下町の風情が残る名古屋の繁華街は?
名古屋市内はもともと名古屋城の城下町として発展してきた街です。
そのことから食文化や芸事などは特に独自の発展を遂げてきたと言われています。
また名古屋城築城時に清須から町ごと移ってきた商人の町などもあり、古くから下町文化も発展してきた街です。
名古屋市内には下町の風情の残るエリアは意外にもたくさんあります。
今回はそんな下町風情が残る名古屋の街についてご紹介します。
名古屋の下町代表大須商店街―上前津駅・大須観音駅
出典 http://4travel.jp/travelogue/10931747
名古屋の下町と言えば定番中の定番、まずは名古屋の下町代表・大須商店街界隈をご紹介します。
大須商店街とは大須観音の門前町として発展し、かつては名古屋唯一の歓楽街として栄えたところです。
現在は、飲食店や古着屋、雑貨屋、古書店、ライブハウス、パソコンショップ、おしゃれなカフェからメイドカフェ、コスプレ専門ショップなどなど、若者向けからお年寄り向けまでありとあらゆるお店がここぞとばかりにひしめき合っています。
また、電気街としての一面も持ち合わせ、その規模は秋葉原、日本橋に次ぐほどといわれます。
大須商店街の中には、万松寺通り商店街、新天地通り商店街、仁王門通り商店街など、いくつもの商店街によるアーケード街となっているのですが、アーケードのないところにもたくさんの商店街があり、また1本路地を入ると突然、独特の雰囲気の漂う下町の横丁が現れたりと、レトロと最新が入り混じった不思議な街です。
大須商店街は地下鉄名城線・鶴舞線「上前津」駅から鶴舞線「大須観音」駅にかけて一帯に広がっており、目的に合わせてどちらの駅も利用できます。
また地下鉄名城線「矢場町」駅からも徒歩で行けます。
この辺りは名古屋の中心地にいながら下町の風情も楽しめるという、スペシャルなエリアではないでしょうか。
瑞穂区雁道商店街-瑞穂区役所駅・桜山駅
出典 http://www.syoutengai.or.jp/blogs/shiroyamadagaya/entry/20080813142441/
続いてご紹介するのは、瑞穂区にある雁道商店街界隈です。
地下鉄の駅からは少し離れており、最寄りの地下鉄桜通線「瑞穂区役所」駅から徒歩15分ほど、「桜山」駅からも15分ほどとなります。JR「熱田」駅からですと20分ほどかかるでしょうか。
しかし、この雁道商店街はかつては名古屋を代表する繁華街として栄えたところで、商店街が衰退していく名古屋の中で、今でもにぎやかさを保っている数少ない商店街のひとつではないでしょうか。
上に名古屋高速が走っており名古屋市内の大動脈ともなっている国道41号線(空港線)の雁道交差点にはかつて市電の雁道駅があり、雁道地区の玄関口になっていました。
現在も基幹バスの雁道バス停があり、市電の代わりを担っています。
ここには今でも人情味あふれる下町が確かに存在しています。
出典 http://matome.naver.jp/odai/2136067839676549301
旧東海道として栄えた街 南区・笠寺周辺
続いてご紹介するのは笠寺界隈です。
笠寺は名古屋市の南部、旧東海道沿いに位置する笠寺観音の門前町です。
下町情緒豊かな南区の中央部に位置し、南区役所などの施設も集まる区の中心です。
笠寺観音周辺は今も商店街として賑わい、毎月行われる笠寺観音の縁日や節分の時には非常に多くの人でにぎわいます。
また笠寺観音商店街以外にも名鉄「本笠寺」駅とJR「笠寺」駅のほぼ中間を南北に大磯通商店街があり、こちらにも下町風情の店が軒を連ねています。
笠寺地区には地下鉄は通っていませんが、名鉄「本笠寺」駅、JR「笠寺」駅に加え、名古屋の中心地・栄方面からの市バスも通っているため、不便さは感じません。
まとめ
今回は下町の風情の残る名古屋の街として、中区・大須商店街周辺、瑞穂区・雁道商店街周辺、南区・笠寺周辺をご紹介しました。
名古屋には他にも、旧東海道の鳴海宿(緑区)や宮宿(熱田区)など宿場町周辺や、旧東海道沿いの商店街、かつての市電が通っていたころの市電駅前にできた商店街など、現在も下町の風情の残る街は意外にもたくさんあります。
そういったことからも名古屋は下町の雰囲気が好きな方にはおすすめの街ともいえるかもしれませんね。