引越しコラム column

彼氏と別れての私の上京物語 別れても良い関係は続けられる


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私は高校生の頃に2年間付き合っていた同級生の彼氏がいました。

彼とは何をやるのも一緒。私がサッカー部のマネージャーで、彼はサッカー部のキャプテンで、同じ青春時代を過ごしてきた仲です。

そんな私たちでしたから、受験勉強も一緒に頑張っていました。

受験生活が始まってからの私たちは、恋人関係というよりもむしろ切磋琢磨できる良きライバルといった存在で、お互い上京して希望の大学に進学できることを夢見て頑張っていたのです。

 

運命の合格発表

そんな私たちに悲劇が起きてしまったのは卒業間近の合格発表の時。

私は無事第一志望に合格し予定通り上京することが決まったのですが、彼は第一志望としていた大学に落ちてしまい地元の大学に進学することが決まったのです。

二人で一緒に上京することを夢見ていた私たちにとってこれは運命的な別れの気がしました。

彼は私のことを応援してくれたし、影ながらいつも見守ってくれると言ってくれましたが、私は胸が張り裂けそうな気持ちでした。

 

ひとり上京

そんなもやもやした気持ちを抱えながら、私は引越しを終えました。

そばで支えてくれる彼氏がいることがないままの引越し…初めての東京という大都会での一人暮らしでしたし、私は心細さで胸がいっぱいのままの新生活でした。

そんな私も数ヶ月も経つうちに大学生活にも慣れてきて、友人が多く出来たこともあって寂しさは薄らいでいきました。

そして新生活をスタートさせて10ヵ月後には同じサークルの先輩とお付き合いすることにもなって、順風満帆な大学生活を送れるようになったのです。

そんなある日ふと入った元彼からのメール…!

”元気ですか?君は僕の青春の大切な思い出。お互い大人になっても笑顔で向き合える関係でいたいね。お互い違った道を歩み始めたけど、僕はかげながらいつも応援してるから!”

そんな内容のものだったと思います。彼の優しい心遣いに恋愛の気持ちは薄らいできていましたが、新たな友情のような気持ちが芽生え始めた瞬間でした。

 

10年後

時は流れて10数年。

私は結局大学時代の先輩と結婚しました。

そして高校時代の彼はというと…今でもたまに地元で会える気軽な飲み友達として続いています。

彼も素敵な奥さんができたし、道は違ってしまったけど、あの時のメールの内容のように笑顔で向き合える関係が続いていることが嬉しかったりもします。

受験というのは彼との別れを伴うこともあると思いますが、良い関係を続けることは可能です。みなさんそれぞれのカップルなりの良い関係を続けてもらえればと願っています。