きっかけは引越しでの偶然、引き合わせたお見舞いのゼリー
引越し先に偶然の出会い
転職をきっかけに引っ越したんですが、同じ物件に同じ会社に勤める男の人も住んでいました。
全然知らなかったので最初は「帰る方向が一緒ですね~」くらいだったのですが、
ある日の休日に近くのスーパーに買出しに行ったらばったり会って、「もしかして家も近いんですかね~」なんて話し始めたら
場所や部屋の特徴がうちと一緒で・・・。「もしかして○○って物件だったりして」と言ったらビンゴ。
階数は違うので彼もまったく気づいていなかったそうで、こんな偶然があるんですねと驚き合い、その時は終わりました。
開いてしまう距離
それからも特に意識はしていなかったのですが、ある日私が体調を崩して休んだ時に、
彼が部屋のインターフォンを鳴らしてメモとゼリーやプリンをドアノブにかけていってくれたんです。
もちろんノーメイク&部屋着で出れる状態ではなかったんですけど、彼の優しさが嬉しくて。それから彼を意識するようになりました。
治ってからお礼がしたいと彼に伝えたのですが断られてしまい、それとなく距離をおかれてしまうようになりました。
私は知らなかったのですが、噂好きの同期に私がお礼をしたいと言ったのを聞かれていたそうで、根掘り葉掘り事情を探られたそうなんです。
なんだか気まずくなってしまってどうしていいかわからなくなってしまっていた頃、しばらくして偶然帰り道で彼と会いました。
引き合わせたお見舞いのゼリー
会社の外で会うのはスーパー以来で、会社でも話しかけづらかったので、ここで言わなきゃと改めて差し入れの御礼と、
自分のうかつさで迷惑をかけてしまってごめんなさいと謝りました。
すると彼は「あらぬ噂が立ったらそちらに迷惑をかけてしまいますから」と恐縮しきり。
噂を立てられてもいいんだけどなぁと思ったのですが口には出せず、うまい言葉も思い浮かばなくてテンパってしまった私はなぜか
「あのドアにかけてくれた中に入っていたゼリーが美味しかったんですがどこで買ったものなんですか?」と聞いてしまいました。
すると彼は笑いながら「会社のすぐ近くなんですけど・・・」とお店を教えてくれました。
会社のお昼休憩に買って社の冷蔵庫にしまっておいてくれたそうです。
それからは少しずつ打ち解けて仲良くなって、今はめでたく外でデートできるような関係になれました。