18/03/01 引越しコラム column

【解説】避妊の効果も?プラノバール服用時の注意点と副作用とは


プラノバールとは?

プラノバール配合錠(はいごうじょう)という名前を聞いたことがあるでしょうか?頻発月経などをはじめ、さまざまな女性特有の症状に効果が期待できるといわれているホルモン剤です。しかし、まだプラノバールがどんな薬なのかよくわかっておらず「使ってみたいけど副作用がこわい…。」という人も多いのではないでしょうか?

また「避妊の効果があるの?」といった質問もネット上では多く見られます。今回はプラノバールの効果や副作用、避妊への効果を含め、プラノバールの飲み方や入手方法をくわしく解説していきます。

プラノバールは中用量ピルに分類される

 

プラノバールは冒頭でも説明したとおり女性特有の諸症状を緩和するホルモン剤(黄体ホルモンと卵胞ホルモンの組み合わせ)です。一言でいってしまうと中用量ピルとは「低用量ピルよりも女性ホルモンが多く含まれたホルモン剤」です。

低用量ピルとプラノバールとの違いは?

低用量ピルとの違いについてもう少し説明をしますね。低用量ピルはOC(Oral Contraceptives)とも呼ばれています。OCとは経口避妊薬という意味ですね。避妊目的のほか、PMSや生理痛の緩和などにも効果があるといわれているため、産婦人科で処方してもらえます。ほかにも、大事なイベントと生理が重ならないように服用するケースも多いようです。

プラノバールの効果

プラノバールなどの中用量ピルは主に、下記のような症状の緩和に役立つといわれています。

  • 機能性子宮出血
  • 月経困難症
  • 過多月経
  • 子宮内膜症
  • 卵巣機能不全

注意したいのは、プラノバールを服用する目的によって、飲み方が変わるという点です。これについては「プラノバールの飲み方」の章で説明します。

避妊目的としてのプラノバールの効果は?

それでは、プラノバールには避妊の効果はあるのでしょうか?低用量ピルよりも女性ホルモンが多く含まれていると聞くと、なんとなく効果があるのかなと感じますよね。

結論からいうと、プラノバールにはアフターピル(緊急避妊)を目的として使われる場合もあるようです。ただし、製薬会社が避妊としての効能を申請していないため、緊急避妊薬として認可はされていません。ただし、医師が避妊効果も見込んで処方する場合もあるそうです。継続的な服用による避妊、あるいは緊急避妊を目的に服用したい場合かならず医師にその旨を相談するようにしてください。

ちなみに日本で緊急避妊薬として認可されているのはノルレボという薬です。こちらは性行為のあと12時間以内に服用することで妊娠率を0.5%に抑えることができます。

プラノバールは医師の処方箋が必要

プラノバールをはじめとする中用量ピルなどのホルモン剤や、上記で説明した低用量ピルは医師による処方箋が必要です。市販での購入はできません。

個人輸入による通販で購入ができないわけではありませんが、近年問題になっている偽造薬である可能性も否定できません。これに関しては自分で確認する方法がないので、信頼できる医療機関でプラノバールを入手することをおすすめします。女性特有の悩みを解決する薬なので、効果のない偽造薬による予期しない妊娠や症状の悪化などは避けたいですよね。

プラノバールの飲み方

プラノバールの飲み方は自分の解決したい身体の悩みによって変わってきます。かならず産婦人科医の指示に従って、服用するようにしましょう。

  • 機能性子宮出血の場合は通常1日1錠(1週間から10日間までをめどに服用)
  • 月経周期異常などの月経困難症、過多月経、子宮内膜症、卵巣機能不全の改善を目的に服用する場合は1日1錠を月経周期第5日から3週間ほどをめどに服用

プラノバールの効果を最大限に発揮させるために、自分の判断で飲み続けたり、飲むのをやめたりしないようにしてくださいね。

飲み忘れたときに2回分を同時に服用するのは厳禁!

「旅行などでプラノバールを飲み忘れてしまった!」さて、こんなときはどのように再開すればよいのでしょうか?

飲み忘れたのを思い出したタイミングで1錠を飲むようにしてください。飲み忘れてしまったことに気がついたときにすでに次の服用のタイミングが近づいていた場合は、1錠のみを服用し、決して2回分を1回で飲んでしまわないようにしてください。

 

プラノバールの副作用

さて、気になるプラノバールがもつ副作用についてです。最初に、プラノバールは低用量ピルに比べ、女性ホルモンの含まれる量が多いため、副作用が起こる可能性はやや大きくなるといわれています。薬の副作用は個人差が大きいのですが、下記のような症状が副作用でおこることがあるといわれています。

  • 吐き気・嘔吐
  • 食欲の減退
  • 頭痛
  • 乳房痛
  • 身体のむくみ
  • 発疹

また、コンタクトレンズによる視力の調整がうまくいかなくなる、熱感や肩こり、身体の冷えなどの副作用が起こる場合もあるそうです。
まれにですが、副作用として血栓症を引き起こす可能性があるといわれています。
上記はあくまで副作用として報告されている一例です。
プラノバールの使用によって身体の調子がおかしくなったと感じたら、かならず処方してもらった産婦人科で診察を受けてくださいね。

プラノバールと体重アップの関係はある?

「プラノバールを飲み始めると太ってしまう?」という疑問もよくあるそうです。

結論、プラノバールと体重増加の直接の因果関係はないといわれています。しかしながら、女性ホルモンを多く含むプラノバールは食欲を増進させる場合もありますし、身体のむくみが副作用として起こる場合があるといわれているため、結果的に身体が太ったと感じる人がいるのも事実です。

プラノバールを服用する際は無理のない範囲で生活習慣を見直して、適切な負荷をかけて運動をするようにしましょう。

プラノバール服用上の注意は?

プラノバールを服用するあいだに気をつけたいのは「プラノバール服用期間中の喫煙は避ける」ということです。喫煙習慣のある女性にとっては辛いでしょうが、プラノバールを服用すると、重大な副作用である血栓症を起こす可能性が高まると指摘されています。とくに年配の女性ほどプラノバール服用中の喫煙による血栓症のリスクが高まるといわれているので、かならず禁煙をするようにしてくださいね。

また、どの薬を服用する場合もそうですが、すでに服用している薬がある場合は、かならず医師に服用している薬を伝えるようにしてくださいね。

こんな人はプラノバールの服用は慎重に!

プラノバールはすべての女性が気軽に使用できるかというとそうではありません。年齢や特定の病気にかかったことのある人や治療中の人はプラノバールの使用によって身体に悪影響がでる可能性もあるといわれているため、かならず医師に服用が可能なのか相談するようにしてください。

また、成長期で身長が伸びている人にプラノバールを投与するときは、医師の判断が必要になります。妊娠中や授乳中の人をはじめ、肝障害や子宮筋腫の症状がある人は慎重に投与する必要があるので、治療中の病気があれば医師に伝えてください。

プラノバールと食べ合わせが悪いもの

プラノバールと食べ合わせが悪いものも報告されています。プラノバールの服用中は避けるようにしましょう。

    セイヨウオトギリソウ

セイヨウオトギリソウとはセント・ジョーンズ・ワードとも呼ばれており、ヨーロッパなどで自生するハーブの仲間です。通常の食品に含まれていることはあまりなく、ストレスを緩和する目的で販売されているサプリメントに含まれている場合があるので注意してくださいね。
また、プラノバールに添付されている使用上の注意にはとくに明記されているわけではありませんが、飲酒(アルコール)は極力避けるようにしましょう!
基本的に薬を飲む際にアルコールは気をつけたいところですよね。薬が効きすぎたり、効かなくなってしまうのを防ぐためにも、薬とアルコールの同時摂取は避けましょう。

プラノバールのジェネリック医薬品はあるの?

ネット上ではプランバールのジェネリックとうたう薬が紹介されている場合がありますが、現時点ではその安全性や効果を保証するデータは見つかっていません。どうしても安価なものを探したい場合は医師に相談をしてみてください。
プラノバールは女性が悩みがちな症状の多くを緩和してくれるホルモン剤ですが、正しく服用しないと重篤な副作用を起こす可能性もあります。かならず、産婦人科で自分の健康状況や目的を相談した上で処方してもらうようにしましょう。

プラノバール服用時の注意点まとめ

いかがでしたでしょうか。プラノバールを使いたいという女性の目的はさまざまです。目的によって服用のしかたが大きく変わってくるため、あなたがなぜプラノバールを使いたいのかを医師にしっかりと伝えることが大切ですね!場合によってはプラノバールよりもあなたにとって適切な薬を処方してくれるかもしれません。
そして、周りの知り合いが「プラノバールは効くよ!」とおすすめをしてくれたとしても、あなたの身体に同じように効果があるとは限りません。
あくまで医者が処方をする薬だという認識を持って、正しく飲むようにしましょう!
*本記事のプラノバールの効果や飲み方、使用上の注意や副作用はあすか制約株式会社のプラノバール配合錠のくすりのしおりを参考に紹介しております。

http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka.cgi?n=17912
(2014年3月改訂版)

最新の情報と異なる可能性もありますので、かならず医療機関の指示に従い服用するようにしてください。