引越しコラム column

子供の頃仲良しだった男の子との別れ


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一人の男の子と仲良くなった

私は小学校1~2年の頃、クラスにとても仲が良い男の子がいました。
なぜか、女の子の友達をさしおいて、その男の子と気があい、仲良くなりました。
シーソーや鉄棒、広場でボールで遊んだり、おままごとしたり、彼のお家へ行ったり。
とにかく彼といつも一緒でした。

当然まわりのクラスメートからも、あまりに私とその子が仲がいいから
「大きくなったら2人は結婚するの~?」なんて言って良くからかわれたものです。

 

子ども心には彼と離れる意味がわからなかった

しかし小学校2年生の頃に、親が、家を新しく購入したことで、隣街に引っ越すことになりました。
隣町と言えども、学区が違っていたので、私は隣の小学校へと転校することに。

当時はまだ幼かったので、引っ越すということがどういうことかもわからずマンガで見た憧れの「転校生」に自分がなれる!ってことですごく浮かれていました。
そして両親が、新しく購入した家では私の一人部屋作ってあげる!と言いました。
また、マンションから一軒家のお引っ越しだったので、犬も飼ってあげる!と。
そう聞いていたので、待ち遠しくてワクワク。
「早く引っ越しの日になればいいのに~」って楽しみでしかたなかったほどです。

いざ、転校する日も、永遠の別れとも知らずにうれしくて仕方なくて、最後の日はその男の子に、笑顔でサヨナラを言ったほどです。

新しい学校へ転校して、最初は戸惑いつつも、転校生ということで、
みんなが気にかけてくれて、
ちやほやしてくれてとてもうれしかったし、最初は全くさみしさすら感じませんでした。

 

最初で最後の手紙

しかし、数か月たったふとした時に、
「○○君(←その男の子)と前みたいに毎日一緒に遊びたいなぁ~」と思うようになりました。
が、もうあの日々は帰ってこないことは自分でも薄々分かっていて、子供ながらに胸が苦しくなったのを思い出します。

そんなこともあり、子供ながらのたわいもない内容ですがその男の子に手紙(はがき)を書いてみました。
そしたら、1週間後くらいにその男の子もはがきで返事を書いてくれました。

 

淡い記憶

しばらくは、手紙のやり取りをしたりしていましたが
あれから実は一度も会っていません。

まだ、恋愛とまではいかない、子供の頃の淡い記憶ですが、
今も思い出すとちょっぴりキュンとしちゃう良い思い出です。

もしあのまま同じ学校で大きくなっていたらどうなっていたんだろう?
なんて想像するのも楽しかったりします。

お引っ越しによって、離れ離れになってしまったけど、
だからこそ、いつまでも素敵な子供の頃の思い出として胸に残ってるのかもしれません。