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間違ってる!?不燃ごみと粗大ゴミの違いとは


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不燃ごみと粗大ごみ、この二つの違いって皆さんはご存知ですか?また「これって不燃ごみ?それとも粗大ごみ?」とどちらで出したらいいのかわからないということもよくありますよね。

今回はそんな不燃ごみと粗大ごみの違いについてご紹介します。

 

不燃ごみ?粗大ごみ?

不燃ごみか粗大ごみかの一番大きな違いは「大きさ」です。各自治体によって規定に多少の違いがありますが、一般的に指定の不燃ごみの袋に入る大きさは不燃ごみ、入らないものは粗大ごみと考えていいでしょう。

自治体によっては、「縦・横・高さの一番『長い部分』の長さが50cmを超えるものは粗大ごみ」などというルールが明確に書かれている場合もあります。

少しわかりやすい例を上げますと、例えばミシンを捨てたい場合、ハンディータイプの小型ミシンでしたら不燃ごみとなりますが、大型のテーブルと一体型になったようなミシン(足踏みミシンなど)でしたら粗大ごみとなります。

他に粗大ごみとして出されるものとしては、自転車、タンス、布団、下駄箱、学習机、椅子などが挙げられます。

まずはお住まいの市区町村のごみ収集ルールをご確認ください。

 

不燃ごみでも粗大ごみでも収集できないもの

しかし、大きいものでしたらすべて粗大ごみというわけではありません。

●家電リサイクル法の対象家電

家電リサイクル法の対象となっている電化製品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)についてはリサイクルすることが法律で義務付けられているため、不燃ごみや粗大ごみとして捨てることはできません。

 

●パソコン

またパソコンやパソコンディスプレイについてもメーカーによる回収・リサイクルが義務付けられています。そのため、

  • デスクトップパソコン
  • ノートパソコン
  • 液晶ディスプレイ
  • ブラウン管ディスプレイ
  • 液晶と本体の一体型パソコン

などは勝手に捨ててはいけません。

ただし、プリンターやキーボード・マウスなどの周辺機器は対象にはなりませんので、不燃ごみや粗大ごみとして出すことができます。

 

●処理が困難なもの

また他にも、処理が困難なため不燃ごみでも粗大ごみでも収集できないものがあります。

たとえば、

  • 自動車(バッテリー、マフラー等の部品も含む)
  • オートバイ(バッテリー等の部品も含む)
  • 自動車タイヤ
  • ピアノ
  • 耐火用金庫
  • 消火器
  • コンクリートブロック
  • ガスボンベ類

などなどがあります。粗大ごみとして出せるかどうか不明な場合は、まずはお住まいの市区町村のごみ収集担当窓口にお問い合わせください。

 

引っ越しに伴い複数の粗大ごみを出される方

引っ越しとなると、カーペットやタンス、クローゼット、自転車や学習机など、一度に捨てたいものがたくさんできてしまう場合もあります。

 

●事前に収集日の確認、処理券の購入を

市区町村によっての違いはもちろんありますが、ほとんどの自治体で粗大ごみは有料となっています。

多くの自治体では地域ごとに収集日が決められていて、電話やインターネットなどで決められた収集日の中から予約をし、事前に購入した処理券等を粗大ごみに貼付して出すという方法を取っています。

また自治体の処理施設へ直接搬入可能な場合もありますが、日にちや時間が細かく決まっていたり、一度に出せる個数が決まっている場合などもあります。

 

●リサイクル業者の利用の検討を

または、リサイクル業者や不用品回収業者を利用してみるという方法もあります。

各自治体の回収の場合ですと、部屋から玄関先や敷地前、地域指定の回収場所までは自分で運ばなくてはなりません。また地域ごとに決められた回収日にしか回収してくれません。

その点、リサイクル業者や不用品回収業者ですと自宅まで引き取りに来てくれる業者も多く、細かい日時の指定も可能なため引っ越し前の忙しい時期には非常に利用がしやすいです。

またパソコンや家電などの自治体の回収が不可能なものでも回収してくれたり、場合によっては買い取ってもらえるものがあったりと、利点もたくさんあります。

特に回収してもらいたい物の数が多い場合には、まとめて回収業者に見積もりを取ってもらうという方法も選択肢に加えたいですね。

 

まとめ

不燃ごみ、粗大ごみの分類については、お住まいの市区町村がどのようなゴミ処理施設を持っているのかによっても違ってきます。

高温でダイオキシンを出さずに完全に燃やして灰にしてしまうという強力な焼却炉を持っている自治体では、紙や木くずはもちろん、プラスチック、や金属まで「家庭ごみ」や「可燃ごみ」として収集しています。

そういった自治体では例えばカセットデッキのようなものや刃物のような金属も不燃ごみではなく可燃ごみとして出すことができます。

また大型のものでも切断可能なものは「細かく切断し可燃ごみへ」などと書かれている場合もあります。

どのように出したらいいのかが不明な場合は、まずはお住まいの市区町村のごみ収集窓口、または粗大ごみ受付窓口までお問い合わせください。