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魔の2歳児だけじゃない!!4歳児のイヤイヤ期の特徴と対処法


出典:Fotolia

「魔の2歳児」という言葉は、誰もが聞いたことのあるフレーズでしょう。

2歳児頃になると、自分の意志をママに言葉で伝えられるようになります。

「洋服を着るのはイヤっ!」「靴を履くのはイヤっ!」と、何かと「イヤイヤ」と言って、ママやパパを困らせてきたお子さんも多くいるのではないでしょうか。

3歳、4歳になり成長したと感じる場面も多くなりましたが、「4歳児のイヤイヤ期」をご存知でしょうか?

これから4歳を迎えるお子さんのママやパパ、只今4歳児のイヤイヤ期真っ只中!というママやパパにも「4歳児のイヤイヤ期」をご紹介していきます。

4歳児の特徴

自分の気持ちも言葉として表現できるようになり、これまで以上に活発的に成長を遂げる4歳児。まずは、平均身長や体重をご紹介しましょう。

身長と体重

  • 男児・身長100.2cmから106.2cm、体重16.15kgから17.27kg
  • 女児・身長99.5cmから105.6cm、体重15.73kgから16.79kg

上記はあくまで平均値です。

当てはまらないからと言って過度に心配する必要はありません。

イヤイヤ期の特徴

4歳児は、幼稚園や保育園に入園しているまたは、これから入園を控えているお子さんです。忙しい育児に追われる中で、ママやパパを悩ませるのが「4歳児イヤイヤ期」。男女間でのイヤイヤの特徴はさほどかわりませんが、より特徴を捉えるために今回は男女別のイヤイヤの特徴とその対処案をご紹介します。

男児のイヤイヤ1. 手で叩く

自分の思い通りにならないと、ママやパパ、先生やお友達のことを手で叩いてしまうことがあります。特にお友達とのおもちゃの取り合いで、手で攻撃してしまう男の子が多い傾向にあります。

この時の対処案としては、頭ごなしに叩いたことを怒るのではなく、なぜ叩いてしまったのか理由を聞きましょう。特におもちゃの奪い合いなどは、どちらか一方を強く攻めることのないようにしましょう。

しつけとして、子供を叩いて叱ることは好ましくありません。叩いてしまったことで叱られているのに、叱っている側も叩いてしまったら、子供は余計に混乱します。

また気にくわないことがあると、迷わず手を出してしまうでしょう。

男児のイヤイヤ2. 汚い言葉遣い

4歳児はテレビやゲーム、日常会話から聞き入れた汚い言葉などをおもしろがって覚えます。「うんこ、おしっこ」はまだかわいいほう。

「クソババア、クソジジイ」なんて言葉を、ママやパパ、先生に向かって言う4歳児も実際にいるのが現状です。

この時の対処案としては、例え「うるせー!クソババア!!」と、言われたとしても頭ごなしに怒ってはいけません。汚い言葉を使ってはいけないこと、聞いた周りの人も不愉快な思いをすることを、子供にわかるように説明してあげるのがベストです。

かわいい息子に「うるせー!クソババア!!」なんて言われた日には、感情が抑えきれず怒鳴ってしまいそうになりますが、ここはグッと堪えて対処していきましょう。

子供は大人が思っている以上に、大人を見ています。大人が使う言葉を真似します。我が子の鏡になっていることを、再確認してみるのもいいのかもしれません。

男児のイヤイヤ3. 何が何でもイヤ!

「保育園に行こう」「お買い物に行こう」「お風呂に入ろう」「歯磨きしよう」と、行動を促すと特に理由がなくとも「イヤ!」「ヤダ!」と応じようとしません。

このようなイヤイヤが日常茶判事に繰り返されると、ママやパパも疲れ果ててしまいます。

「洋服を着よう」と、声をかけても「イヤ!」なんて言われる場合は、「じゃあ、どの洋服がいい?車柄?恐竜柄?」と選択肢を与えるとすんなりと「恐竜!」と、自分で選択して洋服を着てくれますよ。

女児のイヤイヤ1. 口答え

男の子に比べ女の子は、汚い言葉遣いはあまりしないものの口答えをする傾向にあります。「一緒にお買い物に行こう」と声をかければ「昨日行かないって言ったから行かないよ」など、チクリとくる口答えをするようになるのです。

対処案としては「予定がかわったんだ、一緒に行ってくれると嬉しいなっ」とお願いする言葉を選び、さらに一緒に来てほしい、頼りにしていると感じさせると子供は喜びます。

「つべこべいわずに、付いてきなさい」なんて強い口調で言ってしまった日には「絶対にイヤ!」という気持ちが生まれてしまうので、4歳児のイヤイヤ期はお願いするスタイルをおすすめします。

女児のイヤイヤ2. なんでも自分でやりたがる

4歳になると、自分でできることも増えていくので、なんでもかんでも「自分でやる!」が増えていくのです。

例えば、パジャマのボタンをママやパパがとめようとすれば「自分でやるからいい!」と、拒否をします。やはり自分でボタン止めができないと分かると「なんで?!もう!!」と怒り、見かねたママやパパが手を差し伸べると「自分でできるって言ったじゃん!」っと、さらにイヤイヤ度が増してしまう傾向にあるのです。

対策案としては、見守ることも大切です。そっと様子を見守っていると、自分で諦めがつき「やって」と子供から助けを求めてくるでしょう。

その時に「頑張ったね」「上手にできたね」と声をかけてあげれば、子供の自信にも繋がっていくのではないでしょうか。

女児のイヤイヤ3. ご機嫌ななめになる

女の子は、ささいなことで「もういいよ!」と、ご機嫌ななめになる傾向があります。今日は花柄のスカートを履きたかったのに、洗濯されていて履けない。こんなささいな理由ですねてしまうのです。

こんな時の対策案としては、共感することが大切です。「そうだよね」と声をかけるだけでも、自分の考えに同調してくれたとわかり、気分が和らぎます。

女児のイヤイヤ4. いつまでも泣く

一度泣くと火が付いたように泣いてしまう傾向にあります。

対策案としては、大人としてみれば「そんなことで泣かないの!」と言いたいところですが、やはりそばで見守ることが大切。優しく抱きしめるだけで十分です。

泣いている理由はさまざまだと思いますが、ママやパパがそばにいる安心感を与えてあげることも大切です。

まとめ

男の子と女の子のイヤイヤ期の特徴などについて、ご紹介してきました。

なぜ「イヤ」なのか頭ごなしに叱るのではなく、理由を子供から聞き取ることも大切です。そして子供の意見も尊重しつつ、上手に促すことがポイントとなっていくのではないでしょうか。

ですが、いざ4歳児のイヤイヤ期を目の当たりにすると、上手く対処できないのが現状なのかもしれません。そんな時は、深呼吸をしてから、「イヤイヤ」と言っている子供と向き合いましょう。

4歳児のイヤイヤ期を乗り越えれば、寂しいもので子供はすくすくと成長していきます。長い人生の中で、親子で過ごせる貴重な4歳児イヤイヤ期を、おおらかな気持ちで迎えましょう。