引越しコラム column

シェアハウスとゲストハウスの違いとは?気になる疑問を解決!


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シェアハウスとゲストハウスの違いについてですが、きちんとした定義はなく、実際のところ同じ意味で使われている場合も多いようです。

そもそも以前はゲストハウスという言葉しかなく、シェアハウスという言葉は、従来のゲストハウスとは差別化を図る意味であとからできた言葉だと言われています。

ですから「シェア住居型ゲストハウス」などという聞いただけではシェアハウスなのかゲストハウスなのかわからないようなものもありますし、現在で言うところのシェアハウスの形態でも、シェアハウスという言葉ができる前からゲストハウスという名前で存在していたところもあります。

とは言ってもこの二つは、明確な違いはないにしても、なんとなく世間の認知としての違いはあります。
そこで今回は、シェアハウスとゲストハウスの違いについてを「あえて分類するなら…」という観点からお届けします。

 

ゲストハウスって?

ゲストハウスという言葉をWikipediaで調べてみると

1. 来客の宿泊のために、母屋とは別に用意された建物
2. 迎賓館(The Guesthouse)訪問者のための宿泊施設
3. 安価な簡易宿泊施設。簡易宿所、B&Bの類。(簡易宿所型ゲストハウス)
4. コミュニティ空間のある多国籍賃貸住居。(シェア住居型ゲストハウス)
5. 1日1,2件の挙式を行う小型の邸宅型結婚式・披露宴会場。(結婚式場型ゲストハウス)

と書いてあります。
現在、一番一般的に使われている(認知されている)のが3の安価な簡易宿泊施設の意味でのゲストハウスなのではないでしょうか?

私自身、海外を旅行する際にはゲストハウスをよく利用します。1泊の滞在から長期滞在までニーズに合わせて利用することができ、なんといっても安く泊まることのできるゲストハウスは旅行者にとってはなくてはならない存在です。

多くの場合、トイレやシャワーは共同で、他にリビングなどの共有スペースがあり、そこに行くとテレビが観られたり電子レンジや冷蔵庫が置いてあったり、また小さなキッチンがあったりしてお湯を沸かしたり簡単な調理ぐらいはできるようになっています。部屋はシングルルームの他に、一部屋にベッドがいくつも並ぶドミトリーと呼ばれる相部屋があるのが一般的です。

もちろん、ゲストハウスの中にもバス・トイレ付の部屋もありますので、すべてが共同使用というわけではありませんが、その時の予算に合わせて個室なのか安価なドミトリーなのかを選べるというのもゲストハウスの特徴だと思います。

 

シェアハウスとゲストハウスの違い

上記のことからもゲストハウスとは旅行者が宿泊する時に使用し、1泊から宿泊が可能なもの。シェアハウスはその地に居住し生活していくための住まいではないでしょうか。

シェアハウスでは多くの場合、1日や数日間の宿泊というのはできません。最低でも1か月以上の中~長期の契約となります。その中でリビングなどの共有スペースでは入居者同士のコミュニケーションを図りながら、しっかりとそこに「居住」しそこで「生活」することになります。

共に共有スペースがあり、そこには国籍を問わずいろんな人たちが集まってきて、情報交換やコミュニケーションを図るという点では似ているかもしれませんが、ゲストハウスでは昨日やってきた人が明日にはもう次の旅に出るなんてこともしょっちゅうあります。その点においてゲストハウスは旅の通過点の一つにすぎないのかも知れません。

 

まとめ

シェアハウスとゲストハウス。この二つの違いに明確な定義はないものの、シェアハウスは「居住」、ゲストハウスは「旅」のための宿泊の場なのではないでしょうか?

もちろんドミトリーの部屋のあるシェアハウスもありますし、ゲストハウスに長期滞在をし、その地で生活をしている人もいます。

またこの線引きが微妙な施設も現在はたくさんありますが、一般的な認知から言うと「旅」なのか「居住」なのかというのが一番大きな違いだと思います。ですから、ゲストハウスでは旅館業の営業許可というものも必要になるんだそうです。