父たかしの子連れ引越し(後編:娘6歳)
2年間の期間限定プロジェクトを終え、2013年4月にパパは東京勤務に戻ることとなりました。したがって、再び川崎のマンションに引越ししなければなりません。
我が家へ戻る喜びもひとしお・・・のはずが、ママの顔色がさえません。
2年間の広島暮らしがよほど気に入ったのか、「戻りたくない。ずっと広島に住みたい」と言い出す始末。
6歳になった娘もすっかり言葉は広島弁。
この春から小学1年生です。
さて、どうなる。我が家の引越し?
残りたい・・・意外なママの気持ち
ちょうど、娘の幼稚園卒園と小学校入学のタイミングで引越しすることになりました。
大なり小なり環境が変わるということを考えると、最もよいタイミングでの引越しのはずです。
しかし、ママにしてみると、共に娘の成長を見守ってくれたママ友や幼稚園の先生たちとの別れがとても悲しいらしく、「このまま、ずっと広島に残りたい。」「パパだけ川崎に戻れば・・・」と言い出します。
最終的には納得してもらいましたが、一時は荷造りもサボタージュされるのではないかとヒヤヒヤしてました。
反対に、意外にも娘の方は、サバサバしてました。
友達と別れる寂しさはあったのでしょうが、幼稚園の同じクラスのお友達の入学する小学校が、結構バラバラだったことも、よい方に影響していたのかもしれません。
また、夏休みなど東京のバアバのところに帰省していましたので、その気になれば、いつでも、すぐに会えると思っていたのかもしれません。
娘の荷物は娘が整理
娘もいよいよ小学生。
通常であれば、入学に併せ学習机を買うはずでしたが、引越しの荷物が増えることになるので学習机は川崎に戻ってから購入することにしました。
さすがにランドセルは入学前に購入しました。
また、赤ちゃんの時と違い、娘の荷物もそれなりに増えましたので、自分の部屋の荷造りや整理にも、積極的に関わらせることにしました。そうすることで、引越しの現実も実感できるでしょうし、何より、お片付けの習慣が身につきます。
このとき、一人でやらせるとすぐに飽きてサボりだすので、我が家の場合、「パパとどっちが早いか、荷造り競争だ!」と遊びの要素を取り入れていました。
子どももその気になるので、効果的です。
ところで、子どもの荷造りには親も手伝うのですが、なかなか進みません。
というのも、パパ、ママにも似たような経験があるのですが、思いがけず懐かしい品を見つけたとき、思い出に浸ってしまうんですよね。
時間はかかりましたが、親としても娘の成長の記録として、できるだけ捨てずに箱詰めしてあげました。
このとき注意したいのは、きちんとモノを仕分けするということ。単に思い出の品(例:学校や幼稚園で製作した作品)であれば、段ボールに密封しても構いませんが、引越先で子どもが使う道具(例えば、お絵かき用のクレヨン、ノートなど)であれば、すぐに使えるようにしておきます。
ダンボールに「すぐ使う」などと大きくはっきりと書いておくと、引越し先でも他の荷物に埋もれることなく発見され、すぐに使うことができます。
言わずもがなですが、すぐ使うモノとは、引越し直前まで使っているモノであることがほとんどです。
なるべく、引越し直前に荷造りするようにしましょう。
特に、子どもの持ちモノの場合、早々に梱包してしまうと、遊べなくて不機嫌になってしまい、結局、泣きせがまれて、梱包した荷物を開封することになってしまいますよ。
侮れない、長距離移動
引越しに伴う移動手段、つまり、引越し先へどのような交通機関を使って移動するかは、人それぞれです。
我が家の場合、高速道路を利用しての自家用車での移動でした。大きな荷物はもちろん引越し業者のトラックにお願いするのですが、貴重品や身の回りの必需品は自ら所持して移動するのが安心です。
そのほか、ちょっとした荷物でも自家用車があると大変重宝します。
もっとも、家族全員での長距離移動となると、かなり大変です。
我が家の場合、朝8時に出発し、高速道路を12時間かけて東へ進みました。長時間の運転ですので、余裕を持った無理のない計画を立てておきましょう。
また、子どもにとって狭い車内は、動きが制約され相当な負担になります。子どもが退屈しないように車中ではお気に入りのDVDやCDを用意しておきましょう。
なお、TVゲームは乗物酔いの原因となるので逆効果です。
サービスエリアでのトイレを兼ねた休憩は2時間おきに取りたいですね。サービスエリアでは、ちょっと贅沢してご当地の美味しいものを補給すると、子どもの機嫌も直るかもしれませんよ。
まとめ
3度目の子連れの引越しは、娘の成長と協力もあって割と順調に進んだと思います。
とはいえ引越しは予定外のハプニングが常について回るもの。
多少、予定どおりにいかなくても気にせずに、子どもと一緒に楽しみながら問題を解決するくらいでちょうどいいと思いますよ。
そうすることで子どもからパパ・ママへの尊敬の念も得られるでしょうし、何より家族が一つにまとまる気がします。
子ども連れの引越しに悩んでいるあなた。「案ずるより産むが易し」「無駄な経験はない」との言葉を胸に、まずは行動を起こしてみませんか。