他人の物を使ってトラブルになりやすいシェアハウスの物3つ
人とのつながりが希薄になりがちと言われる現代、ひとつ屋根の下で共に暮らすシェアハウスを希望する人は少なくありません。
しかし、家族や友達ですらなかった人同士が暮らすわけですから、トラブルが発生してしまうことも勿論あります。
特に気を付けたいのが、細かいルールが指定されていないことが多い、物の取り扱い方です。不用意に使ってしまって相手を怒らせてしまったり、反対に自分が不愉快に感じることも。そんな使ってしまってトラブルになりやすい物について、ご紹介します。
洗剤
シェアハウスにもよりますが、台所が共用スペースになっているのが一般的です。同じ釜の飯を食った仲、という言葉がある通り、食事を一緒にすることで、人と人の仲は自然と深まるものです。
ところが、楽しく食べ終わってさあ片づけをしようという時、台所に置いてある洗剤などをそのまま使って洗い始めてしまうのは危険です。誰が購入し、どういうルールで買い足すのか、はっきり決めておかないと、「私が買ったのに沢山使われた」なんていう不満を招きかねません。そんな細かいことはいいじゃないという人もいますが、調理器具や食器の洗い方一つをとっても育った環境や個人の好みが現れるのです。化学的なものは使わない、使えない、という方がいるかもしれませんので、最初に使う前に、まず一言声をかけてからにしましょう。
食材
同じく共用スペースにあることが多いのが、食材を入れる冷蔵庫です。飲み物をストックできることもあり、自室に専用のものを置いている人もいますが、多くのシェアハウスでは共同利用しています。
こうした環境に慣れると、人が購入してストックしておいたものでも、共用スペースに存在することから、何気なく使ってしまうことが多く、それによってトラブルが発生することがあります。食べ物の恨みは恐ろしいとはよく言われますが、それが原因でシェアハウスを解消してしまうケースもあります。
また、それくらいいいじゃないかと思われがちな調味料なども、人によっては大変こだわりを持っていて、希少なものや高価なものも中にはあります。使う前にきちんとルールを決めておくか、せめて本人に一言断ってからにすべきでしょう。
シャンプー
台所の次に共用スペースとして利用するのが、お風呂です。ついつい買い置きがあったから、と勝手に使ってしまうケースがとても多いです。また、頭髪の長さや洗い方も千差万別ですので、シャンプーを大量に使われたとか、あいつが使うとすぐに無くなる、といったような不満が出やすく、例えルールを決めていても、トラブルが防止しづらい傾向にあります。
たかがお風呂とはいえ、プライベートな空間になりますし、入浴をストレス解消の時間にあてている人は少なくありません。リラックスできる場所でストレスを感じてしまうことで、より深い苛立ちを感じやすくなります。また、人によっては譲れない部分ですが、一方で細かすぎると感じる人もいますので、なかなか全員が納得できるようなルール作りが難しいと言えます。
他人のものは勝手に使わない
こういったことから、根本的には、他人のものは勝手に使わない、というルールを徹底することが望ましいでしょう。個人の感覚によって受け取り方が異なってきますので、不満やモヤモヤした感覚は、どうやっても発生してしまいます。
シェアハウスは自宅になりますが、自分だけの家ではありません。ハウスメイトとずっと仲良く付き合っていくためには、そういった線引きをはっきりしておくことも大切なこと。
お互いを思いやる気持ちがあればこそですので、冷たいとか協調性がないと捉えるのではなく、他人のものは勝手に使わないというルールを守ることをおすすめします。