見積書や契約書はきちんとしてる?難しいけど確認しておくポイント
引越業者さんとやり取りを始めると、大きく2種類の書類に目を通すことになるでしょう。
一つは「見積書」、もう一つは「契約書」です。
このような書類は字ばかりで、しかも難しい漢字が多く読む気にならない人が多いと思いますが、大切なことが書かれているので把握しておかないと後悔してしまうポイントが幾つかあります。特に女性の皆さんはだまされないように注意して下さい!
実際、ビジネス界に疎い私のようなタイプの女性は重要性をよく知りませんでしたし、わからないくせにそのような書類をじっくり見るのも気が引けるというものです。
今回は、ココさえ押さえておけば安心というポイントをご紹介しますので頭に入れておいて、書類を出された時はそのポイントのみ見てみるようにしてください。
認可番号が書いてあるか
出典 http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/
まず、その引越し業者が国土交通省から認可されているのかどうかを確認しましょう。
確認の仕方は、引越し業者の名前のすぐ近くにある番号です。名前を探して、「認可番号」という文字と数字があるか見ましょう。
日本では、国から許可された業者であることが、引越しの業務を行うことができると決められています。もし許可されていない業者の場合、引越し業務に関わる事項すべてにおいて、独自のルールで動いている可能性があります。
もちろん、トラブルが起きた時の補償に関しても国のルールに則っていませんので、何かあった時に取り返しのつかない状態になることも考えられます。
しっかりとした業者であれば、国から発行されるナンバーがあり、契約書に記載することが義務付けられているので、書類をもらった時はこの番号があるかないかをまずチェックしてみるとよいでしょう。
作業内容の項目が細かく設定してあるか
次に確認したほうがよい事項は、契約書に細かく作業内容の項目が書かれているかという点になります。
引越し業者にお願いすることは、引越し業務を委託するという意味になるので、どこまでの業務が契約の中に含まれているのかはっきりさせていないといけません。
細かい事項まで書いていない場合、オプションなどという名目で、業者が元々の予算よりも多く金額を請求するということが起きてしまいます。
国から認定された業者であればこのようなことは起きないはずですが、引越したあとに後悔しないためにも、契約書の段階でどこまでのことが引越し業務に含まれているのか明らかにしておくとよいでしょう。
もし項目が大雑把で気になるようであれば、業者を変えることを検討したほうがいいかもしれません。
料金欄には項目別にしっかり料金が書いてあるか
そして気になる料金欄を見ましょう。料金は気になるところなので見るでしょうが、注意が必要です。
「運賃:◯円」「作業員料:◯円」などと項目を分けてしっかり書いてあるか見て下さい。
または、たとえば「追加料金」や「サービス料金」など曖昧でわかりにくい内容があれば、素直に聞いて確認して下さい。曖昧な表現でごまかして値段を高く設定している場合があります。
サインする前に、契約書か見積書かを確認する
最後に気を付けたいのは、サインをする前に、それは見積もりの段階の「見積書」なのか、決定した「契約書」なのか、書類のタイトルをしっかり見ましょう。
この2つの書類は一見似ているところがありますが、こちらでは見積もりと認識していたのに、実は契約をしてしまっていたということがあっては大変です。
不本意な契約をしないようにサインを求められた時は最新の注意を払い内容を見なおしてみましょう。