引越しコラム column

家事分担が上手くいかず…同棲中に突然逃げ引っ越し


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結婚を視野に入れた上で、2年間同棲していた彼がいました。

2年間も一緒に暮らしてみると、結婚したらこうなるんだろうな、という予想が少しずつついていきます。

お互い正社員で働いていたのですが、よくある状態ではあるのですが、徐々に私の家事の負担が増えていました。

 

いきなり引越しを決意!

始めの頃、張り切って作った「家事分担表」はあまり意味が無くなっていきました。

彼の方が早く帰ってきていても、テレビを見ていて、「夜ご飯なに?」と聞かれる。

週末に溜め込んだ家事を二人でやっていると、「なんで休みの日にこんな事」という雰囲気で彼がイライラしている。

二人でするべき家事なのに、私はつい「ごめんね」と言ってしまう。

私の中で不満がたまっていきました。
不満に思った時に、その都度話し合っていれば良かったのかもしれません。

しかし、「結婚した後もずっとそういった不満や衝突があるのか」と思うと、彼との同棲を解消したい気持ちや彼との結婚を諦める気持ちの方が大きくなっていきました。

私は彼としっかりと話し合うこともなく、彼の出張中にいきなり引っ越しをしました。

 

完全に弱っていた自分

彼が出張から戻ってきたのであろう日から、何度も私の携帯電話に着信がありました。

「訳が分からない」というメールから始まり、怒りのメールが何通も届きました。

彼の対応は当然のものだったと思います。

私は彼の電話もメールもしばらく無視し続けました。

彼に自分の気持ちをきちんと伝えることができないくらい、私の気持ちは弱っていたのだと思います

 

やってくれてて ありがとうね

彼からのメールも届かなくなった頃に、彼からの着信の電話に私はやっと出ました。

罵詈雑言を投げつけられるかと思いましたが、「ねえねえ」から始まる穏やかな電話でした。

「あのサラダのドレッシングって何だったの?」

「シャツってどうやって洗ってたの?」

「なんかいろいろわかんなくて、やってくれててありがとうね。」

ということでした。

 

最後の言葉はありがとう

しっかりとした別れの言葉はありませんでしたが、彼の中で私との関係が終わったことを感じました。

突然の引っ越しというのは非常識なのでしょうが、ああいう突然な引っ越しという別れをしたから、彼からの最後の言葉が「ありがとう」だったのではないかと思えます。そのくらい激しい行動に出ないと分からない男性は多いのではないでしょうか。

 

…しかし、そう思っていたのも昔の話。まともにコミュニケーションがとれなかった未熟な自分を、今では自覚しています。そんな非常識な行動から「ありがとう」を引き出し満足するなんて、悲しい話ですよね。

家事の分担によるトラブルはカップルや夫婦でよくあるものですが、小さなトラブルの芽のうちからしっかりコミュニケーションを取ることが大切です。これは女性にも男性にも言いたいことです。こんな激しい逃げるような引越しを皆さんにはして欲しくないと恥ずかしく思います。。。