引っ越しは新しい自分のドアを開ける鍵
引っ越しをすると意識が変わるのか、意外に自分の性格も変えられるものです。
性格が変われば、人生がガラッと変わります。良く自分を変えれば世界が変わるといいますが、それはあながちウソでもないんですよね。
初めての恋人との別れ
その当時、私は初めてできた恋人と一緒に住んでいたのですが、ひょんなことから別れることになってしまい、そこから離れなければならなくなりました。
でも本当は引っ越したくありませんでした。
初めてできた恋人だったし、それまで、その人以外の異性とはほとんど話したこともないような自分だったので、その人のことをすごく引きずっていたのです。
異性と話すことが嫌いというわけではなかったのですが、どうにも苦手で、同性の友達と話すように話せなかったのです。
それでも何故かその恋人だけは自然と最初から話しをすることができて、こういう人と結婚するんだろうなぁ。と思っていました。しかしそううまくはいかないのが人生ですよね。
引越しの準備で見つけた彼からの手紙
その人と付き合っている間は、その人以外の異性ともうまく話せたように自分では思ってるのですが、その人がいなくなってからというもの、またいままで通り異性と見るやいなやうまく話せなくなってしまう自分に逆戻りしてしまいました。
そんな中でも日々は過ぎていき、引っ越しの日が近づいてきました。
いつまでもひきずっていても仕方ありませんから、私は引っ越すことを決断したのです。
そうして引っ越しの準備をしていると、その恋人からの手紙を見つけました。
当時私に渡し忘れたのだろうかと思って、恐る恐る私はそれを確認してみました。そこには、
「もっといろいろな人と、自信をもって話をすることができれば、私はもっと多くの人に愛されて、もっと素敵な人に出会えるよ。」
という内容のことがかいてありました。
引越しが自分を変えることができたきっかけとなった
それを読んで私は、その人だけはなぜか自然としゃべれると思っていたけど、その人がこちらのことを理解して頑張っていてくれたから自然と喋れていたんだなということを初めて理解しました。
そのことを理解して、住んでいた街から離れたら、まるでつきものが落ちたように私は異性とも話せるようになり、その人の言葉通り素敵な人にもめぐりあえました。
あのタイミングで引っ越したからこそ、こうして自分を変えることが出来たのなぁと今でも思います。あの引っ越しは二つの意味で、新しいドアを開ける鍵でした。