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もしかしたら想像妊娠?代表的な症状と一発で見分ける3つの方法


出典:Fotolia

妊娠していると錯覚してしまう、想像妊娠。

言葉自体は聞いたことがあっても、どんなものなのか実態を知らない人も多いのではないでしょうか。

妊娠や出産はとてもデリケートなことであり、なかなか友達や知人に話せませんよね。

しかし、見分けるのは簡単です。

そこで今回は「想像妊娠」の症状や見分け方について、ご紹介していきましょう。

想像妊娠とは?

想像妊娠とは、実際は妊娠している事実はないにも関わらず、妊娠していると勘違いをすること。もしくは、その症状が体に出てくることをいいます。妊娠を強く望む女性に現れる精神的疾患の1つです。

症状は、実際に妊娠している女性が感じる妊娠初期症状と酷似しているために、妊娠していると勘違いしてしまいます。

想像妊娠はなぜ起こるのか

想像妊娠は、あまりにも妊娠を強く望んでしまい、検査薬が反応しない早い段階から「妊娠の症状だ!」「生理が来てないから妊娠だ!」と、思い込みから現れてしまう女性特有の精神的疾患です。

妊娠を強く望む女性だけではなく、妊娠することに強い不安を持っている女性に現れることも。

昔から「病は気から」という言葉があるように、身体的な病気ではありませんが心の病であります。

想像妊娠しやすい人は、妊娠に強い思い入れがある女性。すなわち妊娠したい人、または、妊娠を避けたい女性がなりやすいと言われています。

特に妊娠を心待ちにしている女性は、身体に現れる症状一つに一喜一憂してしまうもの。生理が来るまでは、「妊娠している」「今度こそは、妊娠している」と、思い込んでしまうほどに妊娠を願うものなのです。

不妊治療を行なっている人にとっては、妊娠こそ待望していることですからね。

そのため、何か月も何年も妊娠を心待ちにしている場合、「妊娠したかも?」と思ったら、検査薬を使うか病院に行くことをおすすめします。

また、周りからのプレッシャーも影響します。

「子供はまだできないの?」「早く子供の顔をみたい」と親や兄弟から急かされることで、子供を作ることに義務感を感じてしまうのです。

さらに、ストレスが増えて精神的に追い込まれてしまい、想像妊娠をしてしまうケースもあります。

 

想像妊娠と妊娠初期の症状

通常の妊娠の場合、生理がいつもより遅れることがそのサインです。ただそれだけではなく、様々な症状があります。いつもは感じない胸の痛みや、子宮の痛み、突然つわりの症状に襲われることで、妊娠したのかもと気づく人もいます。

実は想像妊娠もこれらと同じ症状が出るのです。

では、妊娠と勘違いしてしまうほどに、症状が似ているという想像妊娠と妊娠初期症状をチェックしていきましょう。

想像妊娠の主な症状

  • 生理が来ない
  • つわりのような吐き気
  • 胃痛やムカつき
  • 食欲の減少
  • 眠気
  • 胸の張りや痛み
  • おりものが増える
  • 子宮の違和感
  • お腹が大きくなる

以上が、想像妊娠の主な症状となります。妊娠と勘違いしてしまう症状がいくつもあり、妊娠したと勘違いしてしまう要因が大いにあると言えるでしょう。特に驚くのは、妊娠していないのに、お腹が大きくなる女性がまれに実在するということです。

また、次の2つに分けることができます。

  1. 旦那さんや、彼氏、好きな人との間で子供を想像妊娠するパターン
  2. 実際は実在しない、実在しても手の届かないアイドルや俳優、アニメのキャラクターとのパターン

2つ目は彼氏もいなく、セックスもしていないのに想像妊娠するパターンです。

では、妊娠初期の症状と比べてみましょう。

妊娠初期の主な症状

  • 生理が来ない
  • つわりのような吐き気
  • 胃痛やムカつき
  • 食欲の減少
  • 眠気
  • 胸の張りや痛み
  • おりものが増える
  • 子宮の違和感
  • お腹が大きくなる
  • 風邪気味に似た症状
  • 尿意が近くなる

こちらが妊娠初期の症状。想像妊娠と同じような症状も含まれており、見分けるのも簡単ではありませんよね。

区別する判断材料

上記のように、酷似している症状が数多くありましたが、決定的な違いは、「赤ちゃんがお腹の中にいる」か「いない」かということです。

これからご紹介する方法で、本当に妊娠しているかほぼ判定することができます。病院にわざわざ出向かなくても自宅でも簡単にできますよ。

基礎体温

妊娠を待ちわびている人は、基本的には基礎体温をつけているのではないでしょうか。基礎体温とは、朝起きた瞬間の体温のこと。排卵日などを確認するために毎日測定している人も多いでしょう。

その基礎体温が、高温期と呼ばれる高い体温を維持し、生理予定日を過ぎてもキープし続けているならば、妊娠の可能性も高いと言えます。

ですが、想像妊娠の場合は生理予定日を過ぎたあたりから、体温が日を追うごとに下がっていきます。

ごくまれに、妊娠していないのに高温期が続く人もいるようですが、妊娠とは違う要因が隠されているかもしれないので、注意が必要です。

妊娠検査薬

薬局や大型ディスカウントショップなどで販売している妊娠検査薬を使うことで、妊娠しているか、妊娠していないか判明します。

妊娠検査薬は、妊娠している時にだけ分泌するホルモンを尿から採取することで、妊娠しているか、していないかを判定するので、想像妊娠の場合は陰性と判定されます。

最近のものは精度も良いため、あまりはずれることはありません。

妊娠検査薬の検査に適した時期

妊娠しているか早く知りたくて、妊娠検査薬を何度も試してしまう方もいるようですが、一般的な検査薬を使用するのに適した時期は、生理予定日より1週間後と言われています。

早く結果が知りたいという気持ちが先走り、生理予定日前から妊娠検査薬を試してしまう人もいますが、設けられた期間に検査をしなければ正確な判定はできません。

妊娠検査薬を何本も無駄にしてしまうので、設けられた期間に検査を行なってください。

想像妊娠の治療と予防

想像妊娠してしまった女性は、自分が妊娠していないことを理解し受け止めなければなりません。妊娠していないことを理解した途端に、妊娠だと思っていた症状は、徐々に現れなくなっていきます。さらに、メンタル面にも影響します。

妊娠していなかったというショックと、それを勘違いしていた自分に対するショックが押し寄せてくるのです。

ですが、医師の診断を受けるまでは「自分が妊娠していないわけがない」「次の生理が来るまでは妊娠してないなんてわからない」と、認められない人もいるのが現実。

実際に、「妊娠したい」と強く願っているうちは妊娠できなかったけど、「なるようになる」と少し力を抜いて妊活をするようになった途端に妊娠した人も多くいます。

もし想像妊娠という症状がでてしまったとしても、落ち込まずに穏やかな気持ちでいることが大切です。

まとめ

以上、想像妊娠についてご紹介してきました。

想像妊娠はとてもデリケートな悩みから症状が現れてしまう、精神的なものなのです。

そして、だれしもが想像妊娠をしてしまう可能性を秘めています。

本来ならば妊娠することのない男性までもが、妊娠に悩まされているパートナーの姿に影響されて、メンタルが不安定になってしまうということも増えています。

症状が現れても、落ち着いて状況を受け入れていきましょう。