引越しコラム column

【2018年】赤ちゃんにつけたい名前ランキング【男の子版】


どんな名前が人気なの?名づけの傾向を紹介!

赤ちゃんの名付けには、その時代の親の価値観がわかりやすく反映されています。一時期は個性を重視するあまりに読むことが困難な、いわゆる「キラキラネーム」が流行していましたが、テレビやインターネットで「子どものことを考えていないのではないか」と、話題に取り上げられた影響もあって、現在は減少傾向にあります。最近では、難解な読み方であっても説明されると納得できるような名前が多いようです。

今年生まれた赤ちゃんの名前には、「翔」や「大」といった漢字がよく使われています。子どもの将来とその躍進を願う親の気持ちがよく表れているといえますね。また、「空」や「陽」といった、空に関わる漢字も多いようです。

今回は、ランキング形式で2018年に生まれた赤ちゃんの名前をご紹介します。記事の最後には、名付けの参考におすすめの本も紹介していますよ!

最近人気の名前をランキング形式で紹介!

1位……陽翔(はると)

3年連続で命名数ナンバーワンといわれているのが「陽翔」という名前です。「陽」は太陽、「翔」は空高く飛ぶという意味を持ち、太陽に向かって羽ばたくという意味でも子どもの成長と将来を願う親心が表れている名前といえます。

2位……悠真(ゆうま)

ここ数年は「悠」という漢字を使った名前が大人気です。「悠」には末長く続いていくという意味があり、「真」にはまごころや真実といった意味があります。子どもの末永い幸せを願った素晴らしい名前ですね。

3位……凛空(りく)

こちらの名前もここ数年人気を誇っています。「凛」とした「空」という漢字から受けるイメージは、まさに清廉潔白。晴天を突き抜けるような、凛々しく澄んだ心の持ち主に育ってくれそうな名前です。

4位……颯(はやて)

さっと風が吹く様子をあらわす「颯」という漢字一文字の、シンプルながらさわやかな名前です。まさに好青年といった男性へ成長していってほしいという、親心が垣間見える名前ですね。日本人らしさがありながら、ありふれた感がないのもポイントです。

5位……大翔(だいと)

「大きく、空高く飛びあがる」という意味の漢字を使ったこちらの名前も人気です。かつては「ひろと」と読ませることが多かった名前ですが、2018年はあえて「だいと」と読ませる人も多いのだとか。

6位……蓮(れん)

「蓮」という名前はここ数年、根強い人気があります。植物のハスを表すこの「蓮」という漢字は、つらなる意味がある「連」とくさかんむりを組み合わせ、連なった実を結ぶ植物を表現しています。たくさんの人と繋がり、やがて結実する我が子の人生を願った素晴らしい意味合いの名前でもありますよ。ちなみに欧米でもファーストネームとして存在しているので、海外でも伝わりやすい名前です。

7位……碧(あおい)

昔は女の子の名前に多かった「あおい」という名前が、今では男の子にも使われているようです。「碧」の漢字は深い青色や緑色を表し、澄んだ心の持ち主に育ってほしいという願いが込められています。また、青く美しい宝石という意味もあり、我が子を宝のように思う愛情が感じられる名前ですね。

8位……瑛(あきら)

一時期は俳優の瑛太さんの活躍もあり、瑛太という名前が毎年のようにランクインしていたそうですが、2018年はその「瑛」の字を「あきら」と読ませたこの一文字の名前が人気です。美しく輝くといった意味をもつ「英」と、宝石の意味をもつ「王」が合わさり、「美しく輝いている玉」を表しています。

9位……湊斗(みなと)

船が出入りし、人やモノが集まるイメージのある「湊」という漢字を使った名前もよく見られます。2018年はここに「斗」の字を加えた「湊斗」という名前に人気が集まっていますよ。「斗」には大容量の器の意味があるので、器の大きい人になってほしいという願いも込められています。

10位……蒼大(そうた)

「そうた」という名前自体は珍しくはありませんが、あえて「大」という漢字を使ったこちらの名前もトレンドですよ。「蒼」の広々とした空や海のイメージと、「大」という漢字のイメージが、我が子の成長していくイメージにぴったりです。

11位……悠斗(ゆうと)

男の子の名前として「悠」という漢字を使った名前は多いです。「悠」の漢字には「ゆったりとした、マイペースな」といった意味もあり、この漢字に器の大きさを表す「斗」が加わることで、おだやかで鷹揚な人がらが想像させられます。

12位……主税(ちから)

実に伝統的で古風な名前となっています。主税というのは、赤穂浪士であった大石内蔵助の息子「大石主税」の通称です。「主税」と書いて「ちから」と読ませる珍しさが、現代の人々に再び受け入れられている理由かもしれませんね。

13位……陽(よう)

太陽を表す「陽」一文字で「よう」と読ませるシンプルながら良い名前ですね。短く、発音も容易なので外国人の方にも呼んでもらいやすそうです。太陽は温かくこの地球を照らしており、絶対的な存在です。神話等においても特別な意味合いがあります。我が子を大切に思う気持ちが、いつかお子さんにも伝わるかもしれません。

14位……駿(しゅん)

駿馬という言葉もあるように、足の速い馬を表す「駿」の字。この漢字は、優れているといった意味も含まれています。赤ちゃんが今後、優れた人材として評価されていくためにも、駿という名前はぴったりではないでしょうか。

15位……碧空(そら)

深い青色を表す「碧」の字に、「空」の字で「そら」と読ませます。少しだけ読むのが難しい名前ですが、文字に起こすとどこか文学的で繊細な印象を受けます。ほかとは少し違う名前をつけてあげたい、という方にオススメです。

画数を重視して決める夫婦も!

昔から日本には姓名判断という占いがあります。名前の画数を見てその人の天職や恋愛運、家庭運、かかりやすい疾病といったものの解釈をするものですが、これに則り、赤ちゃんの名付けの際に画数を重視する方も多くいます。

名前は安易に変えられない。家族とよく相談して名前を決めよう

日本では、名前に使えない漢字はある程度決められていますが、どんな読み方をしてもいいことになっていますよ。そのため、一時期は漢字とはかけ離れた読み方を与えた名前が流行し、学校では先生が生徒の名前を読めずに困惑するといった事例も多く見受けられました。

また、近年では企業によって、名前が「キラキラネーム」だというだけで採用試験を落とされるといった話もテレビやインターネットを中心に取り沙汰され、その影響もあってか読むのが困難な名前は減少してきた傾向にあります。日本人らしい昔ながらの名前は「シワシワネーム」と呼ばれた時期もありました。

しかし、名前は流行り廃りで決めるべきではありません。名前は一生、その子が背負っていくものです。その子が名前を呼ばれたとき、どんな気持ちになるか、その子が自分の名前に込められた意味を知ったとき、なにを思うか。

そういったことを、きちんと未来のお子さんの目線に立って考えることこそ、名付けに必要な心構えではないでしょうか。

名づけの際におすすめな本を紹介

最後に、赤ちゃんの名づけにおすすめな本を2冊ご紹介します。

赤ちゃんの名づけ新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)

名づけの基礎知識にくわえて、「音」「読み」「季節」「イメージ」「姓名判断」「漢字」など、さまざまな観点から赤ちゃんの名前を考える手助けをしてくれる本です。インデックス(目次)付きなので、気になっているポイントからピックアップして調べることもできますよ。

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たまひよ赤ちゃんのしあわせ名前事典2017~2018年版

8年連続で赤ちゃんの名づけ本の売上No.1に輝く、名前辞典です。名づけの基礎知識はもちろん、名前の実例も豊富に紹介されています。また、一年間使い放題の「Web鑑定サービス」のログインIDもついています。期間中はあなたの名字に合った名づけを何度でもウェブで検索できますよ。

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呼ぶのも、呼ばれるのも嬉しい名前を…

いかがでしたでしょうか?

名前は一生背負うものですし、それだけに重荷に感じる人も多いと思います。名前の付け方は人それぞれです。本を参考にしたり、尊敬する人物の名前をそのまま命名したり、あるいは生まれてきた赤ちゃんと対面してみて実際に決めるなど、多くの方法があるので、これでなければいけないというものはありません。

将来、子どもが自分の名前を訊いてくる日があることでしょう。その時に胸を張って由来を語れる名前をつけてあげられると良いですね。