引越しコラム column

【読み聞かせ】3歳児におすすめの絵本15選


子どもは絵本が大好き!

1,2歳のうちは、ただページをパラパラめくったり、イラストや色を目で追ったりという楽しみ方だったのが、3歳頃になると、少しずつストーリーが分かるようになってきます。ページ数にもよりますが、集中して1冊を聞けるようにも。
また、絵本の世界に入り込み、主人公に感情移入できるようにもなってきます。

この時期にぴったりの絵本を読み聞かせすることで、子どもはますます絵本が大好きになり、感受性も育っていきますよ。
とはいえ、「少し難しいかも?」と思える絵本でも大丈夫。
興味を持った絵本は、どんどん読んであげましょう!
ひとつのジャンルに絞らず、いろいろなジャンルの絵本を読んであげるといいですよ。
ここでは、これは絶対におさえたい、王道の絵本を15冊ご紹介いたします。

 

絶対に読みたい!おすすめの王道絵本

ぐりとぐら
作:中川李枝子・山脇百合子

読んだことがないという人はいないのではないでしょうか?
「ぐりとぐら」は、1967年に出版され、50年経った今でも日本のみならず、世界中で愛されている絵本です。
シリーズ化もされており、「ぐりとぐらのかいすいよく」「ぐりとぐらのおきゃくさま」など、8冊程度出版されています。
♪ぼくらのなまえはぐりとぐら このよでいちばんすきなのは おりょうりすること たべること ぐり ぐら ぐり ぐら♪
ついついこのフレーズを口ずさんでしまう人も多いのではないでしょうか?

あらすじ
お料理をすることと食べることが大好きな野ねずみの双子のきょうだい ぐりとぐらが森を歩いていると、大きなたまごを見つけました。
何を作ろう?目玉焼き、それとも卵焼き?悩んだ末にカステラを作ることに決めました。
とはいっても、たまごが大きすぎて運べないので、二人はお鍋を持ってきて、外でカステラを作ることに決めました。カステラを作っているといいにおいに誘われて森の動物たちが集まってきます。ぐりとぐらは、カステラをみんなで分け合っておいしく食べました。
残ったたまごの殻を使って、ぐりとぐらは車をつくり、お家に帰っていきました。

 

きょうだいで知恵を出し合って、工夫していく姿は、我が子にも見習ってもらいたいと思う方が多いのではないでしょうか?
カステラをみんなに分け与える優しさもぜひ身に着けてほしいですよね。

素朴な優しいタッチのイラストと、ほんわかしたストーリーは今も色焦ることはありません。

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どうぞの椅子
作: 香山美子 絵: 柿本幸造

1981年に出版された「どうぞのいす」は、かわいらしい絵のタッチと心あたたまるストーリーの絵本。
こちらも30年以上のロングセラーです。

あらすじ
うさぎさんが小さないすをつくります。「どうぞのいす」というたてふだといっしょに大きな木の下に置きました。
はじめにやってきたろばさんが、持っていたどんぐりをいすに置いて木の下で一休み。気持ちよくて眠ってしまいます。さあそれからつぎつぎに動物たちがやってきます。いすの上に置いてあるどんぐりを「どうぞならば」と食べてしまい、かわりにもっていたはちみつを… はちみつをいただいてかわりに… ろばさんが目を覚ましたとき、いすの上にあったのは…?

 

動物たちが「次の人がお気の毒」と新しい食べ物を置いていく様子がやさしく、読み終わった後に心がほっこりと温かくなります。
思いやりのある優しい人になって欲しい…そんな願いがつまった、素敵な絵本です。

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ぐるんぱのようちえん
作:西内ミナミ 絵:堀内誠一

「ぐるんぱのようちえん」は、1966年に出版されたロングセラーの絵本です。
よい絵本は、時代を超えて愛されるものが多いですね。
絵の具で描いたかわいらしい絵は、今見ても新鮮で時代を感じさせません。

あらすじ
ぐるんぱはとっても大きなぞうですが、ずっとひとりぼっちで暮らしてきたので、汚くて、くさい臭いもします。ひとりぼっちで寂しくて、大きな涙を流すのでした。ある日、ジャングルの会議でぐるんぱを働きに出すことに決まりました。みんなにきれいに洗われて、見違えるほど立派になって出発します。
でも行く先々で、大きすぎるビスケットや靴などを作って失敗してしまいます。昔のように涙がこぼれそうに…。
その後、子だくさんのお母さんに出会い、子守りのお手伝いをすることになりました。ぐるんぱが大きなピアノを弾いて歌うと、子どもたちは大喜び!
あちこちから子どもが集まってきました。そして、ぐるんぱは幼稚園を開くことになりました。もうぐるんぱは寂しくありません。

 

ひとりぼっちだったぐらんぱの様子が切なく、行く先々で失敗してしまう様子に、読んでいて胸がしめつけられます。
でも最後に、ぐるんぱが自分の居場所を見つけ、失敗も無駄じゃなかったことに気づきます。
ぐるんぱが笑顔を取り戻し、ハッピーエンドで終わることで、子どももきっと喜んでくれることでしょう。

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よるくま
作・絵 酒井駒子

はっとするほどきれいなブルーと「よるくま」というキャッチーなタイトルが印象的な一冊です。
装丁も素敵なので、インテリアとしてお部屋に飾ってもいいですね。

あらすじ
ある日、男の子がベッドの上で、お母さんに昨晩の出来事を話します。

よるくまというクマの子がやってきたこと。いなくなったお母さんクマを探しに、一緒に夜の街に行ったこと。けれど見つからなくて、よるくまが涙を流し始めてしまったこと…

静かで美しい夜の世界を舞台に展開する、ちょっと寂しくてちょっと心あたたまるファンタジーです。

 

よるくまがとてもかわいらしく描かれており、子どもはもちろん、大人も思わず顔がほころんでしまいます。
子どもにとって静かな夜はちょっと怖くて、ちょっと楽しいファンタジーの世界。きっとわくわくすることでしょう。
よるくまのお母さんの言葉があたたかく、感動的です。
最後はみんなニッコリ笑顔になれるでしょう。寝かしつけにもぴったりの絵本です。

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だるまちゃんとてんぐちゃん
作・絵 加古里子

この作品は、2018年5月に亡くなった加古里子さんの1967年の作品です。
「懐かしい!」と思われるパパやママも多いのではないでしょうか?

あらすじ
だるまちゃんとてんぐちゃんが遊んでいます。
てんぐちゃんがうちわを持っています。
「それ なあに?」
「これは てんぐの うちわだよ」
「ふーん いいものだね」

うちわの次は帽子を、その次は履物を、そしてお鼻を…てんぐちゃんの持ち物が何でもうらやましく感じてしまう、だるまちゃんのお話。
同じ展開の繰り返しが楽しい1冊です。

だるまちゃんの欲しいものに似たものをみつけてくれるだるまどん(お父さんかな?)と、「すてきだね」とほめてあげられるてんぐちゃんが
やさしくて、読んでいてほのぼのしますよ。

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もったいないばあさん
作・絵 真珠まりこ

ポップな配色と、漫画のようなコミカルなイラストが楽しい一冊です。
シリーズ本が何冊も出ている人気の絵本の一作目で、2001年出版です。

あらすじ
もったいない事をしている子どものところにやってくる、もったいないばあさん。
お皿の上の食べ残し、お茶碗についたご飯粒に、「もったいなーい」と言いながらやってきます。
そしてまだ使えるものは、再利用。くしゃくしゃの紙は怪獣に、短くなった鉛筆はまとめて虹色鉛筆に、
みかんの皮だってお風呂に…

物にあふれた時代だからこそ、物の大切さを学んでほしいですもの。
この絵本なら、楽しく学ぶことが出来ますよ♪

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14ひきのあさごはん
作・絵 いわむらかずお

1983年出版。
14ひきシリーズの絵本は全12巻でており、「14ひきのあさごはん」は、2作目です。
細部まで丁寧に書き込んだ繊細な絵がとても美しく、思わず見入ってしまいます。

あらすじ
森の朝。野いちごつみにでかけよう。どんぐりパンにスープも作って、みんなで食べるおいしい朝ごはん。
14ひきのねずみたち家族みんなでかこむ食卓、新しい一日をむかえる喜びと、家族のあたたかさがあふれている、
心がほっこり暖かくなる一冊です。
日本のみならず、世界中で愛されている絵本です。

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しろくまのパンツ
作・絵 ツペラツペラ

2012年に出版された「しろくまのパンツ」は、仕掛け絵本になっているユニークな一冊。
赤いパンツを脱がせてから絵本をひらくという仕掛けが楽しくて、思わず大人もクスッとしてしまいます。
装丁もおしゃれなので、インテリアとして飾ってもすてきです。
作者のツペラツペラさんは、Eテレの「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも手掛けており、雑貨制作などでも活躍されています。

あらすじ
「どこにいったんだろう?」 パンツをなくしてこまっているしろくまさん。
そこへ、心配したねずみさんがやってきて、いっしょにパンツをさがしにいくことに。しましまのパンツ、かわいい花がらのパンツ、へんてこりんな水たまのパンツ……物語のラストには、あっとおどろく発見が!

プレゼントにもぴったりな絵本です。

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てぶくろ
作 ウクライナ民話
絵 エウゲーニー・M・ラチョフ
訳 内田莉莎子

1965年初版。ウクライナの民話であるお話を1冊の絵本にしたもので、50年以上のロングセラーです。
リアルだけどかわいらしいタッチのイラストと、ウクライナの伝統的な装飾模様の装丁は、50年経った今でも色褪せることはありません。

あらすじ
おじいさんが森の中に手袋を片方落としてしまいます。雪の上に落ちていた手袋にネズミが住みこみました。
そこへ、カエルやウサギやキツネが次つぎやってきて、「わたしもいれて」「ぼくもいれて」と仲間入り。
手袋はその度に少しずつ大きくなっていき、今にもはじけそう……。最後には大きなクマまでやって来ました。
手袋の中はもう満員! そこにおじいさんが手袋を探しにもどってきました。さあ、いったいどうなるのでしょうか?

手袋の中が動物でいっぱいになってしまう様子にワクワクドキドキ!
最初は普通の手袋だったのに、窓やはしごがつけられお家らしくなっていく様子も楽しいですよ。

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そらまめくんのベッド
作・絵 なかやみわ

「くれよんのくろくん」「こぐまのくうぴい」「どんぐりむら」など数々のヒットシリーズを持つ、なかやみわさんのデビュー作です。
本作は、人気の「そらまめくん」シリーズの第一作目です。1999年出版

あらすじ
そらまめくんは、サヤでできたフワフワのベッドがお気に入り。
えだまめくんやグリンピースの兄弟、さやえんどうさんやピーナッツくんは、みんなそらまめくんのベッドで眠ってみたいと言いますが、
そらまめくんは大事なベッドを貸そうとはしません。
そんなある日、彼のベッドがなくなってしまいました。みんな初めはベッドを貸してくれませんでしたが、次第にそらまめくんがかわいそうになり、
自分のベッドを貸してあげることに。でもやっぱり合わなくてしっくりきません。
何日もベッドを探してやっと見つけたと思ったら、なんとうずらがそろまめくんのベッドの中で卵を温めているではありませんか。
さて、そらまめくんは…?

 

やさしく、かわいらしいイラストが特徴的。お子さんもきっと喜んでくれると思いますよ。
いろいろな種類のお豆が出てくるので、お豆の種類を覚えることも出来ますね♪
最初は自分のことしか考えられなかったそらまめくんですが、次第にまわりの事も考えられるように。成長していく姿も必見です。

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どろんこハリー
作:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
訳:渡辺茂男

「どろんこハリー」は、1954年に出版されたアメリカの絵本です。
絵のタッチがかわいらしく、3色刷りがレトロで逆に新鮮な印象です。
発売から60年という月日が経っても、まったく古臭さを感じません
良書というのは、時代を超えて愛されるものなのですね。


あらすじ

ハリーは黒いぶちのある白い犬です。ハリーはおふろが大嫌い。おふろから逃げ出してあちこちで遊び、泥だらけになってしまいます。
あんまり汚れて、白いぶちのある黒い犬になってしまいました。おうちに帰ってきたけれど、自分がハリーだとわかってもらえません。途方にくれるハリーでしたが、ふとひらめきました。
そうだ!おふろできれいにしてもらおう!…きれいになったハリーのしあわせそうなこと。ああ、おうちっていいなあ…

 

ハリーが冒険しながら泥んこになって遊ぶ姿にワクワクしますね!
お風呂が嫌いなハリーと自分を重ね合わせて、お風呂に入ってキレイにしなきゃ…と思うお子さんも多いかもしれませんね。

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100かいだてのいえ
作・絵 いわいとしお

2008年に出版された「100かいだてのいえ」は、縦方向にひらく絵本です。
絵本作家であり、メディアアーティストでもある岩井俊雄さんの作品です。
この本はシリーズ化しており、「ちか100かいだてのいえ」、「うみの100かいだてのいえ」も
見どころがあって楽しいですよ。

あらすじ
ある日トチ君に手紙が届きました。
「あそびにきてね」と書かれた手紙の差出人は、100階建てのてっぺんに住む誰かさん。
1階、2階、10階、20階…たくさんの動物が住む楽しいお部屋にお邪魔しながら、トチ君はお家のてっぺんを目指します。
天まで届くてっぺんには、さていったい誰が住んでいるのでしょう?

1ページごとに10階ずつの階層が描かれており、それぞれのお部屋にはかわいい動物たちがすんでいます。
細かく描き込まれており、ついつい見入ってしまいます。きっとお子様も大喜びですね♪
楽しく数字の概念も覚えることもできますよ。

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わたしのワンピース
作・絵 にしまきかやこ

1969年に発表された40年以上のロングセラーの「わたしのワンピース」は、特に女の子におすすめしたい絵本です。
ほのぼのとした絵のタッチがとてもかわいらしく、今も色あせません。

あらすじ
野原で白いきれを拾ったうさぎは、黒い足踏みミシンでワンピースを縫います。
「ミシン カタカタ
わたしの ワンピースを つくろうっと
ミシン カタカタ ミシン カタカタ」
「ラララン ロロロン わたしににあうかしら」
お花畑をとおればまっしろなワンピースが花もようへ、雨がふってくればみずたまもようへ。
それだけではありません。草の実もようになった実を小鳥が食べにきて、小鳥もようのワンピースは空を飛んだりするんです! まるで夢のような「わたしのワンピース。最後はどんな模様になるのでしょう?

素朴でかわいらしい絵と、鮮やかな色使い。
リズミカルでふんわりとした楽しい響きの言葉たち。
きっと大好きになってくれるでしょう!

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三びきのやぎのがらがらどん
北欧民話
絵・マーシャ・ブラウン
訳・せたていじ

「三びきのやぎのがらがらどん」は、北欧の民話を絵本にしたものです。
1965年に出版された絵本です。

あらすじ

小さいやぎ、中くらいのやぎ、大きなやぎは全員、がらがらどんという名前です。
がらがらどんは、山の草を食べようとしました。しかし、途中の谷川の橋の下には、大きなトロルが住んでいて、やぎたちを食べようとします。
けれども、小さいやぎのがらがらどんは、次にもっと大きなやぎがくると言って逃れ、二番目やぎも、もっともっと大きいやぎがくると言って助かります。
さて、最後にやってきた大きいやぎのがらがらどんは、いったいどうするでしょう?

リズミカルな文体と、痛快なストーリー、ダイナミックな絵にきっと夢中になることでしょう。

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3びきのこぶた
イギリス民謡
作・絵 いもとようこ

最後にご紹介するのは、ご存知「3びきのこぶた」です。
多くの出版社から発売されていますので、お好きなものをチョイスするといいでしょう。
ただ、本によって微妙にストーリーが違うものもあり、結末が残酷なものもあります。
こちらの「金の星社」出版の物は、ソフトなお話なので、3歳のお子様もすんなり受けいれることが出来るでしょう。

あらすじ
3びきのこぶたは母豚から、自活して外の世界で暮らすように言われます。
一番目の豚は藁で、二番目の豚は木の枝でそれぞれ家を作りますが、狼はどちらの家も吹き飛ばしてしまいます。
三番目の豚が作ったレンガの家は、狼が吹き飛ばしてもびくともしません。
狼は怒って、煙突から家の中に入ろうとしますが…。
昔からある勧善懲悪のシンプルなお話しですが、きっと夢中になってくれることでしょう。
言葉の勉強にもなり、知識を学ぶこともできます。

まとめ

いかがでしたか?
3歳のお子様におすすめの絵本をご紹介しました。
絵本を読み聞かせすることで想像力が豊かになり、感受性が育ちます
また、お母さんやお父さんの声を聞くことで安心し、情緒も安定するというメリットもあります。
言葉を覚え知識を学ぶこともできます。

会話を交えながら、有意義で楽しい読み聞かせの時間を過ごしてくださいね!