小さいお子さんの引越し・転校は、担任の先生のサポートを頼りに
小さいお子さんをお持ちの方で、お引越しを控えられている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
我が子は新しい転校先の学校にうまく馴染んでいけるだろうか、新しいお友達はすぐにできるだろうか、と心配していらっしゃる親御さんも多いと思います。
お母さん、お父さんの家庭でのサポートは一番大切です。
ですが、担任の先生の助けを借りることもお子さんがスムーズに新しい環境馴染むには大切なことなのです。
今回は、私個人の引越し・転校の体験談をシェアしながら、担任の先生のサポートがいかに大切であるか、というお話をさせていただきます。
たくさんのお友達とお別れをし、寂しい思いもします。そして、新しい学校に慣れるまで、不安な気持ちにもなります。
これまでの学校、これからの学校の担任の先生に、ママ、パパからお願いできることもあるのです。
それまでの学校での先生の気遣いがとても助けに お別れ会をしてくれた
子どもが転校を受け入れ、はやく気持ちの整理をつけるためにも、お別れ会を開いてもらうことがとても役に立ちます。
お別れ会でなくとも、クラスのみんなから色紙をもらうなど、なんらかの形でお別れの儀式を体験することが必要です。
これまで通っていた学校。たくさんのお友達、思い出が詰まった学校生活とのお別れはとても寂しいものです。
子供は、寂しさやさまざまな感情をうまく処理できないこともあります。
私は小学校4年生のときに転校をしました。
そのときクラスのみんながお別れ会を開いてくれたのです。
自分が主役のお別れ会は、転校が嫌でたまらなかった私にとって新しい生活への後押しをしてくれた大事な思い出です。
当日は薄紙のお花や、折り紙で作った輪っかのつづりなどできちんと教室を飾りつけて、何グループかに分かれて、出し物をしてくれました。
手品や、流行りの歌手の歌を振り付けつきで歌ってくれたり、お芝居をしてくれたりと、どれもとても楽しいものでした。
おそらく私がいない放課後にみんなでこっそり練習してくれたのでしょう。
そして最後の登校日、担任の先生から寄せ書きとたくさんの写真が入っているアルバムをもらいました。
このアルバムは今でも大事に持っています。
仲の良いクラスだったので転校すると聞かされたときはショックで、みんなと離れるのは寂しく落ち込んでいましたが、こんなに盛大に送り出してもらい、新しい学校でも頑張ろう!という気持ちになりました。
地域や学校、先生によってお別れ会をしない場合もあると思います。お別れ会が難しい場合でも、クラスのみんなから手紙や寄せ書きをもらったりできるように、先生と話し合っておくのもいいでしょう。
転校先での先生からのフォローも助けに
転校初日は他のクラスの子からも転校生は物珍しくみられます。
不慣れな新しい校舎ということもあり、転校直後はかなり緊張していました。
新しい担任の先生がそんな私のことを気にかけて、フォローしてくれました。
担任の先生の何気ないサポートが、私が早く馴染む手助けをしてくれたと思います。
転校先の学校で教材を私が持っているかなどの確認をはじめ、図工室や、音楽室への移動があるときに「○○さんは場所わからないと思うからみんな連れてってあげてね」とクラスのみんなに声をかけてくれたり席替えのときに仲良くなれそうな子と近くにしてくれたりと、私が自然に馴染んでいけるように促してくれました。
ちょうど私が転校した5年生から希望者はクラブに入れたのですが、私は以前から興味のあった金管バンドに入りました。
金管バンドに入ることでさらに環境にはやく馴染んでいけました。
転校した3か月後には、林間学校でみんなと楽しく騒いでました。当時を振り返るとつくづく子供は溶け込むのが早いな、と感じます。
さりげなく気にかけていてくれた担任の先生には感謝をしています。
転校後、お子さんの性質もあらかじめ伝えておくなど、親御さんが新しい担任の先生とよくコミュニケーションを取ることがとても大切です。
いかがでしたか?
今回は、小学生のお子さんをお持ちの方で、引越しを控えられている方へ、子どもが新しい学校にはやく馴染むためには担任の先生のサポートがとても役立つ、というお話をさせていただきました。
とくに小学校の高学年になると、授業以外の活動時間も長くなるので、家にいる時間より学校にいる時間の割合が多くなります。そんなときに一番見てくれているのは担任の先生だと思います。
もちろん親御さんが家庭内でのお子さんの些細な変化に気付いたり、話を聞いてあげるのはすごく大切なことです。
それと同時に担任の先生と親御さんがコミュニケーションをとることによって、親子ともに安心でき、新しい学校で居心地の良い時間を過ごせるようになると思います。