小学校低学年の女の子だった私、引越しで親に対して思ったこと
小さいお子さんをお持ちの方で、引越しを控えられている方、たくさんいらっしゃいますよね。
引越しの理由もさまざまだと思います。
旦那さんの転勤、子どものために良い環境に移りたい、家庭の複雑な事情でやむを得ず、という方もいらっしゃるかもしれません。
そんな引越しを経験する際、お子さんはどのように感じているのでしょうか。自分の子どものことはなにもかも理解していると錯覚しがちです。
ですが子どもはどんなに小さくても人格を持った一人の人間です。
引越しによって子どもはお友達と離れなくてはいけません。
まだ幼くて近所の事も良く把握できていません。
親の手助け無くして子どもは生きていけないのです。
そんな時、子どもは親に素直な気持ちを言わない事もあります。実は子どもは親に気を遣ったりしている ものなのです。
物分かりのいい子、と片付けるのではなく、お子さんの内面をよく観察し、子どもが本当はどんな気持ちでいるのかできるだけ寄り添って見てあげるようにしましょう。
私自身も小学校低学年のときに二度の引越し・転校を経験しました。
私の個人的な体験談を交えながら、引越しに対して子どもがどんな気持ちでいるのかをお話させていただきたいと思います。
ママ、パパがどのようにお子さんに寄り添えばいいのかも、少しアドバイスできるかと思います。
小さい子どもでも親に気を遣っている
小さい子どもでもママのことをよく見ていて、とても気を遣うこともあるのだということ、ご存知でしょうか。
私の場合は母の再婚相手の関係で不本意な引越しをしました。
母が再婚相手と複雑な事情があったようでした。辛そうにしているのをそれまでに見てきて知っていたので、母に少しでも心配や迷惑をかけないようにしていました。
母を励ますことを常に考えていましたし、私は楽しそうにしていなくちゃ、新しい学校ではやくお友達を作って安心させてあげよう、と思っていたことを覚えています。
お母さんのことが世界で一番好きな子どもにとって、お母さんのどんな細かな言動も見ています。
大変な環境の変化の時にこそ、心強いママでいてあげましょう。
お子さんが引越し・転校という大きな変化を乗り越えるには、親御さんのサポートが不可欠です。さまざまな事情で引越しをされると思いますが、子どもは無力で繊細な存在です。
よくお話を聞いてあげ、お子さんの気持ちを探り出して寄り添ってあげてください。
やさしく抱きしめてあげたり愛情の言葉をたくさんかけてあげることもとても大切です。
ママが思っているより、子どもはママからの愛情表現が必要なのです。
子どもの性質をきちんと理解し、アドバイスしてあげる
それまでの学校を離れる時、お友達と離れることがとても悲しかったのを覚えています。
転校するにあたり、転校先の学校で新しいお友達が出来るかが一番不安でした。
人見知りするタイプだったのもあり自分からなかなか話しかけられず、何日かは1人で過ごしていたことを覚えています。
転校し新しい学校での不安のケアにはやはりママの力が必要です。
ママはお子さんの性格をよく理解してあげてください。
たくさん話を聞いてあげて、お子さんの性格を踏まえてどのようにお友達をつくればいいかなどのアドバイスをしてあげてください。
引越し後は、たくさん一緒に行動してあげる
引越し先の環境では、まだ不慣れなこともありストレスを感じやすいです。
新しい環境に慣れるためにも、親御さんが積極的にいろいろなところへお子さんを連れてってあげることがとても大切です。
親も子供と一緒に行動する事で安心しますし、新しい場所へ馴染むのもはやくなります。
余談ですが私の場合母親だけの家庭でした。母親も働いていたのですが、引越しして間もなく母が働く場所にも連れていってくれて職場を見せてくれました。
幼かったですが、母の働き場所を自分の目で確認できたことで、なぜかとても安心できたのを覚えています。
子どもがどんなに小さくとも、例えわかっていないようでも、コミュニケーションを取り、事細かにいろいろなことを教えてあげてください。
いかがでしたか?
今回は、小学生のお子さんが、引越しをどのように捉えるか、そして子どものことを一人の人格を持った存在として接することがとても大切、というお話をさせていただきました。
大きな環境の変化。お子さんにとって一番大切なのは、ママからの愛情表現です。
お子さんをしっかり観察し、たくさんコミュニケーションを取り、愛情表現をしてあげてください。そうすることで、新しい土地や学校へ馴染むのも一段とはやくなるでしょう。