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15/05/13 引越しコラム column

仕事も辞め、彼の赴任先についていく若さゆえの勇気

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主人とは高校生の頃からの付き合いでした。

私は高校卒業後は短期大学に進学し、中学生の頃からの夢だった仕事に就きました。主人は高校卒業後、一浪の末大学に進学。私が20歳で就職し、三年後に主人は就職しました。主人は私のたっての希望で転勤のある会社に就職しました。就職する時点ですでに長年付き合っていましたので、お互い言葉には出さないものの結婚を意識していました。

 

私は地方暮らしに備え運転免許を取得するために教習所に通い、着々と地方移住の準備をしていました。ただ、3年間くらいは遠距離恋愛のつもりでした。主人は入社して2か月間は本社研修の為実家から通っていました。そこでは本社の上司にかわいがっていただき、仕事帰りにお酒をごちそうになることがありました。

ある日、ほろ酔いの状態の主人から夜11時頃電話がかかってきました。突然、「一緒に行くことになったから。週末ご両親に挨拶に行くから、予定聞いておいて。」と言われました。「何言ってるの?酔ってるんでしょ?」と呆れながら言った私ですが、私の母に電話を変ってほしいと言われて母にも報告をしていました。上司と別れてすぐ、駅のホームからの電話でした。上司とは自然と「彼女はいるのか?」という話になり、「地方へ赴任後は休日出勤も多く、遠距離恋愛も大変だろう。長年付き合っているんだし、結婚する気があるのなら最初から連れて行け。」と言われたそうです。

会社としても赴任して一年で結婚となると、せっかく会社名義で借りた住宅を一人暮らし用の部屋から家族住まい用の部屋に借り換えなくてはいけません。敷金・礼金を再度払わないといけないので、「俺が赴任先に話を通すから、最初から家族住まい用の部屋を借りろ。」との指示でした。経費削減という名目の、優しい配慮でした。今もその上司の方には大変お世話になっています。

 

私は一人大騒ぎです。挨拶の場のセッティングもあるし、職場への報告、友達への報告。仕事をやめるにしてもそんな急には辞められません。幸い繁忙期ではなかったので、主人の赴任に遅れること一カ月で退社しましたがそれまでは忙しい毎日でした。職場の先輩には、「そんなに熱い女だったっけ?」と言われました。

確かに、そうです。でも、主人の決断に押されて、若かったこともあり勢いでした。人生何事も勢いなのかもしれません。躊躇していると不安も出てきてしまうし、短期決戦の方が迷いも感じないかもしれません。有給を消化しながら引越の準備と新居の物品購入に奔走しました。あまりに短期決戦だったので、結婚とか入籍とかは地方に引っ越してからゆっくり考えようということにしました。

 

地方に住み始めてからは特にすることもなかったので新居の部屋づくりなど、生活の基盤を整えました。不思議と仕事や自分の家族など、今までの生活に未練もありませんでした。お互いに実家暮らしだったので生活することに忙しかったのと、まったく知らない土地だったので環境に順応することに精一杯でした。冷静に考えるとかなりの無謀さですが、住めば都。その後はちゃんと結婚して、子供二人に恵まれました。今も違う土地ですが地方暮らしを楽しんでいます。

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