子ども部屋のベッドと学習机はどう選ぶ?
お子さんが小さいうちは、まだあまり必要がない子ども部屋。
でも、小学校入学が近づくにつれ、そろそろ子ども部屋を準備した方がいいかしら、とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
引越しをするときに、子ども用の家具の買い替えを考えている人もいるでしょう。
そこで、子ども部屋の2大家具、ベッドと学習机の選び方とおすすめポイントをご紹介します。
ベッドは部屋のタイプに合わせて選んで
子どもの成長は、思ったよりも早いものです。
はじめて子ども用ベッドを買うときは、なるべく長く使えるベッドを選びたいですね。
今回は子ども用ベッドのうち、シングルベッド、ハイベッド、二段ベッドについて、それぞれのポイントをご紹介します。
●シングルベッド
一人っ子の場合や、子ども部屋が広い場合は、シングルベッドがいいでしょう。
寝がえりをしてベッドから落ちてしまうのが心配な場合は、柵のあるタイプが安心です。
また、子どもの荷物や洋服はどんどん増える一方ですので、ベッドの下に収納が付いていると便利ですね。
子どもの成長に合わせて、長さを調節できるベッドもあります。
これだと、より長い期間にわたって使うことができます。
●ハイベッド
ベッドの下にチェストなどが置けるハイベッドタイプは、スペースを上手に使うことができます。
ベッドと学習机が一体化したシステムベッドデスクもあります。
システムベッドデスクの場合、机の上にベッドがありますので、照明の明るさには注意して勉強する手元が暗くならないようにしましょう。
●二段ベッド
最後に、兄弟がいる場合は、二段ベッドタイプがおすすめです。
二段ベッドの最大のメリットは、ベッド1台分のスペースで2人が寝ることができる点です。
ほとんどの二段ベッドは、上下を分けて別々のベッドとしても使えるようになっています。
小学生のうちは二段ベッドで、中学生になったら別々のベッドとして使う、というように、買う前に使い方をイメージしておくといいですね。
●マットレスは要検討
どのタイプのベッドにするとしても、マットレスはまだ必要ないかもしれません。
ぶあついマットレスがあると、子どもはぴょんぴょんとジャンプせずにはいられない生き物!
買ったその日に、ベッドのマットレスの上で飛びはねて、ベッドからばきっという音がしたという話も聞きます。
守られない約束だとしても、マットレスを買う場合は、子どもと「飛びはねないようにしようね」と約束をしておいた方がよさそうです。
学習机は本当に必要かよく考えてから
最近は、「リビング学習」が定番になりつつあり、小学生のうちはリビングで宿題をしましょうと指導される学校もあるようです。
また、東大生の約半数が子どものときにリビングで勉強していたというアンケート結果があり、リビング学習には効果があることも分かりました。
そうなると、本当に子ども部屋に学習机が必要だろうかと悩んでしまいますね。
そんな場合どのように選んだら良いでしょうか。
●とりあえず学習机は買う
まだどこで勉強するか決められなくても、とりあえず買っておくのはありです。
勉強はリビングでするとしても、教科書や学習道具を置くための学習机が子ども部屋にあったらやはり便利ですし、リビングに学習机を置くことだってできます。
小学生は6年間ありますので、その間に子どもの考え方が変わることだって多いにあります。
お祝いの気持ちも込めて、1年生で買っておくことは損ではないはずです。
●買わずに様子をみる
部屋に閉じこもらないようにしたいなどと考えるようでしたら、学習机はしばらく買わずに、子どもの反応を見るのも方法です。
リビング学習が合わなそうだなと感じたり、子どもが欲しがったら、その時の子どもの好みに合わせて買ってあげるのもよいでしょう。
●買う時はお子さんと一緒に
以前は、学習机といえば上棚付きで引き出しが一体になった大型の机ばかりでした。
しかし、最近では、家具売り場にいくと、さまざまなデザインの学習机が並んでいるのを見ることができます。
従来からある上棚付きのベーシックデスクに加えて、本体、ワゴンや上棚、引き出しなどが別々に販売されていて組み合わせパターンを選べるユニットデスク、天板の高さを変えることができる天板昇降デスク、ベッドと学習机が一体化したシステムデスクなどがあります。
良い材質で丁寧に作られたシンプルな机は、大学生になっても使えそうという理由で、人気が高いようです。
ここまでバラエティ豊富になると、親の一存では決められないことはお分かりでしょう。
お店で実物を見て、座ってみたり、引き出しを開けてみたりしながら、一番好きな学習机をお子さんと一緒に見つけることが大切です。
ユニットデスク
出典 http://kagu.koizumi.co.jp/study/cat3/12.php
天板昇降デスク
出典 http://www.okamura.co.jp/company/topics/soho/2009/sorano_f.php
子ども部屋や子ども用スペースは、お子さんにとって、とても大切で特別な場所です。
とっておきのベッドと学習机(リビングテーブル)で、楽しい小学校ライフとなることでしょう。