初めての女性の単身引越し・一人暮らしのポイントまとめ☆
進学・就職・転勤・転職・・・人生の転機に転居をすることはよくあります。
そして生まれてから一度も転居をしたことがないという人もあまりいないでしょう。
転居をきっかけに一人暮らしを始めることも多いと思いますが、女性にとって一人暮らしは心配事も多いもの。
ここではそんな、これから一人暮らしを始める女性のために、
- どんなことに気を付けて
- 何をしたらよいか
をアドバイスしようと思います。
あなたの一人暮らしが充実したものになる様、お役に立てたらうれしいです♪
目次
2-1.『住』環境に必要なもの~立地環境編~
2-2.『住』環境に必要なもの~内装編~
2-3.敷金・礼金の知識
3-1.シーズン中は早めに予約
3-2.見積もりはタダです
3-3. 女性向けのパックを利用しよう
3-4.お金をかければサボれます
4-1. 部屋のレイアウトを考えておく
4-2. 物を捨てることを心得る
4-3. 梱包の順番を考える
4-4. 着いた後にすることを考えておく
5-1. こちらからする手続き
5-2. 向こうからくる訪問者
1.一人暮らしに大事な要素の優先順位とは
人間の生活に必要な3要素は『衣・食・住』と言われますよね。
でも、現代日本で女性が一人暮らしをする場合、この中で圧倒的に優先されるべきは『住』です。
『衣』については毎日買わなければいけないものではないので、セール時に遠征したり、今はネットで購入することができます。
また、せっかくおしゃれな衣類を買っても家が狭くて収納できなかったりすると、そのおしゃれを楽しむことができません。
『食』についても、自給自足でもしない限り、重要になるのはお家とスーパーやコンビニなどのお店からの距離です。
つまり、『住』環境の充実が『衣』や『食』の充実にもつながるわけです。
2.理想的な賃貸選びとは
『住』環境の充実は生活全体の充実につながることがわかりました。
ではその『住』環境に必要なことって何でしょう?
ここでは特に女性にとって『住』環境に必要なものを『外』と『内』でまとめてみました。
これをもとに、賃貸物件を検討してみましょう。
2-1.『住』環境に必要なもの~立地環境編~
家がどこにあるかというのは、生活そのものに影響を与える重要なポイントです。
まずは家の立地環境についてポイントをまとめます
<駅チカは必須ではない>
家の立地というとまず評価されるのは駅から徒歩××分といった駅からの所要時間です。
駅に近ければもちろん生活には便利ですので否定はしないです。
ただ、一人暮らしという前提が入ると絶対必須というわけでもなくなります。
まず、特に都会では駅チカは家賃が跳ね上がります。
また、その駅自体の利便性でもランクができます。駅から離れれば割安で住めることになります。
また、特に大学生などは、免許の取得などで原付などの足を持つことになり、行動範囲がぐっと広がっていきます。
電車の駅が近いことは悪いことではもちろんありませんが、自分の行動半径が広がるにつれて必須ではなくなっていくわけです。
<会社や学校の近くに住みたいですか?>
よく考えてください。会社や学校の近くに住めば朝遅くまで寝ていられます。ただ、それだけです。
休みの日にも会社や学校に行っているような気になるし、プライベートでも会社や学校の人に会う可能性も高まります。
本当に仕事や勉強が好きな方なら止めはしませんが、私はおすすめできません。。。
<高さは重要>
女性の場合、いろいろな理由で1Fの部屋はお勧めできません。
特に外の通りから塀で仕切られているようなタイプの家の場合、それが泥棒にとってはついたてのような役割になってしまい、非常に入りやすい家になってしまいます。
2F以上のお部屋に住むことをお勧めします。
なお、部屋が高い階にあると騒音や振動なども伝わりにくいですし、さらに一定以上の高さになれば夏場に蚊などが入ってこなくなります。
2-2.『住』環境に必要なもの~内装編~
立地が良くても肝心の部屋が悪ければ意味がありません。
ここでは、いい立地の物件が見つかった時に内装としてみるポイントを挙げてみます。
<収納は玄関が重要>
収納は多いに越したことはありません。
ただ、一人暮らしの場合、ウォークインクローゼットなどで家の中の収納が多いより、玄関スペースの収納が多いことが重要です。
衣類の収納はカラーボックスなどで増強できるうえ、衣服は畳んで小さくすることができるので、実はあまり大きな衣装スペースは必要なくなります。
反面、靴は小さくすることが難しいのと、玄関にしか置けないことから、玄関に収納スペースが必要になる、というわけです。
<2部屋目は物置になる>
特に地方で一人暮らしをする場合、学生でも2DKといったお部屋に住むことは珍しくありません。
ただ、面白いもので人間部屋がいくつもあってもそのうち1部屋は確実に立ち入らなくなり、物置化します(笑)。
例えば、8畳+6畳の2DKのお部屋に住むのであれば、10畳でも1DKのほうが効率よくお部屋を活用できるというわけです。
<お部屋の”形”に注意>
通常、お部屋は長方形を区切った形をしています。
しかし、稀に角部屋などで建物の外観の影響で長方形でない場合があります。
角部屋といえば物件としては価値が上がるのですが、こういった場合、注意が必要です。
というのも、不規則な形の部屋の場合、家具のレイアウトが難しくなることが多く、デッドスペースが増えて実際の広さよりも部屋が狭くなってしまう事が多くなります。
角部屋だからと言って飛びつくのではなく、しっかり見極めることが大切です。
2-3.敷金・礼金の知識
部屋を借りるとき、初期費用として家賃の2倍から3倍のお金がかかります。それが敷金・礼金です。
それぞれ大体家賃1か月分ほどの金額がかかります。
敷金と礼金には以下の意味があります。
【敷金】
滞納した家賃の補てんや借主の落ち度によって損耗した部屋の補修費に充てるため、最初に預け入れるお金。
必要経費のため、使われなければ戻ってくる。【礼金】
関東地方などにおいて慣習として残る、大家さんに支払うお金。
「貸主への謝礼」的な意味合いがあり、退去時にも返還されない。
敷金はともかく、礼金を支払うのは少し抵抗があるかもしれませんね。
実際最近は敷金・礼金ゼロ円という物件も出てきていますが、そういった物件には以下のリスクがあります。
<退去時にお金がかかる場合がある>
前述のように敷金は補修費用の意味合いがありますので補修するところがなければ戻ってきます。
逆に言えば退去時に補修が必要な場合はその分を請求されるということです。
<住環境が良くない場合あり>
礼金不要の物件は、資金に余裕のない若者や夜のお店関係の寮などに活用されることが多いです。
時間に余裕の多い学生や、昼夜逆転になることの多い夜のお店関係の場合、生活時間帯の差から騒音等のトラブルになる可能性があります。
引っ越しには少なからずお金がかかるもの。
敷金・礼金についても必要経費ということで用意しておいた方が良いと思います
3.『良い引越し屋さん』を選ぶには
中には引越し屋さんを使わずに、全部自分で運ぶ、なんて方もいるかと思います。
ただ、特に女性の場合は荷物が多くなりますし、壊れ物も多くなるのでプロに任せた方が安全です。
ここではどんな引越し屋さんのどんなサービスを利用すればよいかをアドバイスします。
3-1.シーズン中は早めに予約
少し考えればわかりますが、引越しのシーズンは卒業、入学、就職などの移動が多い3月から4月になります。
このシーズンは引越し業者も混みがちで、希望の日時に来てくれないなんてこともあります。
余程急に引越さなければならなくなった場合を除き、引越しの日取りが決まったらすぐに業者を押さえましょう。
できれば1か月前くらいには日程を決めておきたいところです。
3-2.見積もりはタダです
最近はインターネットを使って引越し費用の見積もりが簡単に取れます。
業者によって得意な地域や世帯があるようで、かなり差があることもあります。
見積もりの段階でお金を取られることはないので、できる限り多くの業者から見積もりを取るようにした方が良いです。
比較すると業者同士が競争するので、安くなる可能性があるからです。
その後数社を選び、実際に家に来て正確な見積もりを出してもらうのがおすすめですが、強気に契約を迫られたりするケースがあるので、毅然と対応できる自信がなければご両親や友人に一緒に立ち会ってもらいましょう。
見積もり価格を左右するのは荷物の量に伴う人件費です。
荷物、特に大型家具が少なくなれば安くなります。
見逃せないのがエレベーターの有無で、ない場合は高くなることが考えられるので注意しましょう。
3-3. 女性向けのパックを利用しよう
女性にとっての引越しの最大のネックは、必要とはいえやはり家の中に人を入れて荷物をいろいろ見られてしまう事ではないでしょうか?
そんな方には各社女性向けの引越しパックというものがあります。
スタッフがみんな女性で安心してお任せできるパックです。
男性スタッフに少し抵抗を感じる方にはおすすめです。
3-4.お金をかければサボれます
引越しというのは突然決まることもあります。
時間がなければ準備することもできないし、ましてや梱包なんて手間のかかることはできるわけがありません。
そんなときには追加料金はかかりますが、スタッフの手で梱包してくれるサービスがあります。
これも女性を指定することができ、上記の女性サービスと合わせ、本人は何もしなくても、荷物を気にすることもなく、引越しが完了するというものです。
これを利用しない手はない?
4.さあ引越し!!それにあたり気を付けることは?
さて、いい物件が見つかり、引越す事になりました。
さて、何をすればいいでしょうか?
ここではそんな引越しにあたって必要な事をまとめます。
4-1. 部屋のレイアウトは考えておく
住みたいお部屋が決まったら、その間取りや広さから、自分の持ち物の何をどこに置くかを大体決めておきましょう。
理由は2つ。
①自分の荷物をどこまで持ち込めるか図るため
②引っ越し屋に家具の家具の配置をお願いできるので楽
特に1番目が重要で、部屋の広さや収納をあらかじめ把握しておくことで、自分が持ち込める荷物の量が把握でき、引っ越すときに荷物の整理がしやすくなります。
4-2. 物を捨てることを心得る
初めての一人暮らしの場合、いろいろと気になって荷物が増えてしまいがちです。
愛着のあるものもあるでしょう。
でも待ってください。荷物が増えれば引っ越し代もかさみますし、梱包と開梱の手間が増えます。
余程の地方に行くのでなければ現地調達という割り切りも必要です。
元の家が実家であれば戻ってくる可能性もあるのであまり必要ではないですが、荷物の梱包の時に必要になるのは捨てることです。
この時、3-1.で述べたようなレイアウトを考えておくと、捨てるボーダーラインが決めやすくなります。
4-3. 梱包の順番を考える
荷物の梱包には順番があります。
①引っ越す季節と逆の季節のもの(夏なら冬物、冬なら夏物)
②大物家具
③その季節の衣類・食器など
④すぐ使う小物
の順番です。
梱包をしているときに『あ、あれどこしまったっけ』となりにくいものから順番に梱包していくイメージです。
また、できれば4-1で決めたレイアウト別に梱包を変えるなどするとさらに便利になります。
あと、これは基本ですが、自分で梱包した場合は特に梱包のダンボールに何が入っているかを書いておきましょう。
なお、懐に余裕があったり、荷物が少ない方には引越し会社が梱包をしてくれるというサービスもありますので利用してみてはいかがでしょうか?
4-4. 着いた後にすることを考えておく
引越し先についたら、まずすることは
①掃除
②寝床の確保
③ライフラインの開通
この3つです。
①掃除
掃除については、一定期間人が住んでいなかったことで特に水回りはカピカピに乾いた状態になっています。
一度軽く掃除することで慣らしておくことが大切です。
また、床についても埃がたまっていることがあります。
いろいろものが置かれて掃除しにくくなる前にさっと掃除しておきましょう。
②寝床
寝床については、サボるということではありません。
開梱は時間がかかります。すべてのダンボールを開けるまで寝る場所もないという状態ですと、着いた初日にいきなり徹夜なんてことになりかねません。
そうならないように、きりの良いところで休憩できるように寝床はあらかじめ作っておきましょう
③ライフラインの開通
③については言わずもがなです。
特に疲れた体を癒すためお風呂に入りたいなんてことがあると思います。
そんな時に水もガスも電気もとおっていない、なんてことにならないようにしっかり手続しておきましょう。
5.引越した先ですること
5-1. こちらからする手続き
引越しした次の日にいきなり通常通りの生活ができるなんてことはありません。
もろもろの手続き含め、やることはあります。
①ご近所にご挨拶
②散歩
③公的手続き
①ご近所にご挨拶
最近は近所づきあいというものは希薄になっていますが、引越し先のご近所さんへのご挨拶はしたほうが良いです。
その際の挨拶先ですが、マンションなら自分の部屋の両隣と上下階の部屋に方に挨拶しましょう。
その際、高価である必要はありませんが、数百円~千円くらいの手土産を持って行った方が良いです。
②散歩
散歩は気分転換という意味合いもありますが、何よりも土地勘のない場所の場合、自宅の周りを一度見ておいた方が良いということです。
最近はPCやスマホで地図を簡単にみられますので、おおよその立地や周辺の施設などは把握できるかもしれませんが、実際に見て初めて分かる距離感や高低差、所要時間などをつかんでおくことも重要です。
特に、買い出しの意味も含め、近所のコンビニやスーパー、交通機関までの道のりや所要時間に関してはしっかりつかんでおきましょう。
③公的手続き
手続きは当然といえば当然なのですが、免許の更新や選挙などはなどは住民票をベースに通知が来るので、しっかり移しておいた方が良いでしょう。具体的に必要なものは
・住民票
・免許証
・銀行・クレジットカードなど
→これらはネットでできることが多いです
などがメインになると思います。
5-2. 向こうからくる訪問者
頼んでいないのに向こうからくる訪問者ですので、大概は招かれざる場合が多いです。
①新聞の勧誘
②NHK
③宗教の勧誘
①新聞の勧誘
新聞の勧誘は不思議なことに引っ越してきた当日や翌日に大体向こうから来ます。
とはいえ紙の新聞は毎日来るとごみがとても多くなるのであまりお勧めはできません。
スマホやタブレットのWEB版をとる方がよいでしょう。
中には強引な感じでくるところもありますが、必要なければ毅然と断ることも必要です
②NHK
NHKに関してはここではあまり触れません。個々人の考えで対応しましょう
③宗教
宗教についても同様ですが、基本的な考え方として、信心の自由がある以上、必要であればこちらから出向けばよいわけで、わざわざ勧誘に乗らなくてもよいのではないかと思いますし、何よりも引っ越し直後の落ち着かないタイミングの場合判断が鈍る可能性があります。
いずれにしても、落ち着いてからきちんと考える形にして問題はないと思います。
6.まとめ
新生活を始めるのに引越しは付き物です。
住み慣れて長く居た土地ほど、手続きや準備に時間がかかり、気持ちとしても前向きにはなりにくいかもしれません。
引っ越した先でうまくやっていけるか、友達はできるかなど、不安は尽きないでしょう。
そんな時、今回のように段取り良く引っ越しを進め、身の回りを整えておけば、気持ちに余裕ができ、スマートな振る舞いができるのではないでしょうか?
この記事で皆さんが引越しをイメージでき、新しい一歩をスムーズに踏み出せれば幸いです。