引越しコラム column

一人暮らしで自分のキャパを超えかけて彼を不安にさせてしまいました


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私が勤めている会社の支社にいくことになり、学生時代から付き合っていた彼と離れる事になったのは3年前のことでした。

それまでお互い地元で暮らしていて、会いたくなってもすぐ会える距離にいたので、社会人になっても仕事の帰りに食事やデートをして、お互いの将来のことも少しずつ話し合ったりして楽しい日々でした。

しかし新しい土地での1人暮らしが決まって、彼とは新幹線で数時間の距離に離れてしまいました。

 

 

新しい環境でのストレス

新しい人間関係と住環境に慣れるのが大変で、最初は仕事から帰るとすぐに電話やスカイプで1日のことを話したりしていたのですが、
彼は今までと変わらない日常なのに、私はめまぐるしく毎日が過ぎていって次第に余裕がなくなってしまいました。

それまで実家暮らしだったので、自炊やアイロンがけを自分でやっていなかったのもあって、
何でも自分でやらないと変わらない状況にストレスがたまっていったんだと思います。

彼に八つ当たりするようになってしまって、話していても言い合いのほうが増えてしまいました。
ストレスのはけ口を彼に求めてしまったんですよね。

それでも彼は最初の頃は冗談を交えながら励ましてくれたんですけど、
その冗談が私には受け流せなくなってきて1人で勝手に拗ねてる状態になってしまいました。

 

 

新しい環境で出来た気持ちの再確認

次第に電話もメールも減っていき、もうこのまま自然に終わるんだろうと思いながら数ヶ月が経ってしまいました。

大型連休に突入しても帰省する気分になれずに、アパートで過ごしていると彼から
「今駅の改札口を出たよ。一緒にメシ食わない?」と昔みたいなメールがきました。
今私が住んでいる駅前のシャメ付きで。

すごく驚いて、慌てて身支度を整えて駅に向かうと、そこには変わらぬ笑顔で手をあげる彼の姿がありました。
なぜか涙が出てきて止まりませんでした。

ぽんぽんと頭に手を乗せて「俺は初めてだから店選びは任せるぞ」という彼の目にも涙が浮かんでいました。
彼は私の気持ちが冷めたんだと思っていて、きっちりと別れをするために来たそうです。

でも泣きじゃくる私を見て、気持ちが冷めたわけじゃないんだとわかって安心したと後で教えてくれました。
2人でお互いの不安をぶつけあって、気持ちの再確認をして仲直りできました。
私のヒステリーが原因だったので、思い出すのも恥ずかしいです。