引越しコラム column

同棲から別れ、前向きなひとり暮らしまでの私の軌跡


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努力のアプローチでお付き合い、同棲

出会いは6年前でした。

出逢った時から良い人だなぁと感じアプローチしていた彼がいました。努力のアプローチの結果、彼も私のことを好きになってくれて付き合えることに。

その当時、彼はひとり暮らしをしていたのですが、1年半後の彼の部屋の更新の時に一緒に住もうと言われ、私の両親にも挨拶をしに来てくれて許しをもらい、見事同棲生活をスタートしました。

 

幸せの同棲生活

実家暮らしだった私は、それまで母任せで全く家事をしてこなかったため初めはいろんな失敗をしました。

それでも彼は何も言わず手伝ってくれて、一緒に料理を作ったり、洗濯をしたり、掃除をしたりと、まるで新婚のような気分で毎日を過ごしていました。

将来結婚する約束もしていたので、二人で貯金をするために家賃があまり高くなくてそんなに広くはないアパートでしたが、それでも本当に幸せでした。

 

突然の別れ

そんな生活が少しずつ崩れていってしまったのは、いつからだったか分かりません。突然、別れを告げられました。

「この家を出て行く」と。

理由を聞いても、その方が良いと思うからの一点張りで、今も理由が分かりません。

泣いてみたり、喚いてみたり、色々がんばってみましたが、彼の思いは変えられませんでした。他に好きな人ができたのか、と疑ったりしてみましたが調べる勇気もなく、悶々としていました。

そしてある日仕事から帰ると、彼の荷物がすべてなくなっていました。二人で貯金したお金は、通帳にきっちり半額残っていました。連絡もいっさい取れなくなってしまい、しばらくは食べることもできず、狭いと思っていた部屋がなんだか広く思えて、ただただ泣いていました。

 

初めて前向きに、強くなった

そんな日々が2か月程続いたのですが、思い出だらけの部屋にいることが辛く、また、私だけのお金だと家賃の支払いが大変だったのもあって、思い切って不動産屋に入ってみました。すると内見をするうちに「引っ越したい」という気持ちが湧いてきました。それは別れて以来、初めての前向きな気持ちでした。

しばらく不動産に通い気に入った部屋を見つけ、そこからはトントン拍子に引越しまでのスケジュールが立ちました。

部屋中の彼の匂いを消すように、思い出の品は思い切ってすべて捨てました。アルバムも、一緒に買ったフライパンなんかまで。するとなんとなく、気分がすっと明るくなれました。引越しの日、がらんとしたその部屋を見てやはり少し涙が出ましたが、次の部屋に向かいました。少し強くなれたなぁと感じました。

 

それから2年。新しい恋もなく、友人と遊んだり、とにかく仕事に打ち込んでいます。
引きずっていないかというと、正直未練がまだ残っていますが、選んだ部屋は今も私を毎日あったかく迎えてくれています。

思い出すと胸が痛いですが、今後もがんばっていきたいと思います。もし同じような別れと引越しを経験された方は一緒にがんばっていきませんか?