外国人彼氏との出会いと別れ 私が引越しで学んだこと
海外への引っ越し
高校生の時、親の仕事の都合でカナダに引越しをしたことがあります。
2年生に上がるのと同時に引っ越したので、高校1年間で出来た友達と別れるのがつらくとても行きたくありませんでした。
引越し先はカナダの中でも田舎だったので日本人学校やインターナショナルスクールはなく、現地の高校に通い始めました。
最初は英語が全く分からなくて、校内放送で呼び出されてもどこに行けばいいか分からず先生に聞かなければいけないほどでした。
彼との出会い
そんな中、私が困っているとどこからともなくやって来て助けてくれる同級生の男の子がいました。
彼はよく私を可愛がってくれて、ことあるごとに私をからかい笑わせてくれました。
特に告白の言葉はありませんでしたが、出会って2ヶ月ほどでお付き合いするようになりました。
彼とお付き合いするようになり英語はメキメキ上達しました。
しかし全てが英語の授業についていくことは難しく、自分の考えを相手に伝えられなくて落ち込むこともたくさんありました。
そんな時に、優しい言葉をかけて彼はいつも私を励ましてくれました。
2度目の引っ越し
英語もすっかり上達した2年後、私の大学進学のこともあり、また日本に引っ越すことが決まりました。
そのころにはカナダ人の友達が出来ていたので、日本に帰りたくなくて抵抗したのを覚えています。
生活の一部となっていた彼と離れ離れになるのも本当につらかったです。
日本に帰国してからは、遠距離恋愛となりました。
心がけていたのは、毎日連絡をとるということです。
週末は時差を考えながら電話でよく夜中まで話しこみました。
国際電話用のプリペイドカードが販売されているので、よくお世話になりました。
また、スカイプも頻繁にしていました。
最初は顔が見えると恋しくて涙が溢れていましたが、時が解決してくれました。
電話やスカイプが出来ない日が続くと、メールをしてお互いの近況を伝えるようにしました。
しかし、二人とも大学生になり、新しい生活が始まると連絡の頻度が減っていってしまいました・・・。
別れを選んだ
合計4年ほどお付き合いしましたが、よく話し合った結果友達に戻ることに決めました。
お互いお金がなくて、会いにいくことができなかったのも大きかったと思います。
今はそれからさらに5年が経過しましたが、時々メールで近況を教えあう習慣は相変わらずです。
お互い困ったことがあった時は連絡し、アドバイスを求める関係になっています。
カナダで出来た他の友達ともSNSでつながり頻繁にやりとりをしています。
みんなとてもいい友達です。
引っ越しで私が学んだこと
引越しをして人と離れ離れになるのは本当につらいことですが、必ず時間が癒してくれます。
海外に行っても日本にいても友達と別れるのはとても辛いことです。
しかし、新しい環境で新しい友達を作ることによってそれは解消されていきます。
同じ時間を共有することが少なくなってもその相手とどういたいか、どうありたいかで関係性も変わってくるのではないでしょうか。
私と彼はそれで友達という道を選んだわけです。
カナダに引越しをして出来た経験はこのような体験をでき尚且つ私の考え方を変えてくれました。
この出来事は今もかけがえのない大切な思い出です。