初めての一人暮らしでも安心して住める 治安のいい大阪の街は?
大阪はテレビなどの影響か、関西以外の人々からあまり治安がいいとは思われていないふしがあります。
「ノリがいい、冗談が通じる、明るい、知らない人でも話しかけちゃう」などのイメージが強調され過ぎたのか、いつのまにか「ガラが悪い」という印象につながってしまったのは悲しいことですね。
しかし大阪にも、治安のいい街はもちろんあります!
夜に危ない繁華街などを歩かなければ、ガラの悪い人に絡まれるなんてことはめったにありません。
それは全国のどの都市でも同じことで、最低限の防犯や身を守る知識を持っていればトラブルを避けることができます。
大阪の中でも、初めての一人暮らしでも安心して住める街をご紹介します。
阪急電鉄箕面線「箕面」駅
箕面(みのお)市は、大阪府北部の兵庫県に近いところに位置する市です。
大阪の人でも、「箕面って兵庫県だっけ?」と勘違いしている人もいるくらいです。
大阪市より北部は「北摂」と呼ばれ治安が良いというイメージがありますが、箕面市もその北摂の市です。
中部・北部は山地が広がっていますので、住民のほとんどが南部の住宅街に住んでいます。
大阪府のベッドタウンとしても、高級住宅街としても昔から発展していました。
それに加えて近年では、茨木市とまたがる「国際文化公園都市」愛称は「彩都」というニュータウンの開発が行なわれ、近代的な都市づくりのお手本のような街がひろがっています。
このニュータウンは大阪市など近隣の大都市のベッドタウンとしての役割だけではなく、その都市内部に働く場所としての研究機関や関連企業、大学を備えることを目標として、今でも開発が行なわれています。
箕面市の観光資源としては「箕面の滝」が有名です。
「日本の滝百選」に選ばれるほど、美しい滝で、ニホンザルがたびたび出現することでも話題になりました。
特に紅葉のシーズンは関西全域から人々が多く訪れ、駅から滝までの登り坂は人で溢れかえります。
秋の週末などは駅周辺が大変混雑しますので、住人にとっても覚悟が必要です。
京阪電鉄交野線「交野市」駅
交野(かたの)市は、駅周辺も商業施設があまりなくちょっと不便に感じるかもしれませんが、治安という面ではイチオシです。
市の条例により遊戯施設や風俗営業に規制がかかっていますので、危ない雰囲気のするお店は皆無です。
隣の枚方市や寝屋川市の発展と比べ、まだまだ田畑が残るのんびりとした街です。
京阪とJRが通っていますので、都市に出て用事を済ませようとしても移動時間がかかりません。
駅周辺には、病院・銀行・スーパーなど必要最低限のものはそろっていますが、交野市を移動するには、やはり車を持っていないと不便かもしれません。
職場も遊ぶ場所も別の都市で、純粋に「住む」ということだけ考えると、本当の環境の良いところです。
大阪市内に住んでいる人が交野市に引越しをしたら、アレルギー症状が治ってしまったという話があるくらいです。
しかしこのような環境の良さから近年は人口が増加し、高層マンションも建設されています。
この街もあと何年かたったら、近代化に向かうかもしれません。
JR東海道本線「茨城」駅
茨城(いばらき)駅はたびたび「JR京都線」間の駅だと言われますが、この京都線というのはJR東海道本線の京都駅から大阪駅までの間の区間のことを指す愛称です。実は正式名称ではないのですよ。
そんな「JR京都線」に位置する茨城駅は、大阪にも京都にもアクセスが良いです。
ちなみに茨城市には阪急本線の駅もありますが、JRと阪急の駅は少し離れたところに位置しています。
茨木市は穏やかな地域で、治安はかなり良いです。そのため、最近では子どもがいるファミリーにも人気のあるエリアになってきています。
娯楽施設と言える場所は少ないですが、駅周りが充実している上に商店街もあり、スーパーマーケットなどの生活に必要なものは揃っているので暮らす分には困らないと思われます。
大阪の中では落ち着いたベッドタウンの茨木市ですが、茨木市は広いです。その分、すべての場所で治安がいいわけでなく、ところどころ少し治安が不安な場所もあります。検討されている方は周辺の様子を調査するのをお勧めします。
まとめ
初めての一人暮らしは、いろいろ不安ですね。
転勤などで他の地方から転入される方は特に、「大阪」や「大阪人」にさまざまな先入観を持っておられるかもしれません。
でも最低限の防犯意識と、近隣の住民の方々との挨拶や助け合いが重要だということは、どこの都市に住もうとも同じこと。
せっかく縁があって住む街ですから、街と良い関係を結びたいものですね。
そして「また住みたい。友達にもぜひすすめたい」と思う街になったら最高ですね。