新居はどんなカラーのキッチンにする?おすすめのキッチンカラーとは
出典 http://rehome.mobi/BLOG/Tinfo/blog.php/00031789
最初は収納扉の色がポイント
まず最初に、扉の色で空間のイメージは印象づけられます。キッチンの色選びに決まったマニュアルはありませんが、扉は空間の中でもかなりの大きな面積を占めますので、全体の印象に大きく関わってくる要です。
まず最初に扉の色を決め、その上でワークトップ、シンクの色を決める方がいいです。
●まずは自分が好きな色
何色にするか迷うと思われますが、あまり考えすぎずに「自分が好きな色」を選ぶのが良いでしょう。ただ、床・壁・家具・カーテンなど、周辺の色との調和がないと空間に落ち着きがなくなってしまいますので、ここから調整していきます。
●キッチン周辺が暖色系の場合
出典 http://nasahome.co.jp/works/w_kitchen/panasonic_newsclass_taimen.html
床がフローリングでダイニングテーブルも木製というように、キッチン周辺が暖色系だった場合、扉もオレンジ、イエロー、明るいベージュなどの同じ暖色系の色を選んだ方が、統一感があってセンスが感じられるようになります。
●キッチン周辺が寒色系の場合
出典 http://www.amstylesuite.jp/oyamadai/
ブルー・グリーン・グレーなどの寒色系の色の場合、周辺の色も、白やグレーなどの色を用いると無難にまとまるでしょう。
●周辺暖色×扉寒色にしたい場合
床がフローリングの場合で扉を寒色系にしたいのであれば、色調(トーン)にメリハリがあれば、キレイにコーディネートすることも不可能ではありません。
扉のカラーバリエーションが豊富なキッチン商品の場合なら、例えば寒色の青でも、黄色味の強いエメラルドブルー、赤みを帯びた柔らかな青、ダークな色合いの紺青など、いろんな色調が揃っているので、暖色系の床でも調和させやすいです。
また、フローリングや家具などの木の色を揃えておけば、キッチンに一色だけ寒色系などが加わってもまとめられます。
とりあえず自分が好きな色を選びましょう。それからその部屋に合う色を選べばよいのです。そうすれば、美しい空間作りができるでしょう。
キッチンカウンターは模様もチェック
カウンターは色だけではなく模様もチェックしましょう。
●人造大理石のカウンター
出典 http://fractalaser.com/interior/kitchen/counters/
人造大理石のカウンターの色は、ホワイト系・ベージュ系・グレー系の三種類を持つメーカーが多いです。
扉の色が暖色系の場合、温かみのあるホワイト・ベージュ系。扉が寒色系の場合、クリアなホワイト・グレー系を選ぶと統一感が生まれて、美しいコーディネートができる事でしょう。
●グラニット調カウンター
出典 http://www.donna-house.com/kansai/kitchen.html
「グラニット調」と言われる、単色ではなく天然石みたいな模様は、重厚感のある空間と雰囲気作りに向いています。
グラニットの色の粒子は細かくて、醤油やソースをこぼした時の色と違うため、汚れをごまかす効果はありません。汚れをカモフラージュしたいのであれば、模様で隠すのではなく、汚れがしみにくいタイプである、人造大理石素材を選ぶようにしてください。
また、扉は木目で、カウンターをグラニット調にすると、色味が近い場合は、細かな模様同士がケンカしたり、ぼんやりした印象になることがありますので注意しましょう。
シンクのカラーの決め方
出典 http://www.homes.co.jp/reform/case/5611/extension/5/
人造大理石ならシンクのカラーを決めるのは自由です。扉、カウンターと同系色で無難にまとめるのも良いでしょうが、シンクは面積が小さいので、アクセントになる色を選ぶのも良いです。
扉がホワイト、床はフローリング、だったら同系色を選べば空間を馴染ませられますし、黄色や緑ならば、明るく爽やかなイメージを与えるでしょう。
ただし、極端に違うカラーを選んでしまうと色数が多くなるのでそこは注意しましょう。
例えば、フローリングは濃茶、扉は水色、シンクはピンク(アクセント)の場合、三種類も色があることになるます。
それプラスダイニングの家具、カーテンが加わると空間のイメージ氾濫し、ちぐはぐな印象を与えかねません。出来るのであれば、色の数は3つほどに絞るのが賢明でしょう。
照明や日差しの入り方も考慮する
基本的な色以外にも、照明や陽射しの入り方で見え方も変わります。
●白いキッチンなら昼光色、昼白色の蛍光灯
出典 http://www.okuta.com/pc/d_kitchen/white.html
まず、蛍光灯の照明の種類で若干ですが色が違います。
「昼光色」の場合、光が青白いの為、より白く青っぽく見えます。「昼白色」は太陽の光に近い色で、自然な発色です。
「白熱灯や電球色」は黄色みが強い光ですから、全体的にややオレンジかかった色に見えます。
真っ白なキッチンにしたいのであれば、照明が白熱灯ではベージュ・アイボリーに見えてしまう可能性がある為、照明は昼白色や昼光色の蛍光灯が良いでしょう。
一般的には寛ぎや落ち着きの演出には、電球色が適しているので、リビング、ダイニングで使われます。オープンキッチンなら、LDK全体の色を考慮して照明は選んでください。
●リビングが明るすぎるならキッチンの色も明るめに
出典 http://kitchen-reformplaza.com/goods/g_toto/totonokkicchinnlk.html
さらに、陽射しの入り方でも色は変わって見えてしまいます。
リビングやダイニングなど、陽射しがたくさん入るけど、キッチンには陽射しが届いていない場合、明るい方に目が慣れてしまい、実際よりキッチンが暗い印象になってしまいます。
ですから、窓の位置や陽射しなどには十分注意して、リビングが明るすぎる場合はワントーン明るめのキッチンにしておくとよいでしょう。
キッチンの広さに目を向ける
出典 http://libcontents.cocolog-nifty.com/works/cat22209717/index.html
ここでキッチンの空間の広さにも目を向けてみてください。
扉は好きな色で良いと言いましたが、空間が狭い場合、濃いダーク系は圧迫感があり、余計に空間を狭く感じさせてしまいます。
作業するスペースが狭いと背面収納の濃い扉色がカウンターに映り込むこともあり、特に白くて艶があるカウンターなら尚更扉の色を拾ってしまうことも考慮しておきましょう。
アドバイザーに相談するのも一つ
最期にカラーを選ぶ際に迷ってしまって選べない方もおられます。その場合、どうしても迷ってしまう時は、プロに相談するのが一番安心でしょう。
ショールームを見て気に入った色を選んでも、自分が持っている家具などと合わない。一度は決めたものの「飽きてしまうよ」「落ち着かないのでは」というご家族のアドバイスで何度も変更されるケースもあります。
また、色の好みが夫婦で違ったり、候補が絞れないなど、時間ばかりが過ぎて行き、結局決断できない状態に陥ることもあります。
アドバイザーに相談すれば、空間全体のイメージを膨らませるお手伝いをしてくれるはずです。
または、プランを担当している設計士やリフォーム会社の担当者なら、より的確なアドバイスも受けられるでしょう。
満足のいく雰囲気のキッチン作りにプロの力を借りるのは非常に的確な判断です。好きな色で上手に自分らしさのあるキッチンを目指してください。