引越しコラム column

おりものがピンク色になるのはなぜ?病気との関係はある?


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おりものとは女性特有の悩み。

匂いや汚れ、量などが気になる方もいるでしょう。

生理前や生理後、妊娠中などおりものがよく出る時期があると思いますが、おりものの色や状態、量などによって身体から様々なサインが出ているのです。

おりものがピンクになっている際には、どのようなサインなのでしょうか。

また、病気や排卵との関係性はあるのでしょうか。

事前に知っておくことで不安や心配が少しは解消される上に、ピンクのおりものに対して適切に対処できます。

今回は、おりものについて詳しく説明していきます。

おりものがでる原因や生理周期との関係性は

そもそも、おりものはなぜ出るのでしょうか。おりものは、女性の膣内部の潤いを保って粘膜を守ったり、菌が子宮内に入ることを予防したり、汚れを排出したりなど、女性の身体を守ってくれる働きがあります。

また、生理前後や妊娠中などでおりものの色や状態、量などは変化します。おりものとは、子宮頚部や子宮内部、膣から出る酸性の分泌液のことであり、女性ホルモンと深く関与しているのです。

よって生理周期に合わせておりものは変化します。

また、おりものには、受精を促進する効果もあるのです。

まず、生理が終わると、生理直後のおりものは少し血が混ざったような茶色のような赤褐色になります。そのあと2〜3日したら少しずつおりものが減り、ほとんどおりものがない状態に。

そのあとに来る排卵期は、最もおりものの量が多くなる時期です。生理後にはサラサラとしていたおりものが、排卵期には透明でゼリー状のよく伸びるおりものになります。匂いはありませんが、2〜3日続きます。まれに排卵痛を伴う人もいるでしょう。

妊娠を希望される方は、この排卵期の前には性行為を行っておき、卵子と精子が結びつくようにタイミングを狙っておくと効果的です。

そのあとの黄体期とは、排卵が終わって次の生理が始まるまでの14日間のことです。妊娠を希望される方にとっては、受精卵が着床する可能性がある大切な時期になります。

排卵期が終わったら、徐々に量は少なくなり、白濁、または黄色のような粘り気のあるおりものになります。まれに生理が近づくと、匂いが強くなる方もいるでしょう。

最後に月経期には、受精卵が着床すれば生理はきませんが、着床しなければ子宮内膜が剥がれ落ちて血液と一緒に体外へ出ます。

これはおりものではなく生理になります。このようにおりものの色や状態、量は異なってくるので、今は自分の身体がどのような状態になっているのか見分けることができますよ。

ピンクのおりものはなぜ出るのか

おりものがピンクになるのは、血液が混ざっている可能性が高いです。血液が混ざるのは特に珍しいことではなく、不正出血であることがほとんどです。

まれに病気の可能性もありますが、まずは問題がない不正出血の場合について詳しく説明していきます。

生理前後や排卵日前後に不正出血がある場合があります。これは先ほども説明した生理周期に関与していますが、一時的なものなので量も多くなく、2〜3日でおさまるものです。

その他にも、臨月や妊娠初期にも出血がみられることがあります。臨月はおしるしとして少量の出血が生じる可能性があり、妊娠初期には着床出血として少量の出血が時折みられます。しかし、全員におしるしや着床出血があるわけではありません。

少量やすぐに治まる場合、痛みがない場合などはおしるしや着床出血の可能性が高いので、それほど気にしなくてもいいでしょう。出血多量や長引いたり、痛む場合はすぐに病院を受診してください。

そして、ストレスや疲労で出血する可能性も。ストレスや疲労によりホルモンバランスが乱れて、生理周期や排卵期の乱れなどに繋がることがあります。

ストレスや疲労をそのままにしておくと、様々な身体の不調の原因に繋がってしまいます。早めにストレス解消方法や環境調整などをしておくことをおすすめしますよ。

不正出血は珍しいことではなく気にしなくてもいい場合があるとお伝えしましたが、やはり出血はないほうがいいですよね。不正出血することで神経質になり、それがさらにストレスにもなることがあるので早めに原因を突き止めてください。

病気との関係性は

上記で説明した不正出血以外に、病気の可能性が高い出血についても説明していきます。まず、以下の場合は病院に行きましょう。

  • 匂いが強い場合
  • 多量出血の場合
  • 出血が長引く場合
  • 痛みを伴う場合

子宮頸癌、子宮頸管炎、子宮頸管ポリープ、子宮体癌、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮膣部びらんなど、子宮に関与する病気になっている可能性があります。

また、膣癌、萎縮性膣炎、細菌性膣症など膣に関与する病気もあります。

女性の身体は繊細かつデリケートです。

後々、

  • 妊娠することができない身体になってしまった
  • 重症化してしまった
  • 最悪の可能性になってしまった

など後悔がないよう、早めに治療しておきましょう。

早期治療できれば、治療期間は短い上に、簡易かつ安価で済む場合が多いので早めに対処をしてくださいね。

問題ない場合と病気以外の可能性は

病気とまでにはならずとも、性感染症の疑いがある可能性もあります。その場合は白色や黄色、緑色やクリーム色などのおりものが出ますので、まずは性感染症を疑いましょう。

例えば、

  • 梅毒
  • 淋菌感染症
  • 性器クラミジア感染症
  • 細菌性膣炎
  • エイズ

など様々な種類があります。痛みやかゆみ、匂いを伴うこともありますので、病院は早めに受診しましょう。性感染症と言って決して油断してはいけません。

油断できない5つの理由

油断してはいけない理由を5つご紹介します。

1.感染

パートナーに感染する可能性があります。女性から男性へとは限らず、男性から女性へ感染する可能性もあり、治療しても何度も再発する可能性が高いので早めに治療をしましょう。

2.母子感染

妊娠中だと、母子感染する可能性があります。母子感染すると、先天性障害や死に至る可能性もあるので気をつけてください。

3.不妊症

不妊症になる可能性があります。これは女性のみに限らず男性が不妊症になることもあります。

4.性感染症の重症化

性感染症が重症化する可能性があります。性感染症から癌になったり他に転移や感染したりしないように事前に予防しましょう。

5.死に至る可能性もあり

最悪の場合だと死に至る可能性があります。性感染症の種類や重症度によっても変わってきますが、早めに治療・予防しておく必要がありますね。

まとめ

おりものシートをきちんとつけておりものの色や状態、量を常に確認しましょう。日々の変化もあると思いますので、きちんと変化を把握しておくことも大切です。

また、おりものシートには下着を汚さないことや膣を清潔に保つ働きもあるので、メリットが多いです。おりものシートをつける習慣づけをしておくといいでしょう。

不正出血には様々な可能性や状態、パターンがあります。自己判断のみではなく、きちんと病院を受診することも大切ですね。