引越しに伴う子どもの【幼稚園・保育園】への転園手続き
- 待機児童の有無をチェック
- 私立の場合費用をチェック
- 無認可の施設も確認
- メリット
- デメリット
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1.引越し先の幼稚園・保育園探し
まず確認しなければいけないのは、引越し先にある施設の空き状況です。
通わせる義務があるのは小中学校のみですので、幼稚園や保育園は任意となります。その為か、転園先の幼稚園や保育園に空きがない場合はお子さんを通わせることができないのを知っていましたか?
特に両親が共働きの場合で、勤務中に親戚や友人にお子さんを預かってもらえない場合は、早い段階で転園先を見つけましょう。
●待機児童の有無をチェック
保育園に該当する児童の場合は、元々その地域に待機児童がいるかどうかをチェックし、多い時は注意し、他にもいくつか候補を見つけて周辺地域の施設にも目を配っておきましょう。
また引越しが確定した時点で何よりも優先して探すことが大事です。
極端な話、新居よりも優先して探し、新居は通う園の近くでという基準で物件を選んでも良いでしょう。
認可された施設であれば、毎年4月の一定期間に申し込みを受け付けているため、タイミングによっては入りやすいです。
2月や3月頃の転勤であれば、お子さんは4月から通わせるという方法を考えるのも良いでしょう。
●私立の場合費用に注意
私立であれば時期を問わず比較的空きもありますが、その分費用が増えますので、どこまでの予算なら通えるかということも考慮しましょう。
費用に関しては入学金を始め、制服やカバンなど、施設に応じて異なります。入学金が安くても、他の出費によって総合的に他より高くなってしまうこともあるので、入園時に必要なものは漏らさずチェックするようにしましょう。
●無認可の施設も検討、見学
認可の施設がどうしても見つからない場合は、無認可の施設も検討しましょう。
無認可だからといって全ての施設が悪いとは限りません。時間に余裕があれば実際に訪問したり、体験入園などをさせてみて、適しているかどうか判断しましょう。
ただし入学金などの費用が、私立同様に高くなる可能性があるので、金額においても確認しておきましょう。
見学は、認可や私立の施設であっても可能な限り行ったほうが良いです。安くても対応が悪い施設はありますし、お子さんが馴染めるかどうかも重要なポイントです。
2.在籍中の幼稚園・保育園への連絡
転園先の幼稚園・保育園を決めたら、現在通っている園の先生に引越しする旨を伝えましょう。
そして、転園先に提出するための在園証明書をもらいます。
3−1.幼稚園への転園手続き
転園する幼稚園が決まったら、必要書類を提出しましょう。
・入園願書及び誓約書
・在園証明書
・住民票
手続きは転園先施設の入園願書及び誓約書が必要です。
元の施設からもらった在園証明書を持って、住民票と併せて提出しましょう。
3−2.保育園への転園手続き
転園する保育園が決まったら、必要書類を提出しましょう。ただし幼稚園と違い、保育園の場合は自治体の役所を訪れて申請するだけです。
この際必要書類を提出しますが、何が必要なのか引越し先の自治体で確認して、言われた書類を準備して提出して下さい。自治体によって異なります。
☆敢えて幼稚園・保育園にはもう入らない
敢えて引越し先では施設に入らないという選択肢も存在します。
それは、お子さんが年長組に属する場合です。次の4月からは小学校に入る年ですね。メリットとデメリットがあるため、どちらを重要視するかで変わってきます。
●メリット 今のお友達と一緒に卒園させられる
新しい施設に入らない場合で、かつ元の施設に通い続ける場合、今のお友達と一緒に卒園させることができます。
数ヶ月ではなかなか馴染めないお子さんもいるので、仲の良い友達と共に良い卒園式を迎えるというのはお子さんにとってメリットが大きいのです
●メリット 新しい園の制服を買わなくて済む
また、幼稚園が変われば制服などのアイテムも変わります。わずか数ヶ月のために買い直さなければいけないというのは経済的な不利が発生しますよね。
●デメリット 遠方になれば送り迎えが大変になる
元の施設に通い続けるのであれば当然、送り迎えが大変になります。
送迎バスを行ってくれる施設もありますが、遠方になれば対象外になり、ご両親が直接迎えに行く必要性が生じるのです。
●デメリット 子ども一人で家で留守番しなければいけないこともある
元の施設をやめて、小学校に入るまで新しい施設に入らない場合は、当然家で、一人での留守番が可能かという問題が発生します。
●デメリット 新しい地域での人間関係の構築が遅れがち
友達関係において、将来的には引越し先に住んでいる人たちと関係を築くことになるため、面倒でも転園先を探し、数ヶ月間でも新しい人間関係を構築しておくと有利です。
これはお子さんだけではなく、ご両親にとっても同じです。近所づきあいやPTAなどで顔を合わせる機会が増えるわけですから、早いうちから交流することでその後の関係性も変わってきますよね。
☆保育園から幼稚園への転園の注意
詳細は施設によって変わりますが、幼稚園は比較的専業主婦の方がお子さんを通わせることが多く、その為平日に親子イベントや行事を開催することも多いのが特徴です。
可能ならばイベントにも積極的に参加してあげたいですね。そうした行事の開催日時で園を選ぶのも一つの手です。