18/05/07 引越しコラム column

妊娠中にお腹が張るのはなんで?原因や対処法は?


妊娠中のお腹の張りの原因は?

妊娠すると「お腹の張り」を経験するお母さんは多いようです。正常な妊娠で、検診でも問題なく赤ちゃんが成長しているようであれば特に気にしすぎる必要はないのですが、初産を迎える人にとっては初めてのことばかりで不安になりますよね。

今回は妊娠中に起こるお腹の張りの原因と、対処法について紹介します。また、病院に行ったほうが良いほどのお腹の張りはどのようなものなのかについても説明していきます。

お腹の張りは妊婦健診の際にもお医者さんから確認をされますが、「お腹の張りが具体的にどんな症状なのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?

お腹の張りを表現する言葉は人によってさまざまなのですが、一般的には「お腹を触るとカチカチになっている」という状態のことを指しています。このお腹の張りのことを専門用語では「子宮収縮」と呼んでいます。子宮は筋肉でできているため、いろいろな要因で筋肉が緊張すると、お腹の張りを感じるのです。

子宮収縮のほかにお腹が張る原因も

お腹の張りを感じる原因として多いのが先ほど説明した子宮の収縮によるものですが、ほかにもいくつか原因が考えられる場合があります。子宮は赤ちゃんができてから、ものすごいスピードで大きくなっていきます。とくに妊娠初期の場合は身体がいままでに経験したことのないスピードで子宮が大きくなっていくため、当然下腹部のあたりに違和感を感じることがあるでしょう。また子宮を覆っている膜のようなものがあり、これも合わせて大きくなっていきます。このような原因で、お腹の張りのような感覚を覚える可能性があるのです。

また、身体表面の皮膚も伸びてくるため、皮膚のつっぱりを感じる妊婦さんもいます。これは妊娠の経過としてはある程度避けられないことですし、胎児の発育上は問題ないものなので、妊娠線を予防するためにクリームを塗るなどしてケアするようにしましょう。

自分で防げるお腹の張りも…

上記の原因以外にも妊娠中のお腹の張りを招いてしまうことがあります。これは自分が意識をすることで防げることもあるので、以下のようなことに思い当たる場合は、できるだけ改善するようにしましょう。

  • 長い時間同じ姿勢でいる
  • 疲れやストレス
  • 性交渉による刺激
  • 便秘やトイレの我慢
  • 身体の冷え

大きな原因は血流が悪くなることと、ホルモンバランスが崩れることが考えられます。立ちっぱなしや座りっぱなしによって身体の血流が阻害されたり、冷え性などで血の巡りが悪くなったりすることでお腹の張りがひどくなることもあります。

また、性交渉でも注意が必要です。精液には子宮を収縮させるはたらきがあるため、妊娠中に性行為をする場合は必ず、コンドームを着用するようにしましょう。

また、安定期に入るとできるだけ歩くなどして、運動するようにいわれている妊婦さんは多いと思いますが、運動の強度には注意しましょう。お腹の張りがでるようであればかならず安静にしてくださいね。

そのほかにも、骨盤ベルトのサイズ調整によってはお腹を締め付けすぎてしまい、結果としてお腹の張りに繋がる可能性もあります。骨盤の矯正は大切なのですが、必ずお腹を圧迫することがないように注意してくださいね。

我慢は禁物!お腹の張りは重大な症状のサインかも

しかし、お腹の張りが長くつづく場合や安静にしても改善されない場合は、なにか妊娠に関連したトラブルが起こっている可能性もあります。決して確率的に高いものではないので、心配のしすぎも良くないですが、お腹の張りのほかに出血などがみられる場合は切迫早産なども考えられるため、一刻も早い検査が必要です。お腹の張りがひどい場合に考えられる症状は後ほどくわしく説明していきますね。

 

お腹の張りが強くなりやすいのはいつ頃?

妊娠中でいちばんお腹の張りが強く感じやすいのは、個人差があるものの妊娠後期と言われています。妊娠後期とは妊娠28週〜40週のあいだを指します。また、妊娠後期には、就寝時など夜間に張りを感じることが多いようですね。胎動が起こる時期でもあるので、胎児が動くことでお腹の圧迫感を感じることも多いようです。

この時期は出産に向けて身体が変化しており、お腹の張り自体も基本的には自然現象ですので特に心配をする必要ありません。しかし、後ほど説明するような高い頻度でお腹の張りが起こる場合や、出血をともなう場合はすぐに産婦人科での診療を受けるようにしましょう。

もちろん、妊娠からくるお腹の張りは病気ではありませんが、状況によっては早産などの兆候を示している可能性もありますので、無理をせずに早く相談することが大切です。

お腹の張りがひどいときはどうすればいい?

お腹の張りがひどい場合はどのような対処法があるのでしょうか?まず妊娠初期から後期にかけてどの期間においても「安静にすること」が仕事だと思って、こまめに休憩するようにしましょう。

いちばん良いのが横になって休むことですが、この際におすすめしたいのが「シムス法」と呼ばれる姿勢です。横向きになり、抱き枕を両脚ではさみ抱き枕にもたれるようにして寝ます。

抱き枕は精神的に落ち着く効果もあるといわれているので、1つは持っておきたいですね。

妊婦さんのための 洗える抱き枕

こんな時は迷わず受診を

基本的にはお腹の張りがあっても安静にしていることで治ることがほとんどですが、お腹の張りが1時間に5回以上の頻度で起こる場合や安静にしていても治らない場合は、かかりつけの産婦人科に連絡をするようにしましょう。

痛みや出血のあるお腹の張りはすぐに産婦人科へ

お腹の張りと同時に強い痛みを感じる場合や、下から出血などがみられる場合はすぐに産婦人科で診察を受けるようにしてください。

痛みを感じる場合は「前駆陣痛」の可能性があります。これは出産が近くなると起こるものなので、心配する必要はありませんが、出血や痛みがひどい場合には要注意です。また出血している場合は常位胎盤早期剥離という症状が起こっている可能性があります。激しい腹痛とお腹が硬くなってしまうのが特徴ですが、これは赤ちゃんがお腹のなかにいるにもかかわらず、胎盤が剥離してしまい、子宮の壁から出血してしまっていることが原因です。一刻を争うものなので、赤ちゃんと自分自身のためにもすぐに救急車を。

切迫早産との関係は?

また、よく疑問に思われるのが「お腹の張りと切迫早産との関係」です。妊娠22週から37週未満で出産してしまうのが早産なのですが、切迫早産はこの一日手前で子宮の収縮が高い頻度で起こることや破水がすでに起こってしまっている状態を指します。

切迫早産の場合は、お腹の張りのほかに、背中の痛みなどが起こることもあるようです。痛みが長く、そして規則的に続く場合はいちどかかりつけのお医者さんに相談をするようにしてください。

 

定期検診で問題がなければ必要以上に心配しすぎないように

妊娠中は感情的にも不安定になりがちですし、初産の場合はちょっとしたお腹の張りにも敏感になってしまいがちです。そのため「自分の子どもはちゃんと育っているのかな?」と不安になってしまう妊婦さんも多いと思います。

しかし、定期検診で問題がなければ、基本的には心配しすぎる必要はありません。心配しすぎによるストレスでかえって心身の状態を崩してしまっては本末転倒です。頼れる産婦人科のお医者さんに、こまめに相談するなどして、できるだけ自分の不安を取り除けると良いですね。