引越しコラム column

お子さんが引っ越し、転校を受け入れるためにママ、パパがすべき大切なこと


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旦那さんの仕事の都合でこれまで住み慣れた土地を離れ、新しい環境へ引っ越しをされる方はとても多いと思います。
特に、小さいお子さんがいらっしゃる方は自分のこと以上に、引っ越しや転校がお子さんに与える影響について不安に思っていたり、仲の良い友達と別れさせてしまう事を考えると、胸がつまる思いになるでしょう。

私自身も小学校一年生の時に引っ越し・転校を経験しました。
今回は、転校を通して子供が感じているリアルな感情、そしてそれを知ってママ、パパができること、してあげてほしいことを自分の体験を交えて、ご紹介したいと思います。

 

小さい子供にとって、引越しとはどんな経験?

小学生低学年での引越しとは、子供にとってどのような感情を経験するものなのでしょうか。

私の引越しは小学校一年生の時で、初めてそのことを知ったのは両親が電話で引越しのことを話しているのをたまたま聞いた時です。
それまでに転校生を迎え入れたことがあったので自分なりになんとなくは理解しました。
ただ、転校生を迎え入れたことはあるものの、今度は自分が転校することになることに対して、幼いながらに新しい友達、学校に対して不安を感じました。

クラスでみんなが私のお別れ会をしてくれたことはとても嬉しかったのですが、あと何日かでこの学校とお別れと考えるととても悲しい気持ちでした。
クラス全員のメッセージの書いてある色紙やお手紙をもらったのですが今でも大事にとってあります。その当時の私の心の支えは、その時にもらった色紙でした。

新しく住む家を見に行った時は、住むのが楽しみでワクワクしていました。
ですがそのワクワクすると同時に、どこかで友達と別れることに対してのさみしさがモヤモヤありました。

 

悲しさは避けられない…ママ、パパが子供にしてあげられること

お子さんが転校を経験するにあたりママ、パパがしてあげて欲しいことは、とても基本的なことのですが、とにかくお子さんの話を聞いてあげる、話をしてあげる、ということです。

小さい子供が友達とのお別れをさみしがったり、悲しい気持ちになるのは当然のことであり、それは引越しをする以上避けられません。

少しでもお子さんが悲しみを消化するために大切なことは、とにかく話をたくさんしてあげることなのです。
まず、お子さんのさみしい思いや不安な気持ちい寄り添い、耳を傾けてあげることです。
親御さんがお子さんの感情を吐き出すのに立ち会ってあげるのです。時間がかかってもいいので、このプロセスを疎かにしないようにしましょう。

さみしい気持ちや不安をうまく消化することで、新しい学校での生活にもすぐに慣れるようになると思います。
今まで仲のよかった友達とお別れすることに関しては、引越しをしてもずっと友達でいられるということをしっかり教えてあげてください。

そして、新しい学校での生活もきっと楽しい、仲の良い友達もきっとできる、という新生活に対してポジティブな言葉をたくさんかけてあげることです。
小さい子供は素直にお母さんお父さんが言うことを信じるものです。

基本的過ぎるお話でしたが、実はお子さんが早く転校を乗り越えるためにこれはとても重要なことです。このプロセスを軽視せず、ママ、パパの言葉で安心させてあげてください。

 

いかがでしたか?

今回は小さいお子さんが引越し・転校するというのはどのような経験なのか、別れや新しい生活を受け入れられるためにお母さん、お父さんがしてあげられること、についてお話しました。
引越し・転校は、幼少期と思春期ではお子さんの感じ方にも違いがあります。小学生低学年の子供は自分の感情を把握できないことが多いため、悲しみや不安な気持ちに寄り添い、すこしでも感情を消化するのを親御さんが手伝ってあげる必要があります。

ご家族みんなではやく新しい生活の場で生き生きとした新生活を始められたらいいですね。