18/03/27 引越しコラム column

赤ちゃんを守ろう!妊娠中期の腹痛の原因と危険な腹痛の見分け方


出典:Fotolia

妊娠中期になると、やっと安定期に入りほっと安心するお母さんも多いですよね。

しかし、妊娠中期には時折腹痛を感じることもあります。

安定期に入ったから大丈夫と安心するお母さんもいますし、このくらいの痛みで病院に行く必要あるのかなと悩むお母さんもいます。

妊娠初期と違い、流産の心配が減ったからと安心する気持ちはわかりますが、なにが起こるかわかりません。

安心してしまう気持ちから妊娠中期の腹痛は対処が遅れてしまう可能性もあるので、常に安心せず早めに対処する必要するようにしましょう。

今回は、妊娠中期の問題ない腹痛と危険な腹痛、事前に予防できる対処法などについて説明していきます。

妊娠中期の問題ない腹痛

いくつかの原因に分けて、腹痛の特徴を比べておきましょう。

子宮が大きくなることが原因

元々妊娠前の状態と比べると鶏の卵くらいの大きさだったのが、妊娠中期には大人の頭の大きさくらいに成長します。

そのため、周りの膜も引っ張られ腹痛やお腹のはりにつながるのです。

また、子宮が大きくなると骨盤のなかで支えている靭帯も引っ張られるので痛みになります。この痛みは特徴があり下腹部や腰、足の付け根が引っ張られる感覚です。痛みは左右同時ではなく、片側か交互に痛みます。

妊娠週期を重ねることでさらに痛みは強くなるので、安静にすることが1番効果的です。

前駆陣痛が原因

前駆陣痛は妊娠36〜40週に起こることが多いですが、妊娠中期に始まる方もいます。前駆陣痛があるからといって、早産や流産の兆候ではなく予行練習のようなものなので、特に心配する必要はありません。

この痛みには特徴があります。夜中に下腹部が不規則に締めつけられるような感覚になりますが、体制を変えると痛みが落ち着きます。

便秘であることが原因

妊娠中にはプロゲステロンというホルモンが分泌され、腸の働きを悪くします。

また、子宮が大きくなることで腸が圧迫され、腸の動きが悪くなり便秘になることも。妊娠中の便秘は仕方ないことですが、食生活を気をつけることと効果的です。

排便がないことに関して赤ちゃんに直接的な影響はありません。ただ、お母さんが腹痛を伴うだけではなく力んだ際に痔になってしまう可能性も高いので、常に食生活に配慮し食物繊維を積極的に摂取する必要があります。

食生活で改善されない場合は、産婦人科で漢方や整腸剤を処方してもらうこともできます。

腹痛を感じたら、便秘を疑うことも1つの手段ですね。

妊娠中期の危険な腹痛

危険な腹痛で考えられる症状をいくつかあげてみました。

常位胎盤早期剥離

常位胎盤早期剥離は、何かの原因で赤ちゃんがお腹にいるうちに、子宮の壁から胎盤が剥がれてしまう症状。

原因は様々ですが、妊娠高血圧症候群や外傷を負った方、羊水過多や子宮筋腫などです。胎盤が剥がれると大量出血し赤ちゃんに栄養や酸素が行き届かなくなるので、母子ともに危険な状態です。

この際の痛みは特徴があり、激しい下腹部痛と出血、胎動を感じなくなったら可能性は高いでしょう。

子宮頸管無力症

子宮頸管とは、産道のことを言います。子宮頸管には筋肉がありますが、体質的に緩みやすい人がいます。これは体質の問題なので、自覚症状もなく事前に防ぐことは難しいです。

子宮頸管の筋肉が緩むと子宮口が開きやすく、子宮口がある程度まで開いてしまい早産に繋がります。妊娠中期に陣痛のような痛みが生じ、ただの腹痛と勘違いすることも。

また、妊婦検診で子宮頸管無力症と診断されると、子宮頸管を縛る手術を行うこともあります。

子宮収縮

子宮は筋肉でできています。普段は柔らかく緩んだ状態ですが、お母さんが動きすぎたり疲れたりすると、収縮します。

ただでさえ妊娠したことで子宮を収縮するホルモンが分泌されるので、過剰に子宮収縮してしまうと出産を促すことにも。そうすると、切迫早産を引き起こす腹痛になる場合がありますので注意しましょう。

お腹全体が痛く、規則的な痛みが生じる場合は注意が必要です。

感染症

妊娠中に感染症にかかってしまうと、赤ちゃんに影響が出たり早産を引き起こしたりする可能性があります。

感染症が流行っている際に人混みの多いところに行った方や、生ものなどを食べてしまった方は感染症にかかっている可能性もありますので思い返してみましょう。

お腹全体が痛く、長時間痛むことやおりものの異変が特徴になります。

ストレス

妊娠中はホルモンの影響でさらに過敏になっているので、ストレスを感じやすいです。

ストレスは人間関係や仕事関係など様々ですが、今は妊娠をしていても働く女性が増えており、妊娠中の女性がストレスを受けやすい環境になっています。

ストレスは母子ともに影響があるので、早めにストレス解消をしておく必要があります。

ストレス発散方法を見つけたり、誰かに話して楽になったりすることもあるでしょう。また仕事は配慮してもらえる部分は配慮してもらえるといいですね。

妊娠中期の腹痛の予防

少しでもお腹に違和感があると不安になってしまいます。腹痛を予防するための方法が、いくつかありますのでご紹介します。

お腹と腰を支える

子宮が大きくなると、骨盤の周りの筋肉が硬くなり血流が悪くなることにより痛みを感じます。

妊娠中期ではまだそこまでお腹がふくらんでいないため、お腹を支える必要はないと思うかもしれませんが、これからどんどん大きくなってきますよ。早めに骨盤ベルトや腹巻き、コルセットなどで固定しておきましょう。

早めに巻いておくことで、大きくなってくるお腹にも骨盤が整ったまま成長できますし、腹痛のみではなく腰痛もケアできます。

お腹と腰を温める

お腹を支えることと似ていますが、血流が滞ることにより腹痛が引き起こされる要因にもなります。お腹や腰を温めて血流を良くすると、腹痛や腰痛が緩和されますよ。

冷えは、母子ともに影響があります。まずお母さんは腹痛や腰痛、お腹がはりやすくなります。

また、足がつったりむくむ原因にも。赤ちゃんは体温調節ができるようになったものの、まだお母さんの体温に影響を受けます。お母さんが冷えていると赤ちゃんも冷えるので、冷えには気をつけましょう。

そして、出産間近まで冷えが続いていると、子宮収縮が上手くいかずに陣痛が起きにくく難産になる可能性が高くなります。

妊娠中はもちろんのこと妊娠中に限らず、早めに解消しておく必要があります。

ストレスをためない

ストレスは無意識に溜まっていくものです。ストレスがたまらない生活は難しいと思いますが、少しでもストレスがたまらないように意識をして生活をおくりましょう。

自分なりのストレス発散方法を見つけておく必要があります。

妊娠中のみではなく、産後もストレスが溜まります。産後の環境の変化で神経質になったり、ホルモンバランスの影響でストレスを感じたりすることは多いので、妊娠中からストレス発散方法を見つけておくと産後にも安心。

自分ひとりの身体ではないので、仕事も家事も無理はしないように心がけておきましょう。

まとめ

妊娠中期に起こる腹痛に関して、問題ないものか危険なものかきちんと見極めましょう。問題ない腹痛だとしても早めに病院を受診しておくことが1番安心です。

お腹の赤ちゃんを守れるのはお母さんです。母子ともに何かあってからでは遅いので、できることであれば早めに対処しましょう。