引越しコラム column

赤ちゃんが生まれる前に揃えておきたい!出産準備品リスト


初めての出産を控えている方はもちろんの事、前回の出産から期間が開いていると一から出産準備をしなくてはいけませんよね。ベビー用品にもトレンドがあり、新機能が加わった商品も続々と登場しており、数年期間があくだけでも目新しい商品が増えている事でしょう。売り場に足を運ぶと様々な種類の商品があり、本当に必要なものが何かわからなくなってしまいます。

そんなママのために、出産前に揃えておきたいグッズをご紹介します。

何が必要かを、ライフスタイルに照らし合わせて考えよう!

雑誌やベビー用品店には、出産準備には何が必要かということを書かれていますが、実はそれぞれのライフスタイルや環境で大きく異なります。そのため、赤ちゃんが生まれた後の生活を考えて購入する必要があるのです。

例えば、マンションや賃貸住宅の場合、戸建てと比べて物を置くスペースが限られてきます。ベビーベットを購入しようと考えている場合、間取りや部屋の大きさを考慮したものを選ぶ必要があります。また、本当にベッドが必要なのか、ママの布団で一緒に寝ることができないか等、購入自体を考え直してもいいかもしれません。

この記事では、必要なものからあると便利なもの、購入を考え直した方がいいものなどをご紹介します。是非参考にしてみてください。

そろえておきたい!必需品

肌着

ひと口に肌着と言っても、短肌着や長肌着、コンビ肌着など種類はざまざま。どれが良いのかわかりませんよね。基本的に、生まれたばかりの新生児は裾が短めの短肌着を着せます。その上から季節や室温により長肌着かコンビ肌着を着せてあげるようにしましょう。

長肌着は、短肌着の丈が長くなったもので、おむつ替えはラクにできます。しかし赤ちゃんの動きが活発になってくるとはだけやすい肌着です。その点、コンビ肌着は股の部分をスナップボタンで留めることができるので、はだける心配はありません。

種類の他にも、生地も様々です。赤ちゃんの肌はとてもデリケートで新陳代謝も活発なので、吸湿性と吸水性に優れた綿100%の物を選びましょう。また、サイズも50からあり、新生児を見たこともない方には想像ができないものですが、50というのはよほど小さな子でなければピッタリなことが多いサイズです。しかし、新生児期の成長スピードはとても早く、生まれたばかりでジャストサイズのものばかりだとすぐに、小さくなり、買い替えなくてはいけなくなります。そのため、すこし大きめの60以上の肌着を選んでも良いでしょう。

売り場を目にすると、よく各2枚ずつのセットなどで販売されていることもありますが、赤ちゃんは、ミルクを吐き戻してしまったり、うんちがおむつから漏れてしまったりと一日に何度も着替えをさせるなんてことも日常茶飯事です。そのため、短肌着と長肌着もしくはコンビ肌着は5枚~6枚ほどあると安心でしょう。また、産院によっては、入院中の肌着を持参するように言われる場合もあるので、その場合は必要枚数の他に、産院に自由に使用できるランドリーがあるかの確認も合わせてしておきましょう。

カバーオール

カバーオールやドレスオール、ツーウェイオールというような名前で販売されています。ふくらはぎくらいまでを覆う、肌着の上に着用させる服の事を言います。外出の際などに着せる服です。違いとして、ドレスオールは赤ちゃんの足の部分が筒状のスカートのようなタイプです。新生児期はおむつ替えなどを頻繁に行うため、こちらのタイプの方が便利です。また、ツーウェイオールはドレスオールのようにも使用でき、さらに股の部分がスナップボタンで留められるようになっているタイプのものをいいます。月齢が高くなるにつれて、動きが活発になるために、裾がめくれてしまうということがありません。これらの服を含めてカバーオールといいます。生地は肌着と同じく、綿100%で季節に合わせて夏場は通気性の良いガーゼや天竺を、冬場は保温に優れたキルティングやスムース選ぶと良いでしょう。

ガーゼハンカチ

よだれや授乳後のゲップの際など様々場面で必要となるガーゼハンカチ。沐浴では体が冷えてしまわないように1枚は体に、もう1枚は体をぬぐってあげるようになどと一度に何枚も使用する場合もあります。一度使用したガーゼハンカチは、もう一度使用すると衛生的にもよくありません。そのため何枚あっても良いものといえるでしょう。

ガーゼには、ハンカチのように薄手の物と、タオルのように少し厚めのものがあるので、使いやすさを試してから買い足すといった方法もあります。また、赤ちゃんの細かなパーツは、カーゼの縁部分で拭ってあげることが多くなるので、縁部分が刺しゅうなどで固くなっていないものを選びましょう。

おくるみ

おくるみはさまざまな場面で使用できます。外出時、まだ座ることのできない赤ちゃんを寝かしたいときやおむつ替えのときには敷物に、寝ているときやベビーカーに乗っているときなどに、さっとかけてあげることもできます。また、外出時に授乳できる場所がない時にはケープとしても。赤ちゃんはモロー反射という音や光などにびくっと反応してしまう反射を、寝ているときにたびたびこの反射で起きてしまいます。そのため、体の手足を縮こませ、お腹の中にいたときの姿勢と似た状態でおくるみでくるんであげると、モロー反射による動きで起きてしまうことも少なくなるのです。キルティングやフリース、ガーゼなど様々な生地の物が販売されていますが、通気性がいいガーゼ素材のものが人気です。赤ちゃんはまだまだ体温調節が苦手なので、季節に合わせた素材のものを選びましょう。

紙おむつ&おしりふき

一日に何度も変えるので、ひとパックくらいはすぐに無くなってしまいます。だからといってまとめてストックしておくと、デリケートな赤ちゃんの肌に合わなかったり、成長の早い赤ちゃんのサイズに合わなくなり、結局使用しないまま余らしてしまうなんてことがあります。ネット通販でも手軽に購入することができるので、まずは2パック程用意しておき、買い足す方が良いでしょう。それでも赤ちゃんに合うか心配な場合は産院で使用している銘柄を聞いておき、同じものを購入するといった手もあります。

おしりふきにもさまざまな種類があり、使いやすさも人それぞれです。一日に何回も使用する消耗品なので、コストパフォーマンスは大事。1パックの枚数が多いものでも、薄く一度に何枚も使用しなくてはいけないものを選ぶなら、1パックの枚数は少なくても厚手の物の方がコストパフォーマンスは高いといえます。また、おむつ同様、肌に触れるものなので、アルコールやパラベン、香料が使用されていないものを選ぶ方が良いでしょう。

粉ミルク

粉ミルクは、比較的赤ちゃんが生まれてきて、様子を見ながら購入すれば良いものといえます。まずはママが完全母乳・混合・完全ミルクと、どのスタイルで育てていきたいかということを考えることが大切です。混合・完全ミルクで育てていく場合、粉ミルクの消費は早いので、産前に1缶用意しておくと良いでしょう。また、完全母乳の場合でも、腹持ちの良いミルクを与えることで、よく眠ってくれるので、母乳にプラスすることもオススメです。「どうせ完全ミルクで育てるつもりだから」と多めに購入してしまうと、産後に沢山母乳が出て結果、混合・完全母乳になると、無駄になってしまうことも。産院によっては退院時に1缶もらえることも多い事や、一度開封してしまうと衛生的にも保存が難しい事からも、準備は1缶で十分でしょう。

ほ乳瓶

ほ乳瓶とひと口に言っても売り場には大小さまざまな形のものが売られています。その中でも大きく分けるとガラス製とプラスチック製に分けることができ、どちらを選ぶべきか迷いますが、それぞれ使用するシーンによって利点が異なります。ガラス製の場合は煮沸、電子レンジ、薬液とほ乳瓶を清潔に保つための消毒方法可能です。しかしプラスチック製の場合は熱に弱いものもあり、電子レンジの使用ができないものもあります。また消毒の面でいうと、プラスチック製は細かな傷ができやすく、そこに雑菌が入り込んでしまうといった事も考えられます。ミルクづくりの面では、熱湯で作らなければならない粉ミルクを冷ます際に、ガラス製だと熱が伝わりやすいので、短時間で冷ますことができます。利点ばかりのように感じるガラス製ですが、やはりガラスなので、落とせば割れてしまいます。その点、プラスチック製は落としても割れにくく軽いです。そのため、外出の際にはプラスチック製を持ち歩き、家庭ではガラス製を使用するなどの使い分けをしても良いでしょう。

ほ乳瓶消毒用品

ほ乳瓶は赤ちゃんが直接口を付けて飲むため、しっかり消毒しておきたいですよね。消毒方法には、煮沸・薬液・電子レンジと3通りあります。

煮沸・・・沸騰した熱湯にほ乳瓶を入れ、殺菌します。ほ乳瓶がしっかり浸かる鍋を用意します。この時、出来る限りほ乳瓶専用の鍋を用意するようにしましょう。

ガラス製のほ乳瓶ならば7分、乳首やキャップは3分沸騰したお湯に入れます。プラスチック製の場合は熱に弱い事もあるので、説明書に従ってください。

薬液・・・商品にも寄りますが、1時間以上薬液につけておくだけで殺菌・消毒が行えるものです。すすぐ必要もありません。ほとんどの製品は主成分の次亜塩素酸ナトリウムが微生物と反応して消毒します。専用の消毒ケースが販売されています。

電子レンジ・・・専用ケースに水を入れ、スチームで消毒します。1本から数本分のほ乳瓶が一度に消毒できるサイズが販売されています。消毒時間は5分ほどのものがほとんどです。

煮沸は専用グッズが必要ないので、手軽にできますが、熱に弱いほ乳瓶は劣化が早まります。また、薬液は熱で消毒するわけてばないので、やけどの心配がありません。しかし薬液を購入する負担が増えます。電子レンジの場合は、何よりも短時間で消毒することができますが、電子レンジにかけられないほ乳瓶もあります。

ほ乳瓶の消毒は、どのタイプのほ乳瓶を購入するかによって、行える方法が違ってくるので、生活スタイルやそのほ乳瓶に合った消毒方法を選ぶことが大切です。また、消毒の前には、専用の洗剤とスポンジやブラシを使用し、しっかりすすいでから行いましょう。

ベビーバス

空気を入れて膨らませるタイプ、プラスチックのタイプ、折り畳みタイプと様々な種類があるベビーバス。使用期間が短く、他に使用用途がないため、自宅のシンクで代用する方やレンタルされる方も多いので、購入される場合は良く検討してからの方が良いでしょう。

ベビーベッド&ベビー布団

出産準備というとすぐに思いつくのがベビーベッドではないでしょうか。ほとんどの時間寝ている赤ちゃんには眠る環境はとても大切です。しかしベビーベッドは場所をとるので、置き場所に困るのも事実。キャスターが付いているものもあり、動かすこともできますが、それも一階から二階へなど段差がある場合は難しいでしょう。そんなときには、ベビー布団で代用することができます。ベッドに比べると値段も安く、場所も取りません。自宅で使用しなくなった後も、保育園などで必要な場合があるので、活用できます。メリットが多いベビー布団ですが、自宅でペットを飼っている、ほこりが舞い上がるのが気になる時にはベッドの方がメリットがある時もあります。また、ベビー布団やベビーベッドを購入しても結局、夜はママと同じ布団、昼間はバウンサーで寝かしているという方もいるので、環境など、必要に応じて揃えましょう。

産院の帰りや、お出かけに必須!

チャイルドシート

チャイルドシートは赤ちゃんが少し成長してから選ぼうと思っていませんか?たとえ乳幼児でも車に乗車する際は特殊なケースを除けば、着用が義務づけられています。そのため、産院から退院するためのちょっとした移動もチャイルドシートに乗せる必要があるのです。大切な赤ちゃんの体を守ってくれるものでもあるので、車に乗せる予定がある場合は、出産前にそろえておきましょう。チャイルドシートには、大きく分けて回転式と固定式があります。価格や使いやすさ、車のサイズなど、家庭ごとい合うものを選びましょう。タイプによっては使用可能月齢も違ってくるので、しっかり確認してから購入してください。

抱っこ紐

お出掛けや寝かしつけ、あやす際にも大活躍の抱っこ紐、一昔前のように背中におんぶするタイプよりもママの前に対面して抱くタイプが主流です。また、ほとんどの抱っこ紐は数種類の抱き方に対応しているので、新生児から2歳くらいまで使用できます。さらに最近では、新生児期から使用できるスリングなどもあり、選択の幅が広がっています。

新生児期に使用する場合は腰や首に負担がかからず、安定して抱っこできるものを選びましょう。また、重さなど抱っこする側が長い時間負担なく使用できるという点も大切です。

ベビーカー

ベビーカーにには大きく分けてA型ベビーカーとB型ベビーカーがあります。A型ベビーかーは一般的に1か月から、B型ベビーカーは7か月くらいから使用することができます。そのため、出産準備の段階で購入するならA型ベビーカーの中から選んでください。A型の中にもさまざまなタイプがあり、ライフスタイルや使用環境によっても選ぶ基準が異なります。また、ショッピングセンターなどは、乳幼児をのせることのできるカートも用意されているので、車での移動が多く、移動は抱っこ紐だけで大丈夫という方は、産後購入を検討してもいいかもしれません。また、B型ベビーカーの方がコンパクトにしまうことができる為、マンションなどの集合住宅で収納場所が限られている方は、ある程度赤ちゃんが成長してからのB型の購入をおすすめします。

必要に応じてそろえよう

  • 円座クッション

会陰切開された方はあると楽に座ることができます。

  • 授乳クッション

小さく生まれた赤ちゃんなどは腕に抱いているよりも安定します。

  • バウンサー

揺れが心地よく、寝付いてくれると人気です。

  • さく乳機

母乳をストックしておきたいときに便利です。

  • おむつ処理器

密閉性が高いので、においが気にならなくなります。

ママの出産準備も忘れずに

産まれてくる赤ちゃんのグッズを揃えたところで満足していませんか。出産時はママの体もいつもとは違います。そのため、入院に必要なもの、退院してから使用するものをピックアップし産前に準備しておきましょう。

赤ちゃんが快適に過ごせる環境を!

赤ちゃんを産むのに、こんなにも準備するものがあるのかと驚きます。赤ちゃんの体はまだまだ未熟なので、しっかりと過ごしやすい環境を整えてあげることが大切です。しかし実際、出産準備は一苦労。そんな時は、通販でも大半の物は購入可能です。赤ちゃん用品も豊富にそろっているので、購入を検討しているの物に関しては通販を利用してみるという方法もあります。しかし、通販といっても初めて購入しようと思っているものは品質に不安が残るという方もいるのではないでしょうか。そんなときの為にも出産前に一度下見をして、現物をチェックしておくと安心です。外出が難しい時など、通販を活用して負担を減らしましょう。