15/04/24 引越し準備 prepare

こびりついた換気扇の油汚れ!落とすのにいいのはコレ!


就職や転職、出張や転勤など新しい生活がスタートする時につきものなのが引越しでしょう。引越しをする時には手続きや転居先の準備など忙しくなりますが、一番面倒なのが、いま住んでいる家から退去する時の部屋の掃除でしょう。普段掃除をしていても、家具や荷物を運びだした時には、今まで目についていなかった汚れが目立つようになります。部屋の汚れ方によっては返ってくるはずの敷金が返ってこなくなることもあるので、気をつけなければなりません。

 

敷金とは

敷金とは、賃貸契約した時に払う担保金のようなもので、家賃の未払いがあった時や、退去の時に部屋の汚れがひどい時、修復が必要な時には、修理費やハウスクリーニング代として使われます。敷金はあくまでもお金を預けている状態なので、修理費などに使われることがなければ、引越しをする時に全額返ってくることになっています。普段の暮らしをしていれば、どうしても汚れがつくことはありますし、年月によって故障してしまうこともあるので、全ての負担をする義務はありません。

普段の暮らしの中で、生活をしていればできてしまうものというと、自然光の光によってできた壁紙の変色や、フローリングのワックス落ち、長期使用によるクロスの剥がれ、ポスターを貼る時の画鋲程度の穴などがあります。特に目立つものでもなく、自然とできてしまったものは、貸し主が負担することになっているので、引越しの時に敷金から引かれることはありません。敷金が全額返ってくることが難しくなるものは、故意や過失によってできてしまった汚れです。例えば、家具の移動を行った時に、畳やフローリングにキズをつけてしまった場合や、タバコによってできる天井や壁の過度なシミ、焦げも敷金から金額が引かれることになりますので気をつけましょう。

また一番汚れやすい水回りの汚れや不具合も、敷金から引かれることがあります。お風呂やトイレなどの水垢やカビ、キッチンなど油汚れは一度ついてしまうとなかなか取ることができないので、専門の業者に依頼して掃除をしてもらうため、ハウスクリーニング代が高く請求されることがあります。お風呂やトイレ、キッチンの掃除は普段の生活でもとても面倒なものですが、敷金からなるべく引かれることがないように頻繁に掃除をしておくようにするといいですね。

 

キッチンの換気扇汚れ

このハウスクリーニング代は、退去時にしっかり掃除することで請求される金額を少なくすることができます。戻ってくる敷金を多くするためにも落とせる汚れは落としてから退去しましょう。

掃除の中でも一番手間がかかるのが、キッチンの油汚れではないでしょうか。特に換気扇は油汚れはこびりつきやすい場所なので、汚れを落とすのに苦労することがあります。換気扇の油汚れは油だけでできているわけではなく、料理をしている時の油煙と食材から出る蒸気が空中に広がり、そこにホコリがくっついたものでできています。

 

使用するのはアルカリ性洗剤

汚れがついてすぐの時には液状なので、洗剤で拭き掃除をすれば簡単に落とすことができますが、付いた汚れは光や熱の影響を受け、酸化していきます。時間の経過と共に固まっていき、放っておくと樹脂化してこびりついてしまうので、拭き掃除をしただけでは、簡単に落とす事が出来なくなります。まずは、カチカチに固まった油汚れを液状に戻すために、酸性の汚れを中和するアルカリ性の洗剤で使用しましょう。液状に戻してしまえば食器洗剤やアルコール除菌剤でも簡単に落とすことができます。

 

お湯につける

油汚れを浮き上がらせるために、外した換気扇をアルカリ性の洗剤を混ぜたお湯につけ込み、細かい所には歯ブラシでこするとよいでしょう。この時必ずお湯かぬるま湯を使うようにすることがコツになります。水だと長時間つけても洗剤が浸透せずに、汚れが浮き出ないことがありますので気をつけましょう。汚れがひどい場合や、取り外しができないタイプの換気扇には、キッチンペーパーなどにアルカリ性の洗剤を染み込ませて、換気扇に湿布しておくと汚れが取れやすくなるので、油汚れが浮いてきたら、そのままキッチンペーパーで拭き取りましょう。

 

重曹も便利

薬品が苦手な場合は、アルカリ性質である重曹を使ってみましょう。重曹は炭酸水素ナトリウムとも呼ばれているもので、食品として使われているベーキングパウダーと同じ成分です。汚れがひどい時には、重曹2に対して水を1入れて、ゆっくりと混ぜ合わせてペースト状にしていたものを取り外した換気扇にまんべんなく塗っていきます。汚れが浮き上がったら歯ブラシなどで細かいところを擦っていきましょう。お湯に重曹を溶かして一日置いておいても効果的です。

取り外せない場合は、重曹を水に薄めたものをスプレー容器に入れて吹きかけていき、スポンジなどで擦っていきましょう。アルカリ性の洗剤と同じように、キッチンペーパーに染み込ませたものを湿布しておいてもよいでしょう。
近年では、肌にも優しい成分で、環境にも良いこともあり、自然由来のもので掃除をすることに注目が集まっています。重曹を使った掃除用洗剤も多くなってきているので、自分で洗剤を作るのが面倒な人は掃除コーナーで探してみるといいですね。

 

まとめ

引越しの時にしっかりと掃除をしておくことで、万が一高額な請求をされた場合でも、交渉することができるようになります。賃貸契約をする場合、退去時にかかるハウスクリーニング代は、借り主が負担すると書かれていることが多いため、敷金が戻ってこないことがあっても仕方ないと思う人もいますが、しっかりと掃除していたにも関わらず、このハウスクリーニング代を高く請求された場合には貸し主と交渉することも大事です。

国土交通省のガイドラインでは、通常の掃除をしっかりと行っていたのであれば、契約があったとしても、必要以上の請求をすることはできないことになっているので、請求されても支払わなくていい可能性もあります。もし請求額に不満があった場合には不動産管理会社に相談して交渉してもらいましょう。