでカットします。
そして念のために鉢を持ち上げて、鉢底を見てみます。
もし鉢底穴から根が出てきているようなら、そのままにしておくとどんどん根が回って、根詰まりを起こして枯れてしまう可能性があります。
その場合は、一回り大きな鉢に植え替えて、しばらくは室内のレースのカーテン越しのやや暗めの窓辺で休ませてあげます。

枯れ葉をそのままにしておくとカビが生えやすいので、落ちた葉だけでなく、茎についている葉でも根元まで枯れてきたら、茎を折らないように優しく剥がして処分します。