引越し準備・やること prepare

愛着の湧いた家具を処分する際の 気持ちの整理の仕方とは


引越しをする時には不要な家具や衣類などを処分する事が多いと思います。転勤の多い仕事をしている人であれば、極力家具などは購入しないようにしているでしょう。

しかし、それでも物は増えてしまいます。中には愛着のある家具などもあるでしょう。結婚当初に購入した物や誕生日祝いに貰ったもの、両親から結婚の際に贈られた物など色々な理由で愛着のある家具は誰でも持っていますよね。

長い間使用していると家族のような気持ちになってしまいますが、気づいたら「捨てられない人」にならないために、気持ちを整理する方法を考えてみます。引越しを機に実践してみましょう。

 

買取に出す

まずは買取に出す方法です。愛着のある家具ですから捨てる事は出来ない、でも手元には置いておけない、そんな状況の時は買取に出す事をオススメします。お気に入りの家具を、また誰かが使用してくれると思えば安心です。

買取業者さんは、本当に色んな物を買い取ってくれます。例えば、洋服、バッグ、シューズ、家電、本…例えばで挙げられないくらいです。

ブランド物の洋服やバッグ、シューズなどは大変高額で買い取って貰えます。状態が悪くても買取額は割りと期待できます。ブランド物でなくても、ノーブランドでも重さで買い取ってくれる業者もあるのです。

家電も、人気のあるメーカーの家電は、高値買取が可能です。中には、故障していても買い取って貰える事もあるのです。

本は、人気のある本や希少価値のある本は高値がつきます。本の帯などもきれいにとってあるとよいです。

●買取が期待できなくても、無料引き取りだけでもラッキー

万が一買い取って貰えない場合でも、引き取ってくれるので自分で処分する必要がありません。今は処分する時もお金がかかる時代です。大きな家電などは処分料金も地域によって違いますが、そこそこの料金がします。

引越し料金だけでも高額な料金がかかるのに、更に処分するお金がかかると引越しの際の負担はかなりのものになるでしょう。

買ってもらえるかな?と悩む前に、まずは持っていくことをおすすめします。

 

友人に譲る

買取業者に売っても、どんな人に使われるかわからないのではやはり不安かもしれませんね。それなら自分の信頼できる人に譲るのはどうでしょうか?

物の譲り合いは古くから行われてきた社会の基本の営みです。現代は生活が「個」になりすぎてしまっていますが、必要な人が必要な物を使えるように合理性を考えてみましょう。

知っている人なら、この物を大切にしてほしいという気持ちも添えて譲り渡すことができます。その気持を受けて、受け取れないと断ってくれる人もいるかもしれません。それはそれで安心ではないでしょうか?

 

丁寧にラッピングして捨てる

そのままゴミ箱に入れるときにどうしても辛い気持ちになります。だから、可能な大きさの物なら、丁寧にラッピングして、他のゴミと袋を分けて入れると良いです。

「ありがとう」と感謝の気持ちを物に伝えながら、買ったときのように綺麗な袋や紙で包んであげます。物に自分の気持ちが伝わったと思うようにすると、踏ん切りはつきやすいです。

 

処分しない方法

逆の方法ですが、処分しない方法もまたしかりです。愛着があるから手放せないのですから、では素直に捨てなければいいという強行手段とも言える方法です。

それは、リフォームして手元に置いておくという作戦です。大きいサイズの家具であれば、リフォームして小さな小物入れを作ってもらことができます。ウエディングドレスを赤ちゃんの服に作り変えるなどよくある話ですよね。

愛着があっても手放すことを検討するのは、大き過ぎて場所を取る、古くなってしまったからなどの理由があるはずです。それなら、場所を取らないサイズにリフォームする、古くなってしまった物は修理に出してリニューアルさせるなどの方法があるのです。

ただし、この方法は修理料金やリフォーム代金など発生するので注意しましょう。

 

人は忘れられる

人間は、良いも悪いも忘れる動物です。どんなに悲惨な状況にあっても、時間が経つと思い出の一つとなります。

リフォームしたり修理して再度使う事も無理で、買取業者に売るのも嫌でも、試しに思い切って処分してみてください。
処分して新しい物を購入するとまた、新品の物に愛着が湧いてきます。

引越しは大変重労働です。荷造りをして、引越し業者に依頼し、また荷解きをして、役所などへの諸手続きも多いです。水道、電気、ガスの手続きに役所や郵便局への住所変更の手続き、子供がいれば学校関係の手続きや児童手当、乳幼児手当などの諸手続きがあります。そして、新しい土地に馴染むまで気持ちは落ち着かないでしょう。会社、学校、友達、近所付き合い・・・。

引越しで忙しい間は、物を処分した寂しさは案外忘れる事ができることをお伝えしておきます。物を捨てられなくてゴミ屋敷になってしまう危険があるなら、引越しの時が一番ショックを少なく捨てられるチャンスですので、ぜひ試してみてください。