疲れが取れる言葉とは？言霊の力を借りて引越し準備も楽しくしちゃおう！
日本には古来より「言霊」があり、言葉には魂が宿ると信じられてきています。現代ではこの日本古来の風習や精神性を海外から深く興味を持たれ、日本語のもつ力の強さを取り入れたセラピーやヨガ、禅なども流行っています。
そして、言葉が持つ力を科学的に証明しようと水がどのように言葉によって反応するかを実験した本が世界的にも有名になりました。日本は海に隔てられた孤島ですが、それ故に豊かな自然と調和しながら生活を営む方法を長い歴史の中で培ってきた深く、強い精神性をもつ国でもあります。今日はそんな日本に生まれてきたことを感謝しながら、引越し準備で切羽詰まって疲れ気味の女性たちにおすすめの魔法の言葉をご紹介致します。
この言葉の隣にでるものはない「ありがとう」
「ありがとう」という言葉一つで全てが解決することってありませんか？ 会社でも、家でも、帰宅途中の電車の中でも、この言葉を聞いて不快になる人は殆どいないと思います。通常この言葉は他者に対して感謝の意を表明したい時に発する言葉ですが、実はどんなシチュエーションでも使える言葉なのです。
それならば自分自身に対しても、ありがとうと言葉に出して言ってみて下さい。最初はバカバカしいと思えても、自分自身が今日これまで生きてこれたことを感謝することはおかしなことではありません。いつも頑張っている自分の身体や心は他の誰でもない、自分自身のために一生懸命動いてくれています。
また、身体が大事に至らないために、風邪を引かせて休ませようとしたり、ストレスで壊れてしまわないように鬱症状を出して、心も頭も休ませようとしてくれます。他人がなにかをしてくれたら迷わず「ありがとう」と言えるのに、自分自身には当然のことのように「ありがとう」という言葉をかけてあげるという発想もなかった人ほど、心根が優しい人が多いのです。気がつくと自分のことは二の次、三の次になりがちです。
そんな優しい人ほど、自分に対して「ありがとう」と心を込めて言ってあげてください。家族や同居人がいて気恥ずかしいときは、お風呂やトイレなど１人になったときに小さな声で「ありがとう」と自分自身に感謝をしてみて下さい。全身の細胞はその言葉をちゃんと聞いてくれて、元気になってくれます。
なかなかはかどらないときの魔法の言葉「楽しい、楽しい！」
引越し作業はずっと続くものではありません。ある限定された一時だけの経験です。正直、片付けたり、物を捨てたりする作業を一気に行うのですから、大変なエネルギーを使いますので面倒になりがちです。そんなときは嘘でも「楽しい！」と言ってみて下さい。嘘も方便という言葉があるように、自分自身にも楽しいものだと錯覚してもらいましょう。
しかし、この嘘の凄いところは、本当に楽しくなってきてしまうところにあります。嘘が本当に変わるのですから、手間も時間もそしてお金もかからないのに、作業がどんどん進んでしまうならば騙されても損はないですよね。引越しが終わってしまえば、次引越しをするまで経験ができないこの瞬間を是非、楽しいものにしてみて下さい。
疲れたら「疲れた！」と大声でリフレッシュ
最近、あらゆるスピリチュアル系や自己啓発系等で良く目にするポジティブシンキングですが、これには落とし穴があります。このポジティブシンキングは自分の根本の問題を解決せず、見て見ぬ振りをしてしまうという危険も伴っています。ポジティブシンキングは、もう過ぎ去ってしまったことをクヨクヨ思い悩んでエネルギーを大量消費し続けてしまっても過去は変えられないのだから、前を向いて生産的な生活に切り替えよう！ という時期であれば良いのですが、それ以外に多用することは、心や身体が発する警告を闇雲に無視してしまいます。
人間の身体や心の状態にはすべて理由があるのです。体力が無くなればお腹が空きエネルギーを欲しますし、脳を使い過ぎたら眠くなり睡眠で脳を休憩させようとするのです。なんでもかんでも「ポジティブ」を多用してしまうと、身体から送られてくる信号を無視して本来の気持ちを抑圧し、心と身体が分離してしまい病気にもなりかねません。
ですから、疲れたなと思ったら「疲れた！」と思いっきり吐き出しましょう。とてもスッキリします。その代わり、楽しい時や嬉しいときもしっかり声に出して「楽しい！」「嬉しい！」という言葉も発してみて下さい。言葉がもつ力の効力が目に見えるほど強くなり、言葉を選ぶ習慣も身についてきます。
言葉はどんな武器よりも危険なものにもなれば、どんなに可憐な花よりも美しいものにもなりえます。常に自分の気持ちと向き合い、自分の口から発せられた言葉を自分の耳で確かめることは、自分を磨く作業の一つにもなります。引越し準備は人生のデトックスです。そんな時だからこそ、自分自身の人生のデトックスも同時にする機会だと思って、楽しみながら作業をすすめてみて下さい。
