車がなくても不自由なく生活できる大阪の街は?
田舎の方や地方都市に住む人にとって、車は生活に欠かせないものです。
車は一家に一台どころではなく、一人に一台所有している家庭も多くあります。
しかし東京や大阪、名古屋の大都市圏では車がなくても意外と生活できるもの。
逆に駐車場代や維持費、保険料などのお金ばかりかかって、それに見合うだけのメリットが見つからない。
そんなわけで、地方から都会に引っ越してきたら車を手放す人も多いのです。
バスや電車や地下鉄などの公共交通機関が便利ですし、場所によっては自転車や徒歩でいろんな場所にリーチすることもできます。
遠出やアウトドアの際にはレンタカーという手もあるし、緊急の時はタクシーがどこでも拾える。
仮に大きな買い物をしたとしても、今はどこのお店でも数百円で配送してくれますし、何と言ってもこれらの交通網のおかげて、たいていの場所へ車なしで行けます。
大阪にも、電車やバスが多く走り、渋滞などを考えると公共交通機関の方が便利に移動できます。
今回はその中でも、特に車の必要性が低く便利に生活できる街をご紹介します。
JR西日本「福島」駅
実際にこの駅周辺を歩いてみると分かりますが、小さなお店がいくつも立ち並び、悪く言うと「がちゃがちゃ」したイメージのあるエリアです。
しかしフード1つをとってみても、会社帰りのサラリーマンがわいわい飲んでいるような居酒屋から、ランチだけでもいいお値段のするフレンチレストランまで、ジャンル問わずひしめき合っています。
この駅におりてちょっと歩けば何かしらいい感じのお店に着くということで、最近グルメ雑誌などでも「福島周辺」の特集が組まれるくらいなのです。
この街に住もうと思ったら、むしろ車は邪魔なくらいです。
道は狭いですし、駐車場も高いです。
ゆっくりと歩いてみるのが、この街の良さを感じるには一番です。
駅前には、ホテル阪神が大きな存在感をかもしだしています。
少し南に歩くと、テレビ局の朝日放送本社社屋があります。
中之島リバーサイド
出典 http://r.gnavi.co.jp/gwg1sm6e0000/
目の前にある淀川水系「安治川」には流れ、一気に視界が開けた印象になります。
この川沿いにおしゃれなカフェ、バー、レストラン、デザイン性の高い建築物が並び、「中ノ島リバーサイド」として雰囲気の良い通りとなっています。
ライトアップもありますので、夜に歩いてみるのもおすすめです。
国立国際美術館
出典 http://www.jma.co.jp/jp/projects/the-national-museum-of-art-osaka/
川を渡ると、完全地下型の国立国際美術館、世界最高峰といわれるプラネタリウムが見所の大阪市立科学館などがあり、文化的な雰囲気のある町並です。
もちろんこの辺りにも地下鉄や私鉄の駅が網羅されているので、歩くのはちょっとというときでも楽に移動できます。
地下鉄御堂筋線「江坂」駅
江坂は、大阪市都心から地下鉄御堂筋線が伸び、この駅を介して北大阪急行と直通運転する、交通の要衝です。
ですから、どこに行くにも公共交通機関で行くのが便利で、車が必要ありません。
都心からのアクセスの良さのわりに、少しのんびりとした印象のある街で、現在でも僅かではありますがビルやマンションの間に水田や畑が残っているくらいです。
最近住宅地としても人気が高まっています。
駅前には東急ハンズがあり、若者が多く集まる街でもあります。
出典 http://www.kansai-odekake.com/oosaka-park-esaka.html
江坂の住民が自慢に思っているのが、「江坂公園」。
象徴的な木製の遊具、休憩場所やハーブの展示もあります。
この公園はオフィス街にありながら、緑豊かでのんびりとくつろげる、大きな公園です。
桜の頃には、満開の桜で観光客をひきつけます。
イベントなども多く行なわれます。
屋上緑化、雨水利用など環境に配慮した公園で、図書館などの公共サービスも併設されています。
公園遊具側のすぐ近くにはクレヨンハウスというお店があり、1Fではオーガニック食品など、2Fには絵本やおもちゃなどが置いてあります。
まとめ
大阪には、車がなくても便利に生活できる街がたくさんあります。
徒歩、または自転車で住んでいる街をゆっくり散策してみるのも、有意義な休日の過ごし方ですね。
思いがけず、ガイドブックに乗っていない素敵な場所が見つかるかもしれません。