人のいい引越し業者さん…丁寧に断る方法とは?
引越しの際、複数の業者さんに見積もりを出してもらうのは普通のことです。
色々と比較検討した結果、一つの業者にお願いすることになるわけですが、さて他の引越し業者には断りの連絡をいれよう…という時に、困ってしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
見積もりの対応も親切で、感じのいい業者さんだった場合は、嬉しい反面より一層断り方に頭を悩ませてしまうものですよね。
そんな優しいあなたの悩みを解決すべく、相手に失礼のないようお断りする現実的な方法をご紹介します。
自分ではどうにもならないことを伝える
何らかの理由を付けて断るのであれば、自分自身が決定したわけではない、という方便を使うのは一つの手です。
例えば、確認してみたら会社からの指示があり、そちらに従わねばならなかったので、申し訳ないがお断りさせて頂きたい、とお伝えすれば角も立たないと言うものです。
単身の女性であれば、大家からの紹介があったとするのも、現実的です。
この場合、嘘をついてしまうことになりますが、料金で決めたと言ってしまうと、値引き交渉などに繋がってしまうかもしれず、うまくお断りすることができない可能性があるので、最終決定権が自分にはないのだということを押し出し、そういった余地がないことをお伝えする意図があります。
ただ、見積もりを依頼する前に、確認ができておらず申し訳ない、という謝罪は添えた方がよいかもしれませんね。
引越ししなくなったと伝える
地元の顔見知りの業者さんや、知人の紹介などでなければ、いっそのこと引っ越しをしないことになりました、と伝えてしまうのも一つの手です。
依頼者がそう主張するのであれば、それ以上の作業が発生しないわけですから、お断りするのは自然なことになります。
注意点は冒頭でも述べた通り、顔見知りや業者さんのすぐそばに住んでいるような場合、実際に引っ越す時に、目撃されてしまって気まずい思いをしかねないため、この方法はあまりおすすめできません。
しかし特にそのようなしがらみがない場合でも、取りやめになった理由について悩んでしまうかもしれませんが、それを事細かに話す必要はないのです。
見積もりをして頂いて大変申し訳ありませんが、諸事情で引っ越しが中止となりましたので、とお伝えすれば問題ありません。
謝罪の気持ちを丁寧に伝える
いくら角を立てないとはいえ、嘘をつくのは心苦しいという方は、とにかく丁寧に謝ることがよいでしょう。
この時のポイントとしては、見積もりに丁寧に対応して貰ったお礼を述べつつも、決めてしまったことをはっきり伝えることです。
いかに感じのいい業者さんでも、営業活動中ですので逆転のチャンスがないかと伺っていますので、意志は揺らがないということを示しましょう。
また、金額やサービスなど明確な理由を示すより、総合的に別の業者さんの方が良かったから、と漠然とした回答の方がよいことが多いです。と言うのも、具体的な金額を示されると、それより安くしますという交渉になってしまうことが多いからです。
お世話になったことを誠心誠意、感謝しつつも、その点については譲らないようにしなければなりません。
自分で引っ越しすることになったと伝える
大家さんや会社に指示されるような環境でもない、けれども他の業者にしたと伝えるのもなんだか心苦しい、と思われる方は、自分で引っ越し作業をすることになったと伝えるのはいかがでしょう。
特に単身世帯の方だと、あまり荷物も多くありませんし、家族や知人の協力があれば、どうにか持ち出せる量であることも多いので、さほど不自然ではありません。
業者に頼むよりも格段に手間暇はかかりますが、十数万の費用をおさえられるのであればと思う方も少なくないので、角を立てずにお断りをする場合に使える方法の一つです。
断るのにもストレスを感じてしまう優しいみなさん、お断りの参考になりましたでしょうか?ポイントは、丁寧に伝えることと、交渉の余地がない理由で断ることです。下手に優しく曖昧に対応すると、余計に相手の時間を裂き迷惑をかけることになります。一度も断られたことのない引越し業者さんはいないのですから、誠意を持って伝えて次のステップに進みましょう。