同郷の隣人
引越しには様々な環境の変化がともないますよね。身の回りの状況が大きく変わり、人々との別れや出会いが沢山あります。
悲しい出来事とは印象的なもので、別れの話はよく聞きますがあまり出会いの話は聞く機会も少ないですね。
では、今回は引越しを機に嬉しい出会いを体験した、とある男子大学生の方のエピソードをご紹介いたします。
北海道から引越し
2年前になりますが、今のアパートに引っ越してきました。北海道出身の僕が、東京の大学に進学するため、初めて親元を離れて、初めての引っ越しをしました。引っ越しと言いましても、荷物はそんなに持っていませんでしたので、ダンボール5個を運んでうつすだけでしたので、すぐ終わりました。事前に申し込んでおいた家電関係も届き、新居は夕方にはとりあえず住める環境には整いました。
さてそこで、ネットで調べたのですが、引越しの際は隣近所には挨拶をしておいて方が何かと良いと書かれていたので、隣と上の部屋に挨拶に行きました。隣の住人は留守のようでしたので、その日は上の住人にお菓子を持って挨拶をしました。
次の日、買い物に出かけようとすると、隣の部屋が引っ越しをしており、荷物を運び込んでいました。業者の人はいるのですが、住人の人は部屋の中で見えなかったので、とりあえず買い物に行き、落ち着いた頃に挨拶をしに行くことにしました。
まだこのときは、ネットで調べた引越しの挨拶を淡々と行うこと以上に、なんの期待もしていませんでした…。
運命の出会いと驚きの自分の行動!
買い物から帰ってきたのが夕方ごろでした。お菓子を持って隣に挨拶をしに行くと、部屋の中から同い年ぐらいの女性が出てきました。昨日引っ越してきた者ですと挨拶すると、私は今日引っ越してきて、「私もこれから挨拶に行こうとしていたところでした。」と微笑んでくれました。
北海道で有名なホワイトチョコのお菓子を渡したところ、彼女も中から包みを持ってきて、同じ包装紙のお菓子を渡してくれました。なんと彼女も同じ北海道の出身で、同い年で、同じく大学に進学するために引っ越してきたと言っていました。
同郷の人にいきなり知り合うことができて、しかも同じお菓子!とても嬉しくなって、あろうことか僕はその日ご飯に誘ってみてしまいました。ふたりのアパートの近くにあったカレー屋さんで一緒に食事をしました。
食事の時にメールを交換し、その後は時間が合えば一緒に食事したり、ホームセンターに買い物に行ったりしていくうちに、だんだんと仲良くなり、出会って3ヶ月くらいの夏休み前に付き合うことになったんです。こんなことが実際にあるって、信じられますか?
今の家を紹介してくれた不動産屋さんに感謝するとともに、運命を感じた引っ越しでした。
まとめ
以上、今回は引越しにまつわる「出会い」のエピソードをご紹介いたしました。まるでドラマのストーリーのような、ロマンチックなお話でしたね。
やはり、出会いというものはどこにあるのかわからないものですね。当たり前のことですが、一期一会を大切にしてゆきたいものです。
最近は「恋愛をしようにも出会いがない」という声もちらほら耳にしますが、環境を変えれば必ず新しい出会いが待っています。これを機に新たな人間関係を求めて引っ越してみるのも良いかもしれませんね。